ニコニコの本格的な投げ銭「ギフト」が導入されましたね。
ギフトの還元率についてはこちら↓
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どうも、ニコニコ動画ではレトロゲーム実況専門の僕です。
ニコ生で投げ銭が導入されたと話題になってますね。
ニコニコではいわゆる投げ銭ではなく、もともとあったニコニ広告という機能が、これももともとあったクリエイター奨励プログラムによって分配される仕組みらしいです。
今日はサービス初日らしくて、僕が見ている来場者数のそこまで多くのないようなレトロゲーム放送でも多くのニコニ広告がついていました。
みればランキング20位とかの生放送ですら、ことごとく、しかもそこそこの金額が投げ銭をされています。
古くからいる放送者では数時間で投げ銭された金額が100万円超えたという人までいました。
それをツイートして、最近オワコン気味のニコ生に配信者を戻すような声かけまでしています。
昨今、投げ銭は様々な生放送サービスに導入されていて、今やあって当然の機能のようになっており、そして軽いバブル状態なのかもしれません。
一部の有名な配信者は一晩でかなりの額を稼ぐとも聞きます。
それがこれまで投げ銭を導入してこなかった大手のニコ生に導入されたということですから、こういう配信者がでてくるのは当然かもしれないです。
すでに投げ銭された放送者は、
「還元率はいくらなんだ?」
「どうやって受け取るんだ?」
と、放送どころではなくなってました。
コメントによると、50%以上の還元率のサービスが多く、それがニコニコにも当てはまるのではないかという話が飛び交っていました。
しかし、待ってください。
それぬか喜びかもしれません。
ニコニコは還元率を公開していないため、還元率に関しては分かりません。
ニコニコのお知らせでは下記のように明記されていました。
本リニューアルにより、放送に入稿されたニコニ広告の消費ポイントに応じて、クリエイター奨励スコアの加算が行われるようになります。
防犯目的等のため、ニコニ広告に直接の換金性を持たせないよう、ニコニ広告の消費ポイントを放送者に「○%還元する」というような直接的な仕様にはなっておらず、ニコニ広告の売り上げの一部を原資に、クリエイター奨励プログラムとして独自の計算式に基づいて加算されます。
ただ調べると、これはふわっちやOPENRECなどの日本国内サービスでも同様です。
(YouTubeなども海外系のサービスでははっきりと明記しているとこもありました)
ふわっちの「よくある質問」より
独自基準のため非公開となります
OPENRECの「よくある質問」より
エール収益は一度収益分配原資としてプールされた後、広告収益と併せて一定のロジックにより、毎月配信者に分配されます。この際、単純に受け取ったエールの○割という形で計算が行われるわけではなく、エール獲得ランキングや視聴者数ランキングなどの一定の係数を掛け合わせて最終的な分配金額が決定されています。
ちなみになんでこんなややこしい話しているのか?っていうのは下記の記事が詳しかったです。
こういうわけなので、たしかにニコニコも他のサービスと同等の還元率である可能性はあります。
しかし注意しないといけないのは下記です。
同じくニコニコのお知らせには下記のようにありました。
この際、キャンペーンなどで配布された無料ポイントや割引分を除いた「消費ポイント(実際にニコニコポイントなどを通じて課金された額)」に基づいて計算が行われるため、見た目の「投入ポイント」と計算結果が比例しない可能性があります。あらかじめご了承ください。
そうなのです。
ニコニコではニコニ広告に使える大量の無料ポイントがバラまかれています。
しかもソシャゲのような毎日無料ガチャが存在し、そこで無料ポイントチケットというのが当たるのです。
そしてこれは誰でも毎日引けるのです。
僕もたまにやってますが、下記のようなキャンペーンが一年中やってます。
福引をまわすと・・
変なおっさんがたくさん出てきて・・・
福引がまわり・・・
さらに大量の変なおっさんとともにポイントチケットが貰えます。
僕はワンクリックで300ポイントを入手しました。
そして、さらにこのニコニ広告機能を一定額利用すると、また同じような福引でポイントチケットが返ってくるのです。
恐ろしいことに、この福引はポイントチケットを使ったときでも回ります。
つまり、無料で手に入れたポイントチケットでニコニ広告を利用して、また返ってきたポイントでニコニ広告を利用して・・・という繰り返しが可能なのです。
これを知っていると、今投げ銭されている放送の大半が、無料ポイントチケットによって投げ銭されたものだということが推測できます。
よく説明を読むと、それは各所で書かれています。
このニコニ広告機能を利用するページにも「消費ポイントに応じたクリエイター奨励スコアが放送者に加算されます」と明確に書かれており、無料のポイントチケットを使って300ポイントを広告しようとしても設定時には消費ポイントが0ポイントであることが分かります。
無料ポイントチケットを利用している側は、勘違いなのか、それともわざと煽っているのか分かりませんが、ちょっと読めばそれが投げ銭になっていないことが分かります。
そして、今のニコ二広告の仕組みでは、ニコニ広告をした側しかこの「消費ポイント」がいくらになっているかわからないのです。
ニコニコは下記のように考えているはずです。
ニコニ広告はあくまで動画や生放送をユーザーが広告する機能であり投げ銭的な機能ではない。
ただ、ニコニコが儲かってしまった分の一部分は元からあったクリエイター奨励のしくみで還元するよ!
現にニコニコは今回の機能をどこでも「投げ銭」とは呼んでいません。
僕的には、放送者がこれを理解してしまえば、とても気軽に投げ銭気分が味わえる
投げ銭ごっこ機能としてはアリかな
と思ったりしています。
コメントとは少し違う新たな遊び方になっていそうです。
またここまで開発をしているわけですから、ニコニコ的にもこれが売上につながる見込みがあるとは思っているわけで、多少なりとそれがユーザーに還元されることにもなるのだろうと思います。
そしてニコニコはこのニコニ広告とは別に、明確に「投げ銭機能を導入する予定がある」と言っています。
まあ、いったんはこの投げ銭ごっこを楽しみつつ、その本当の投げ銭を待ってみても良いのではないでしょうかね。
もちろん僕は、そもそも投げ銭とかしません。
本当にモチベーションが分かりません。