そうめんの揖保乃糸って等級が7ランクもあります。
一番良く食べてる「上級品」は実は下から2番目というランクでした。
「上級とは?」って感じですね。
どうも、そうめん好きの僕です。
そうめんって美味しいし調理も簡単なので重宝しますよね。
僕は夏とか冬とか関係なくよく食べます。
そして、なぜかそうめんといえば揖保乃糸(いぼのいと)ですよね。
そうめんって100円くらいの安いやつもありますが、スーパーのそうめんコーナーに行くとなぜか揖保乃糸を買わないといけないという圧力すら感じます。
もちろん100円のそうめんより揖保乃糸のほうが美味しいですよ。
茹で方でも大分変わりますが、コシとか弾力とかが違います。(多分
でも実は揖保乃糸にも種類(等級)あるのです。
まぁご存知だからこのブログ記事にたどり着いたのですよね(すみません。
本日はこの揖保乃糸を食べ比べてみたのでせっかくなのでまとめておきます。
揖保乃糸のランク、三神、特級、縒つむぎ(よりつむぎ)、播州小麦、熟成麺、上級、太づくりの7等級を比較
さて、皆さんもよく食べる揖保乃糸ってコレですよね?
だいたいスーパーで300円ちょいで売られているやつです。
これは「上級品」と呼ばれる揖保乃糸です。
揖保乃糸は等級ごとに帯の色が異なっており、上級品は赤帯を巻いています。
伝統製法を活かし製品になるまで熟成と延ばしを繰り返し11工程を経て造りあげられていて、全生産量のおよそ80%を占めるのがこの赤帯だそうです。
しかし上級品だから上位ランクの揖保乃糸なのかなとは思いきや、実はこれの上に「特級品」というのもあります。
あまり見かけることないですが、スーパーで購入すると600円くらいですね。
だいたい上級品(赤帯)の2倍します。
こちら帯は黒帯です。
上質の原料小麦粉を使用して、一番寒い時期(12月〜翌年2月)につくられる絶品で、製造は組合が選抜指定した熟練製造者に限定されているそうです。
こちらは贈答品用としてもよく使われるようです。
では、この特級品が最上位かと思いつつ、実はその上に「三神」というのがあります。
これが揖保乃糸の最高級品。もう完全に贈答品用ですね。
こちらも上質の原料小麦粉を使用し、組合が選抜指定した数軒の熟練した製造者にしかつくれないため、製造量は「揖保乃糸」全体のごく僅かだそうです。
と、それ以外にもありまして、合計で7ランクほどあります。
いつも食べてる上級品は下から2番目の等級なんですよ。これにはびっくりです。
(左から順に高級品)
これらの等級は小麦粉の質や原材料、めんの細さ、製造時期などの違いでつけられているそうです。
めんは細いほど高級で、製造時期は寒い時期に限定されるほど高級になります。
比較してみると一番低いランクの太づくりはそうめんといいつつ最大1.50mmありますね。
細くすると良い歯切れが再現できないからか太めになっているようです。
全国乾麺協同組合連合会によると、そうめんは1.3mm未満と定義されているようなので、これはもうほぼひやむぎですわ。
うどん | 長径1.7mm以上 |
---|---|
きしめん | 幅4.5mm以上 厚さ2.0mm未満 |
ひやむぎ | 長径1.3mm以上 1.7mm未満 |
そうめん | 長径 1.3mm未満 |
ほぼひやむぎの太づくりを覗いたら最底辺のランクが「上級」なのは若干納得が行かない部分もありますが、まぁ質の悪いものは揖保乃糸になれないっていう理解で納得しました。
さて、これらの中でももっとも流通量が多く自宅用としてスーパーでも購入できるのは「上級品(赤帯)」と「特級品(黒帯)」なので、この2種類を食べ比べてみます。
【口コミ】揖保乃糸、上級品(赤帯)と特級品(黒帯)の違いはどこ?美味しいゆで時間は?価格の違いは?
というわけで、天ぷらを揚げたりして美味しくそうめんを食べる準備を整えました。
今回食べ比べるのはこちらの2種類です。
300円くらいの上級品(赤帯)と600円くらいの特級品(黒帯)。
やはり自宅用パッケージでも特級品のほうが高級そうにみえますね。
特級品に「寒製」と表示がありますが、これは前述の冬に製造していることを指しています。
裏面は調理方法も含めて全く同じですね。
最大0.2mm程度太さも違うはずですが、湯で時間も同じで良いみたいです。
ちょっとびっくりしたのが茹でたあとの重さや食塩相当量が違うことですね。
塩水ではなくお湯で茹でているだけなのに、なぜ食塩相当量が増えるのでしょう?
まぁとはいえ誤差の範囲の違いですね。
では、まず赤帯の上級品から茹でていきます。
パッケージの調理方法では1分半〜2分となっていますが、僕は1分半くらいであげます。
茹で上がったそうめんがこちら。
やっぱりすごいしっかりしてますね。プリプリです。
茹でた後に水道水で洗って粗熱をとって、その後冷たいミネラルウォーターで冷やします。
夏に食べるなら冷やすのに水道水だと温すぎるんですよね。
茹でたそうめんを氷水にいれたまま食べる人もいるみたいですが、麺は水を吸ってしまうので僕は水を切って食べる派です。
天ぷらも揚げましたけど、もちろん食べ比べは天ぷら無しで食べます。
少し悩みましたが刻んだネギは入れることにしました。
めんつゆは揚出し豆腐作ったときにもご紹介したこちら
にんべんのつゆの素です。
安いめんつゆと比較するとワンランク上の風味があります(って祖母が言ってました
では、試食です。
ツルツルッ
ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾ
んまぁい・・・
これは美味しい。
食べ比べようと思って味わって食べてることもありますが、ひときわ美味しく感じました。
でもこっち低ランクの「上級品」のほうなんですよね・・・
つまり「特級品」はこれより美味しいわけです。
それ大丈夫?美味しすぎない?
というわけで、めちゃくちゃワクワクしてきました。
こちら黒帯の特級品となります。
茹であがったのがコチラです。
湯で時間から冷やし方まで全く同じように作りました。
麺の細さはどうでしょう・・・
うーん、肉眼では最大で0.2mmの違いはなかなか分かりません。
ただ心なしか麺に透明感がある気がします。
これは細さゆえの透明感なのでしょうか?
では、早速食べていきましょう。
ツルツルッ
ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾ
・・・
ツルツルッ
ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾ
んまぁい・・・
うん、これも美味しい。
しかし・・・
上級品よりも美味しいかというと分からん
いずれもプリプリだし、食べてもその細さの違いとかは分かりません。
これは特級品が期待はずれなのではなく、単純に上級品も美味しすぎるんです。
僕の舌が理解できる「そうめんの美味しさ」のマックス値まで上級品の時点で達してしまっているので、これ以上うまいという判定は難しいのかもしれません。
結論:揖保乃糸は赤帯も黒帯も美味しい
以上でした。すみません。