今回は最近僕がよく買っている蕎麦「きねうち麺」を紹介させてください。
蕎麦粉100%のコシの強い生蕎麦なのに、常温で90日も保存できるという革新的な市販の蕎麦なのです。
どうも、こう見えて蕎麦好きのぼくです。
サクッとGoogleフォトを見ましたが、ここ1ヶ月でもまぁまぁ蕎麦食べてました。
特にお気に入りのお店があるわけじゃないですが、出先で食べログ検索して評価高いところを狙って行くようにしています。(そして天ざるを食べます
基本は質より量、B級グルメ好きの僕ですが、蕎麦に関しては立ち食い蕎麦とかではなくちゃんとした蕎麦屋で食べることが多いです。
蕎麦は美味しいのと美味しくないのがハッキリしますからね。
しかし流石に自宅で蕎麦打ちするほどマニアックではありません。
自宅で蕎麦打ちといえば大人な趣味の代表格ですが、それなりに時間とお金を持て余してないとできない趣味と言えるでしょう。
そういえば、最近では簡単に自宅で蕎麦打ちできるオモチャまであると聞きますが。
でもこういうのは一度使ってキッチンの奥底に眠るのを知ってるので買いません。
流行りの派手な「流しそうめん器」とか欲しいですけど、あと処理とか考えたら定期的に使おうとは絶対にならないですからね。
蕎麦打ちなんて食べるのなんて一瞬で、それ以外のコストが高すぎるんです。
と、いっても自宅でも蕎麦を食べたくなることはあるので、そういう時は市販されてるような蕎麦を茹でて食べます。
まぁ、大体の人がそうですよね。
ちなみに皆さんはどんな蕎麦を買ってますか?
スーパーで買うならだいたい4択ですかね。
- 乾麺の蕎麦
- 生蕎麦
- 茹でてある蕎麦
- 冷凍の蕎麦
どれも一長一短がありますね。
まずは市販の蕎麦の違いをおさらいしていきます。
スーパーの蕎麦と完全比較!乾麺、生蕎麦、冷凍蕎麦、美味しいのはどれ!?
さて、スーパーで市販されている蕎麦で、1番よく見かけるのがこの手のやつですね、乾麺の蕎麦。
乾麺は安いし賞味期限も長く常温保存もできますが
やはり食感が落ちます。
(この比較では食感や香りは味にまとめてます)
乾麺の場合、二八蕎麦でも十割蕎麦でも蕎麦特有のコシがありません。
立ち食い蕎麦風に温かい蕎麦で食べるならまぁアリですが、冷やしで美味しい乾麺の蕎麦を僕は知りません。
また比較的茹で時間が長いのもデメリットですね。
で、乾麺でないなら生蕎麦という話になります。
生蕎麦も物よってはスーパーでも売ってますよね。
お店で食べる打ち立ての蕎麦とは比較にならないですが、乾麺と比較したら全然美味しく、コシや香りも乾麺のそれとは別物です。
ただ、その分価格も上がりますし、
冷蔵保存でも日持ちしません。
スーパーで販売しているものでも1週間保つかどうかというところで、常備しておいて食べたい時に食べるみたいな使い方ができません。
また、家で茹でても美味しくできるからか比較的小麦粉の量が多いものが多いですね。
スーパーで冷蔵販売している蕎麦といえば、もうひとつ茹でてある蕎麦を見かけますね。
これは価格も控えめで、またそもそも茹でてあるので茹で時間が短くサクッと食べたい時には良いかもしれませんが、
美味しくないうえに賞味期限も短いです。
茹で時間の短さと引き換えに、乾麺と生蕎麦の悪いところどりみたいになってます。
スーパーで販売している蕎麦で、味がよく賞味期限も長いとなると、やはり冷凍の蕎麦でしょう。
これまでの蕎麦のデメリットをほぼ解決しています。
コシのある蕎麦を長期間保存できます。
しかし一点だけ大きなデメリットがあります。
このご時世に不足しがちな、
冷凍庫のスペースをかなり占領します。
つまり賞味期限が長くても保存しておきづらいのです。
すぐ食べるなら生蕎麦で良いわけで、結果的に選択肢から外れてしまうのですよね。
このように、よくスーパーで売られている蕎麦はどれも一長一短なんです。
さて、今回僕が紹介したい「きねうち麺」の蕎麦は、これらの弱点をバランスよく克服しています。
我ながら怪しい紹介文句ですが広告案件とかではないのでご安心ください(╯⊙ ⊱⊙╰ )
テレビショッピングでも見る気分で読んでください。
きねうち麺は蕎麦粉100%の十割蕎麦!なのに常温保存可能で賞味期限90日
はじめに、このきねうち麺のステータスを見てみましょう。
コチラです。ドドドン!
ケロッグ コーンフロスティを超えるバランス良いチャートになりました。
攻めても守ってもスキがなく、三国志で例えるなら関羽雲長みたいな蕎麦ですね(わかる人だけわかればいい
で、この評価につながっているのは、きねうち麺の蕎麦がもつ下記の特徴にあります。
- 蕎麦粉100%
- 常温保存可能
- 賞味期限90日
まずポイントは蕎麦粉100%、つまり十割蕎麦であることです。
蕎麦は一般的に蕎麦粉と小麦粉を混ぜて作るというのは皆さんご存知の通りです。
お蕎麦屋さんで多いのは二八蕎麦だそうですが、これは蕎麦粉8割に対して小麦粉が2割の割合です。
前提知識として、安価な蕎麦は小麦粉の割合の方が高いことが多いです。
蕎麦粉より小麦粉の方が原価が安いんですよね。
例として、ネットでは「安くてまずい」でお馴染みのイオンのトップバリュー(黄色)ブランドの蕎麦(乾麺)を見てみましょう。
イオン トップバリュー
香りとのどごし そば
税込200円/400g
物価上昇中であることでお馴染みのご時世ですが、それでも400gで200円という安さはイオンの企業努力の賜物でしょう。
こちらの蕎麦粉の割合は不明ですが、原材料の表記が小麦粉から始まっています。
これは、蕎麦粉よりも小麦粉の割合が多いことを表しています。
逆にテレビで「美味しい」と取り上げられた結果、Amazonで高値で取引されてしまっているこちらの蕎麦(乾麺)はどうでしょうか?
星野物産
信州田舎そば 小諸七兵衛
税込333円/340g
量はトップバリューより60g少ないですが価格(定価)は130円高いです。
スーパーだともう少し安く売ってるかもしれませんがいずれにしてもイオンのトップバリューよりも高価であることは間違いありません。
こちらも蕎麦粉の割合は不明ですが、原材料を見ると蕎麦粉が先に来ています。
これは蕎麦粉の割合が小麦粉より多いことを表しています。
このように蕎麦粉の割合が多い方が高価だが美味しいと言うのが一般的な評価なのでしょう。
お蕎麦屋さんでも価格重視となる立ち食い蕎麦屋は蕎麦粉の割合が高くない場合が多いです。
例えば富士そばの蕎麦粉の割合は4割で、残り6割は小麦粉らしいですね。
余談ですが、富士そばが「おそばを食べても太らない」ということを謳っているのは気になります。
お蕎麦は確かにヘルシーと聞きますが、富士そばの蕎麦は6割が小麦粉です。
小麦粉はグルテンの影響とかもあってダイエットの際には目の敵にされてることでお馴染みですからね。
「太らない」は景品表示法的に大丈夫なのか心配になります。
さて話を戻して、このきねうち麺は、
蕎麦粉100%の十割蕎麦です。
つなぎが一切入っておらず、小麦粉0なのでグルテンフリーってヤツなのです。
つまり小麦粉割合の高い蕎麦よりは間違いなくヘルシーですね。
そして僕が注目したいのは味です。
実はさきほど「蕎麦粉の割合が多いほど美味しい」みたいな話をしましたが、十割蕎麦は好き嫌いが分かれるようです。
前述したように蕎麦屋は二八蕎麦が多いわけですが、それはこの割合が人気だからです。
ツルツルした食感と風味のバランスがよくて好まれるみたいですね。
実は十割蕎麦はつなぎが無い分どうしてもザラザラ、ボソボソとしてコシが少ないのです。
と、まぁこんなこと言ったら美味しんぼの山岡に「それは本当の十割蕎麦を食べてないんだよ」とか小馬鹿にされます。
おそらく熟練した蕎麦職人により、
- 挽きたて
- 打ち立て
- 茹でたて
で提供される十割蕎麦は香りはもちろんコシがあり食感も良いらしいんです。
かなり条件は厳しいですが、本当の十割蕎麦は美味しいはずなわけです。
さて、では今回のきねうち麺はどうなのでしょうか?
常温で長期間保存される十割蕎麦です。
「挽きたて」でも「打ち立て」でもありません。
これは自然と味への期待度が下がりますし、多少美味しくなくても妥協ができちゃうんです。
では、実際にどうなのか調理していきましょう。
【口コミ】おいしい!評判どおりの強いコシ!きねうち麺のお得な買い方は?短い賞味期限にご注意!
さて、きねうち麺の購入方法は色々ありますが、今回僕はAmazonで買いました。
きねうち麺を製造しているサンサス商事の公式サイトでも販売していますが、こちらは36パック入りです。
価格は5,979円、1パック166円と考えると高くはないですが、自宅で食べるお蕎麦を買うのに約6000円と言われるとちょっとインパクトあります。
なにより賞味期限が90日あるとはいえ36パックだと3日1回蕎麦を食べても余ってしまいます。
対してAmazonや楽天などではもっと小分けにして売っている店舗があります。
1パックの価格は公式サイトの166円より高くなりますがお手軽な個数で販売してくれています。
ちなみに僕は12パック2200円で購入しているので、1パックは183円でした。
実は公式サイトよりも安く売ってる場合もありますが、こういう店舗はお気をつけてください。
よくよく注意書きを見ると、賞味期限まで10日間程度の商品が届く場合があると明記されています。
そして賞味期限の表記が本来の90日ではなく、なぜか60日となっています。
これは見切り品を安く販売しているんだと思います。
注意書きまでちゃんと読んで購入する人は多くないでしょうから、うっかり買って賞味期限まで10日とかだったらクレームもんですけどね。
なので僕は少し割高でも見切り品ではなさそうな店舗で購入したわけです。
そして届いた商品がこちら。
常温保存できるので、普通にこれがダンボールに入って届きます。
これがきねうち麺の十割蕎麦です。
あれ、蕎麦粉100%ですが成分表示をみると思ったより炭水化物が多いですね。
この一袋150gの炭水化物量はお茶碗一杯のご飯より多いということになります。
でも原材料を見るとちゃんと蕎麦粉のみで小麦粉は含まれていません。
どうも蕎麦がヘルシーと言われる理由は炭水化物が少ないからではなく、蕎麦粉の炭水化物は「GI値」が低いからということらしいです。
俗に太りづらい炭水化物と言われているんだとか。
なお原材料にある酒精というのはアルコールのことで、保存料として含まれているようです。
お酒なので体に害はなく、また体感として味や匂いが残ってしまうこともありません。
酒精は茹でるときに蒸発してしまうそうです。
ただ「アルコールアレルギーの方はご留意ください」と注意書きがあったので、そういう体質の方は気をつけてください。
気になる賞味期限は12月27日でした。
購入したのが10月7日なので、賞味期限切れまでに81日あるということになります。
最大90日の賞味期限と考えると、ちゃんと新しいものが届いたなという感じで良心的でした。
中身はこんな感じ。
なんか食品サンプル感があります…
生蕎麦とは書いてありますが、やはり生蕎麦のそれとは違うナニカですね。
茹でたら美味しそうになるでしょうか?
2分ほど茹でた状態がこちら。
…うーん、なんだろう。
見ただけで美味しそうという雰囲気ではありません。
というか、どうですか。
この茹でても残る食品サンプル感。
美味しそうな蕎麦は、見ただけで分かります。
これは、僕がお気に入りの鎌倉にあるこ寿々というお蕎麦屋さんの蕎麦ですが、ザルに乗ってるだけでも美味しそうに見えます。
僕がよく注文するこ寿々のたぬきそばはこんな感じ。
もう視覚だけで美味しい。
初めてここの蕎麦を食べた時はおかわりして2つ食べてしまいました。別に安い蕎麦ではないですが我慢できなかったです。
そういうわけで僕もきねうち麺の蕎麦にこだわりの天かすと山菜をのせて、たぬきそばにしてみました。
では、いただきます。
ズルズルッ・・・
・・・えっ?
ツルッとしていてコシがあります。
これは思っていたより全然おいしい。
賞味期限の長さと見た目でハードルが下がっていたとはいえ、自宅で食べる蕎麦としては全然良いです。
なによりこの強いコシは素晴らしい。
ただ硬いわけではなく適度な弾力があります。
香りはいわゆる生蕎麦には負けますが、コシや食感は生蕎麦に迫るナニカを感じられます。
しかも温かくして食べても麺があまり伸びることなく美味しいじゃないですか!
きねうち麺、これは謎の技術ですわ。
これで常温で90日保存することができるのですから、買い置きしておきたい一品でした。
我が家の常備蕎麦はこれに決まりました。
よかったらお試しくださいませ。
蕎麦好きの皆様の反論コメントもお待ちしてます。