どうも、つい先日ユニバーサルスタジオジャパンに行ってきた僕です。
まぁ酷い混みようでした。
人気アトラクションのみならず、レストランも2時間待ちですし、それどころかワゴンで1000円もするターキーレッグですら1時間待ちでした。
「そしたら一度パークから出て食事してきたら良いんじゃない?」って思いますよね。
でも無理なんです…
ユニバって再入場できないんです。
どんなに混雑していても、どんなに価格が高くても、ワンデー(1日券)のスタジオパスで入場した客はパーク内で食べるしか選択肢がないのです。
年間パス以外の入場券では、再入場はできません
公式サイト「よくある質問」より
しかし今回、とあることが分かりました。
再入場できないルールは嘘でした。
僕は実際にいとも簡単に途中退場して、当たり前のように再入場できました。
その一部始終を記事にしておきます。
この記事で紹介する再入場の方法について
- 年間パスを持っている必要はありません
- 裏ワザ、攻略法と言われるようなテクニックは必要ありません
- クルーに嘘をつく必要はもちろんありません
- オフィシャルホテルへの宿泊などの特別な条件はありません
混雑しすぎのユニバーサルスタジオジャパン!安いし空いてるシティウォークのレストランで食事したい!
さて、初めにちょっとユニバのネガティブな話をしちゃうんですけども。
こういう話をするとファンの方からは、
「テーマパークは混雑していて当たり前」
「お前が遊び方が分かっていないだけだろ」
というような批判をいただきます。
なので、先に言っておきたい。
たしかに僕は本当のオタ(敬称)の方々と比べれば にわか かもしれないですが、それでも人並み以上にはテーマパークには行き慣れてます。
例えば、ディズニーリゾートに関しては毎週のように家族で行ってました。
もう過去形なわけですが、ディズニーのいわゆる年パサーを20代から10年ほどしてた経験があります。
なので、多少の混雑は慣れてます。
それでも、その日のユニバはやはりひどい混みようだったと言わざるを得ないのです。
なんでもないような通路でも前に進むことができないレベルですからね。
ユニバのオフィシャルホテル(10,000円〜/1泊)をチェックする
韓国でおきたハロウィンの痛ましい事故が記憶に新しいですが、それを彷彿とさせる状況でした。
少なくともソーシャルディスタンスが云々とか考えられる状況ではありませんし、実際に前に進めず諦めて別のルートを探したりもしました。
はっきり言って僕にはどう考えてもパークのキャパシティをオーバーしてるとしか思えませんでした。
一応アトラクションは楽しめましたよ。
マリオのいるスーパー・ニンテンドー・ワールドにも入れました。
でも、それは課金してたからです。
妻が何万円もするユニバーサル・エクスプレス・パスを購入してくれていたからです。
これがないと主要なアトラクションは3時間待ち、ニンテンドーワールドに関してはそのエリアに入ることすらできません。
なお、このエクスプレスパスは混雑具合によって価格が変わります。
いわゆるダイナミックプライシングってやつです。
13アトラクション乗れる「プレミアム」だと混雑時は4万円オーバーと脅威の価格です。
これで入場に必要なスタジオパス8400円〜は含まれいないんですからヤバいですよ。
またディズニーに慣れた僕的には、全てのおみやげもかなり高価な設定にみえます。
このマリオの帽子、いくらか分かります?
3700円ですよ。
ディズニー感覚だともう1000円は安いです。
参考程度にディズニーパーク内で販売しているモンスターズインクの被り物の定価がこちらです。
と、いうように繁忙期のユニバで満足に楽しもうと思ったら、混雑に慣れていることはもちろん、次の日から朝晩を塩飯で過ごす覚悟で散財しながら遊ぶ必要があります。
もちろん僕はお金に余裕があるわけもなく、ディズニーの年パスも「家族が毎週土日に定額で遊べる方法」という認識で購入していたタイプなので、この事あるごとに課金を迫られるユニバは辛いです。
そんな僕ですが、実は一時期ユニバーサルスタジオジャパンの年パスも持ってたことがありました。
年パス購入の理由はいくつかあります。
ひとつはディズニーと比較して年パスが圧倒的に手を出しやすかったからです。
当時ディズニーの年パスは両パークで10万円くらいでしたがユニバは2万円くらいでした。
東京在住ですが、大阪旅行を2回したら元が取れる計算でした。
しかし、もうひとつ…
ユニバの年間パスには大きなメリットがあったのです。
それが、冒頭のこのルールです。
年間パス以外の入場券では、再入場はできません
つまり年間パスは再入場できるのです。
あれ、対したメリットでもないような気がしますか?
でも実際はこれは大きなメリットなのです。
前述のとおりユニバではパーク内に入っても都度都度けっこうな高額課金を求められます。
そして、それはレストランでも同じです。
天丼が3700円!
パスタが2700円!
チキンサンドでも1650円!
ちなみにディズニーならパーク内でも同じようなメニューが3割以上は安く食べられます。
比較的高めの価格設定であるディズニーランドの和食屋「北斎」の天麩羅御膳は2180円。
ディズニーシーのリーズナブルなイタリアンレストラン「ザンビーニ」のパスタは750円。
セットにしても2000円しません。
ディズニーランド、フック船長の名前のついた「キャプテンブックスギャレー」のピザはセットでも870円。
これ結構大きめにカットされてるピザなのでボリュームもあります。
ディズニーも食事は高いだろって思ってる人もいるかと思いますが、このようにちゃんと安くて人が沢山入れるカジュアルなレストランがあるのです。
しかしユニバはどうでしょう…
2時間並んだ上に通常の倍以上の価格設定のレストランで食べるしか選択肢がないのです。
「外出られないから高くても混んでてもここで食うしかないだろ?」
と、嘲笑うUSJ経営陣の顔が浮かびます。
これはまぁまぁ屈辱的ですよ。
それはまるで地下の強制労働施設に閉じ込められたカイジの気分です。
なおユニバの外には、ユニバーサルシティウォーク大阪というショッピング施設があり、そこには多くのレストランが並んでいます。
ユニバのチキンサンドと同じ価格で串カツ食べ放題が楽しめますし、
大阪らしくたこ焼き店も沢山ありますし、
若者的にはコスパ最強のサイゼリヤもあります。
ユニバのオフィシャルホテル(10,000円〜/1泊)をチェックする
ちなみにディズニーパークからディズニーリゾートのショッピング施設であるイクスピアリまでは気軽に食事に行ける距離ではありません。
ランドからも徒歩15分はかかりますし、シーからはリゾートライン(モノレール)を利用する必要があります。
しかし、このユニバーサルシティウォークはユニバの目の前なのです。
2時間並んで2700円のパスタを食べさせられる世界のわずか徒歩5分のところに400円でパスタを食べられる世界があるのです。
これはもう一度外出たいでしょ?
だから再入場できる年間パスは魅力的なんです。
しかし、今回僕はワンデー(1日券)のスタジオパスで入場していました。
つまり公式サイトによると再入場できないわけです。
なので僕は、普通に外に出るのを諦めていました。
いくら理不尽でもルールはルールですからね。
しかし繰り返します。そのルールは嘘でした。
ワンデーのスタジオパスでも途中退場、再入場は可能だったのです。
ワンデーのスタジオパスだと再入場を断られた?途中退場のハンドスタンプは消えるの?
さて、僕が今回ユニバを途中退場したのはレストラン目的ではありません。
というか、そもそも僕は前述のとおり再入場は諦めていました。
そのとき僕はポケットティッシュを探していました。
宿泊したホテルが乾燥していたからか、朝から鼻の調子が悪かったのです。
(パークが見えるほど近いのに、リーズナブルでコスパの良いホテルでしたけど)
ユニバのオフィシャルホテル(10,000円〜/1泊)をチェックする
持っていたポケットティッシュを使い切り、おみやげのショップでティッシュを探していたのです。
ちなみに僕は準備の良い男なのでポケットティッシュ3袋は持ち歩いてるんですが、全て消費してました。
比べてばかりで悪いのですが、ディズニーのパークだと、お土産物を売っているショップでティッシュを取り扱っています。
多少割高ですが、ディズニーキャラのついたポケットティッシュが買えます。
(これは実際にディズニーパークで売ってるやつではないです)
が、ユニバの1番大きいおみやげショップでも、なかなかポケットティッシュが見つかりません。
仕方なくショップのクルーに聞いてみることにしました…
僕「ずびばぜん、こぢらにティッシュあびばせんか?(ハナタレ声)」
クルー「・・・確認します、ちょっとお待ちください!」
そそくさと離れるショップのクルー。
マスクの中で垂れ続ける鼻水に堪えながら待つ僕。
戻ってくるクルー。
クルー「すみません、ティッシュは取り扱っておらず…」
僕「そうですか、どこか他に取り扱っているお店はありますか?」
クルー「すみません、パークの中にポケットティッシュを販売している店舗はありません」
僕「!?」
詰みました。
僕は今日一日鼻を垂らし続ける運命です。
しかし、ここでクルーは僕に信じられない提案をしてきます。
クルー「外にでるとマツキヨがあります」
…え、まさかの退場勧告?
僕が躊躇していると、さらに畳みかけられます。
クルー「マツキヨはパークを出てすぐのところです」
いや、それは知っていますが、そう言う問題ではありません。
僕はワンデー(1日券)のスタジオパスで入場しており年間パスでありません。
つまり公式ルールによると、一度退場したら再入場はできないはずです。
まだ時間は午後になったばかりです。
そして高額課金したエクスプレスパスにはまだ使っていないアトラクションが残されています。
この時点での退場はひどいじゃないですか…
僕はクルーに反論します。
僕「あの、僕は年間パスポートではなくワンデーのスタジオパスで入場しているんですが…これ一度出ると再入場できないですよね?」
クルー「あーそれはそうなんですが、そこは出口のクルーに相談してみてください」
・・・
え、相談ってなに?
相談したり交渉したりしたら融通が利くの?
またディズニーの話で恐縮ですが、ディズニーのキャストは親切ですが融通は利きません。
ガッチリしたルール、マニュアルがあり、どんなに感情に訴えてもダメなものはダメです。
これは東京の人の心が冷たいのではなく、人によって対応を変えていたら公平ではないからです。
わがままを言って無理が通ったとして、無理を通した本人は「ディズニーのキャスト親切!ディズニーは本当に夢の国!」とか浮かれたツイートをしちゃうかもしれせんが、ちゃんとルールを守っている人にとって、それは不快以外のなにものでもないですよね?
つまり、公式に「再入場できない」としているのに、相談したら再入場できる人がいてはいけないはずなのです。
とはいえ、僕は鼻水が垂れ続けており、パーク内でポケットティッシュがないなら出口のクルーに相談するしかありません。
僕は「いかに今僕にポケットティッシュが必要なのか」を説明できるように、頭の中で交渉をシミュレーションしながら出口に向かいました。
出口につくと数人の列ができていました。
もしここで再入場の交渉を始めてしまうと他のゲストに迷惑をかけてしまうのではないかと躊躇しましたが、他のクルーは近くにはおらず仕方なく出口のクルーに声をかけました。
僕「あの、一度外に出たいのですが…」
クルー「はい、じゃあ手にスタンプ押しますねー」
僕「!?」
あれ、相談は!?交渉は!?
僕はまだ鼻水の話もポケットティッシュの話もしていません。
しかし、流れるように無事外に出される僕。
振り返ると次から次へとスタンプを押されたゲストが外に出てきました。
お得にユニバに入場できる宿泊プラン(10,000円〜)はこちら
こ、これは…
結論: ユニバは再入場できる。
「年間パス以外の入場券だと再入場できない」というルールは建前で、特に理由はなくても再入場スタンプを押してもらえます。
うーん、この対応を大阪の人情とみるか、いい加減なルールと考えるかはあなた次第…ということで。
ただ僕はこれを知ってしまったので、これからは普通に外でご飯食べます。
実際にその日はユニバーサルウォークでたこ焼きと明石焼きを買ってホテルで優雅に食べましたよね。