どうも、ジャパネットが趣味の僕です。
商品毎に「ジャパネットが本当に安いの?」を調べてまとめるまでが趣味です。
で、今回はいつになく気合入れてまとめてます。
こんな手作り比較表もバッチリ用意しました。(詳細は後述
と、言うのも、過去の記事にこんなコメントいただいたんですよね。
これは嬉しい。
ジャパネットの商品が売れても僕にお金が入ってくる訳ではないですが、これで僕の承認欲求はとても満たされました。
今後ともよろしくお願いいたします。
さて、そんなジャパネットは現在こちらのセール中です。
今年は特別なジャパネット
利益還元祭
この利益還元祭は毎年やってるセールで、2カ月以上と長期間やってますね。
ジャパネットのセールはチャレンジデーを除いて基本的に期間が長いんですよね。
たとえばエアコンセールはセールの名称を変えながら年に6カ月間くらいやってます。
つまり一年の半分はエアコンセールしてます。
もちろん「ずっとセール価格」だと景表法に触れかねないで、そうならないようなバランスでやってるはずです。(ジャパネットは以前に景表法で消費者庁から怒られてますし、今では慎重にやってるはずです)
そして、今回の利益還元祭の目玉商品はこちら。
ジャパネットオリジナルモデルの日立炊飯器です。
ジャパネットオリジナルモデルというのは、ジャパネットでしか販売されていないモデルです。
と、言っても多くの場合でベースモデルとなる市販モデルに、オリジナルの機能や付属品を追加したり削ったりして少し変えているだけです。
機能や付属品を追加した場合は、分かりやすくジャパネットの中で説明してれるので、どこがオリジナルか分かりやすいですが、逆に何かが削られている場合はそこは紹介されないので見つけるのが難しくなります。
過去には、バッテリー容量を減らしたロボット掃除機、スマホ連携機能を外したエアコンなどがありました。
ちなみにこれはけして悪いことではなく、たとえば「ジャパネットの購入者層はエアコンのスマホ連携は使わない」というマーケティングをもとに、それを削って安くするという企業努力だと思います。
とはいえ、ジャパネットと同じようなモデルがネット最安値より安かったときは、こういうところをちゃんとチェックすることが必要です。
と、言うわけでそのあたりも踏まえて、
市販品との違い
と、その上で、
本当に安いのか?
も、チェックしてまいりましょう。
ジャパネットのふっくら御膳<RZ-TS104M>の性能と評価レビュー
で、今回の商品はこちら。
日立
圧力スチームIH炊飯器
ふっくら御膳
<RZ-TS104M>
この、炊飯器のウリは2つらしいです。
炊き方と内釜
まず炊き方は日立炊飯器の最高ランク
圧力スチームIHです。
一般的に炊飯器のランクは下記のようになります。
圧力IH > IH > マイコン
圧力IHは多くのメーカーで最高ランクです。
各メーカーはそこにさらに付加価値を加えて最高の炊飯器を生み出そうと競い合っています。
米を踊らせたり、真空にしてみたり、その方法はメーカーによって様々ですが、日立ではそれがスチームだったということです。
つづいて内釜が日立炊飯器の最高ランク
大火力沸騰鉄釜です。
内釜も各メーカーがこだわるポイントです。
炭素材だったり土鍋だったり、この素材も様々ですが、日立はそれが沸騰鉄釜なのです。
この「おいしさ」に関わる部分に、いずれも最高ランクのものを用いたのがこのジャパネットオリジナル日立炊飯器ということなのです。
最高1.3気圧まで圧力をかけて、
圧力により沸点が上がり107℃で沸騰(勉強になる
結果としてすごくいい感じに炊けるそうです。
炊けたお米がこちら。
ああ、なるほど、たしかに米が立ってる。
確かに美味そう。
この美味しそうなご飯が炊けるのが、
日立高級炊飯器
圧力&スチーム
ふっくら御膳
と、言うことです。
とうとう自分から「高級」と名乗り出しましたね。
と、言うわけで美味しいご飯が炊けて高級なのは分かったので、つづいては価格を見ていきます。
ジャパネットの日立炊飯器は本当に安いのか?下取りとセット売りにご注意!
さて、さっそくですが価格はこちら。
税込54,800円
「高級炊飯器なのでこれくらいはしますよね!」
と、白々しいアピールをされますが、もうこれは様式美です。
当然ここから値下げが始まります。
まずは、ジャパネット得意の下取りです!
どんなに古くても大丈夫!
不要になる炊飯器は全て下取りしてくれます。
たとえばこと一番ヤバそうな炊飯器。
こんな炊飯器でも下取りしてくれます。
なお、こちらと同型と思われる炊飯器はヤフオクで1000円で落札されてました。
(むしろ1000円でも落札されてるのが凄い)
しかし、この1000円でも売れたら凄そうな炊飯器をなんと15,000円で下取りしてくれるそうです。
さらになんと今回は期間限定で10,000円割引までしてくれるそうです。
結果として価格はこちら、
税込29,800円です!
ここまで見て、
「うちの炊飯器はまだ使えるけど、15,000円になるなら買い換えようかしら?」
なんて、考えた方はご注意ください!
下取りはジャパネットの得意の戦略です。
なかなか壊れない炊飯器に買い替えのキッカケを与えるために単純な割引ではなく下取りにしているのです。
下取りや個別の値引きで安くなっているとは考えるのではなく、割引後の最終価格が本当にお得なのかを考える必要があります。
ただ、ジャパネットはさらに畳み掛けるようにお得演出を繰り出して、消費者の冷静な判断力を奪い去ります。
なんと、豪華セットがつくらしいのです。最初はわざわざ隠してワクワク演出。
(なお、ジャパネット通の人にはだいたい何かが想像ついてます)
それがこちら、ダイヤモンドマルチパン3点セット。こちら11,000円相当だそうです。
(テレビにはオーディオラック、炊飯器にはマルチパンというジャパネットの常識)
これでお値段変わらず29,800円です!
単純計算で29,800円からフライパン価格の11,000円を引いたら、炊飯器の実質価格は18,800円となります。
「これは流石に安いでしょ。すぐ買おう!」
と、なったあなたはご注意ください。
セット販売もジャパネットの得意な戦略です。
セット販売する商品の価格を出すことで、その価格が割り引かれたように感じさせるやつです。
そもそも普段ひとつで11,000円もするフライパン買わないから。
そんなわけでこれらのお得演出に流されず、他のモデルと比較して冷静にこの炊飯器が本当に安いのか?お得なのか?を見ていきましょう。
【比較】旧モデル(RZ-TS103M)との違いは?通常価格の罠!四角is高級!?
まず他モデルと比較する前に、今回の商品「日立ふっくら御膳(RZ-TS104M)」の価格をおさらいしましょう。
まずこれを見て、 29,800円だと思ってる人はご注意ください。
この価格には、送料や下取り手数料が含まれていません。
それらが1540円かかりますので、支払い総額は、
税込31,340円となります。
ジャパネットは未だに送料が別なんですよね。
価格.comの最安値ショップとかだと、これくらいの価格の商品の場合は送料無料のことが大半なので、比較時には注意が必要です。
そして下取り手数料とかいうよく分からない手数料もかかります。
下取り前提の価格なのに、そこに手数料を取ってくるのは微妙な感じですよね。
ただ、去年まではさらに税抜き価格表示だったので、その頃から比べれば大分良心的です。
さて、このふっくら御膳ですが、新製品らしいです。
2020年モデル
2020年の8月発売したばかりらしいです。
この炊飯器、毎年新しいのがでていますね。
と、去年の価格を見ていて恐ろしいことに気がついてしまいました。
こちら今回の値引き価格。
下取りも合わせて25,000円引き。
去年は値引き価格がこちら。
20,000円で下取り!
合計の値引き額が去年より多いです。
下取り価格は5,000円下がっているものの、今年は追加値引きが10,000円あります。
つまり、差し引き5,000円ほど去年よりお得そうです。
と、思ったら、
何故か去年のモデルも最終価格は一緒でした…
なんでやねん。
なぜなら割引額は今年の方が高いけど、
通常販売価格も今年の方が高い…
(左)2020年:54,800 - 25,000 = 29,800円
(右)2019年:49,800 - 20,000 = 29,800円
通常販売価格なんて飾りです。
視聴者にはそれが分からんのですよ。(言い過ぎ
さて、話がそれましたが、まずこの去年のジャパネットオリジナルモデルと比較してみましょう。
こちら2019年のモデル
日立圧力スチームIH炊飯器
ふっくら御膳
<RZ-TS103M>
型番こそ違いますが、価格もオマケのフライパンもほぼ同じ条件です。
で、こちら端的に言うと。
機能や性能も大きな違いはありません。
(少なくともカタログ上のスペックには大きな違いがなさそうに見えます)
ただ、大きく変わった違いがあります。
ルックスです。
去年の2019年モデル
今回の2020年モデル。
とても四角い!
え、それだけ?って感じですが、四角いのは大事です。
見てください、価格.comの人気ランキング上位に君臨する高級炊飯器はいずれも四角いのです!(東芝も象印も日立もみんな四角い
逆にご覧ください。
圧力IH炊飯器を価格が安い順に並び替えると…
みんな丸い!!
安価な商品はみんな丸いのです!(日立も象印もタイガーもみんな丸い
そうなのです。
四角いのは高級の証です。
高級を名乗るなら四角くなる必然性がありました。
気分の問題ですが、これは旧モデル(RZ-TS103M)と比較して大きな違いです。
もちろん去年の旧モデルから買い替えるほどの違いではないですが、これは購入意欲を多少上げてきちゃうのではないでしょうか?(個人的には
と、言うわけで続いてジャパネット以外で市販されている他のモデルと比較します。
【価格比較&性能比較】ベースモデルの市販品(RZ-X100DM)との違いは?炊き方と内釜は上位モデル同等
さて、前述の通りジャパネットオリジナルモデル(RZ-TS104M)にはベースモデルとなる市販品があります。
それがこちら。
日立 圧力スチームIH
ふっくら御膳
<RZ-X100DM>
こちら、2020年発売の日立圧力スチームIHとしては、
最も廉価な安いモデルです。
(上から順に高級モデル。圧力スチームIH自体が高級なので、これより安い炊飯器も当然あります。)
そして、この廉価なモデルと、今回のジャパネットオリジナルモデル(RZ-TS104M)は、
ルックスも価格も同じなのです。
ただ、前述のとおりジャパネットは送料と下取り手数料が取られますから1500円くらい割高で、かつヨドバシやビックカメラなどの家電量販店で買うと2980円分のポイントが付与されます。
つまり実質4500円くらいは今回のジャパネットオリジナルモデル(RZ-TS104M)の方が割高なのです。
では、性能や機能はいかがでしょうか?
こちらの僕の手作り比較表をご覧ください。
お分かりいただけただろうか?
そう、初めにジャパネットがアピールしていた
炊き方と内釜
これらが廉価モデル(RZ-X100DM)とは異なります。
実はジャパネットオリジナルモデルは、全周断熱構造と内釜という美味しさに関わる部分が上位モデルと同等になっているのです。
そう、つまり!!
今回のジャパネットモデルは、(圧力スチームIHとしては)低価格な廉価モデルのボディーに、最高ランクと同等の炊き方と内釜を与えたモデルなのです!
車に例えれば…
日産GT-Rのエンジンを積んだ見た目はマーチ!
ということです。(去年も同じこと言ってます。
いや…まって!
去年のモデルは丸かったからマーチに例えてましたけど…
(マーチ:150万円くらい)
今回は高級機同等に四角いのでした。
つまり、これは…
日産GT-Rのエンジンを積んだ見た目はスカイライン!
(スカイライン:600万円くらい)
これくらい言っちゃっても良いのではないでしょうか?
うーん、違うか。
GT-Rのエンジン積んだスカイラインは、もうそれほぼGT-Rそのものなんじゃないか?(詳しくもないのに車に例えたことを後悔し始めている)
(GT-R:1200万円くらい)
まぁ、そんな感じです(適当
しかし、こうなると、ジャパネットオリジナルモデル(RZ-TS104M)が、さらに高級なモデルと何が違うのか?が、気になり始めてきますよね。
と、言うわけで、つづいて上位モデルと比較していきましょう!
2020年最上位モデル(RZ-W100DM)、ナンバー2上位モデル(RZ-V100DM)との違いは蒸気カット?
さて、日立の圧力スチームIH炊飯器「ふっくら御膳」ブランドの2020年モデルを全て見ていきます。
まず、最上位はこちら。
日立 圧力スチームIH炊飯器
沸騰鉄釜 ふっくら御膳
<RZ-W100DM>
ネット最安値は54,350円!
いかつい価格ですね。
今回のジャパネットオリジナルモデル(RZ-TS104M)と比較して23000円も高いです。
もう一台炊飯器が買えてしまう価格差ですわ。
つづいて、ナンバー2の上位モデル。
日立 圧力スチームIH炊飯器
沸騰鉄釜 ふっくら御膳
<RZ-V100DM>
こちらはググッと価格が下がって33,418円。
ジャパネットオリジナルモデル(RZ-TS104M)よりも2000円くらい高いだけですね。
※29,800円ではなく、送料・支払い手数料込みの31,340円と比較しています。
さて、ではこの価格を踏まえた上で、ナンバー1(RZ-W100DM)、ナンバー2(RZ-V100DM)、さらにジャパネットモデル(RZ-TS104M)の性能、機能差を比較してみましょう。
見比べてみると、最上位モデル(RZ-W100DM)とナンバー2(RZ-V100DM)の違いは微妙ですね。
側面ヒーターが2倍のワット数だったり、おこげのメニューがあったり、液晶にバックライトが付いているなどの違いはありますが、これはかなり些細な違いに感じます。
個人的には、これで20,000円以上の価格差なのは納得感ないですね。
対して、ナンバー2(RZ-V100DM)とジャパネットモデル(RZ-TS104M)の違いはなんでしょう?
ひとつは大きな違いは見た目です。
ナンバー2(RZ-V100DM)の見た目は、ほぼ最上位モデル(RZ-W100DM)と同一です。
最上位モデル(RZ-W100DM)
ナンバー2上位モデル(RZ-V100DM)
対して、ジャパネットモデル(RZ-TS104M)は四角いとはいえ、大分見た目が違います。
そして機能的にもっとも大きな違いは、
蒸気セーブか、
蒸気カットか、
ですね。
つまりジャパネットモデル(RZ-TS104M)は蒸気はセーブされているもののカットはされていないのです。
ご飯の美味しさに関わる部分ではないはずなので、ジャパネット的にはセーブで十分という判断があったのかもしれないですね。
この見た目の違いと蒸気カットにプラス2000円出せるなら、ジャパネットモデル(RZ-TS104M)ではなく、ナンバー2(RZ-V100DM)を買うべきですね。
ナンバー2はコスパが非常に良さそうに見えます。
あ、いや、忘れてた。
ジャパネットモデル(RZ-TS104M)には、焦げ付かないマルチパンがつくのでした。
これがジャパネット曰く11000円相当です。
ジャパネットでは11000円のマルチパンの相場をチェックする
このオマケが欲しい人はジャパネットで買うのが良いかもしれません。
と、言うわけで今回のまとめです。
- 日立最高ランクの炊き方と内釜ご飯を炊きたい
- 焦げ付かないフライパンがほしい。
- 見た目は最上位モデルに似てなくても良い
- 蒸気はセーブされるだけで良い(カットされなくても良い)
- 操作が不安なのでジャパネットの手厚いサポートがほしい
これらの条件に多く当てはまる人は、今回のジャパネットモデル(RZ-TS104M)は買いですね。
他と比較しても悪くない買い物な気がします。
なお、今回紹介した4モデルを全て比較した手作り比較表置いておきますので是非見てみてください。
最上位モデルとコスパ最強のナンバー2はこちらから
利益還元祭もう一つの目玉はこちら
以前のモデルはこちら
他のジャパネット記事はこちら