怖い話を体験してしまったので記事にまとめておきます。
少し前からGoogleフォトの顔認識による自動分類(フェイスグルーピング)で、謎の空間が上位に現れるようになりました。
そしてこの謎の空間の正体を追っていくと、とても不気味な結果が待っていました。
【閲覧注意】
この記事はホラー、オカルト的な怖い話です。
「Googleフォトのバグだった!」みたいな結果ではありません。
そういう話が苦手な方は恐縮なのですが、ここで読むのをやめて下さい。
逆にもし読み始めていただく場合は、何卒最後までお読みください。
意味が分かると怖い?Googleフォトの人物検索に見つけた違和感
どうも、どこに行っても写真を撮ってる僕です。
もちろん一眼レフとかで撮る本格的なやつではなくiPhoneのカメラで撮る雑な写真です。
食事する時、歩いている時、遊んでいる時、車の中、家の中、ホテルの中、家族、食事、景色、とにかく気がついたら常に写真を撮っています。
もちろんそれらの写真は全てGoogleフォトに保存してます。
iPhoneでGoogleフォトのアプリを入れておけば撮った写真は自動的にGoogleフォトに保存されます。
Googleフォトって少し前まではどれだけ保存しても完全無料だったのですが、最近新しい写真を保存するのが有料化されました。
僕の場合は容量にして2テラバイト(テラはギガの1000倍)は必要なので、月額1300円ほどかかってしまいますが、もういまさらやめられません。
なお僕は写真をAppleやAmazonのクラウドや自前のNASと呼ばれるサーバーにも多重にバックアップしていますが、それでもGoogleフォトをやめることはできませんでした。
Googleフォトやめられない理由は、画像検索のしやすさにあります。
Googleフォトで「ラーメン」と検索すれば、ラーメンぽい写真が出てきますし、
(先日食べたタンメンもちゃんと引っかかりました)
「駅」と検索したら駅ぽい写真がでてきます。
実は画像内にある「駅」という文字も認識されておりそれも検索対象ですし、撮影場所データなども検索に使われています。
さすが検索が本業のGoogle、これはあのAppleやAmazonでも真似できていない凄さです。
なのでアルバムとかに整理する必要がありません。
見たい時、見たい人、見たい場所、見たい物を検索したらそれをまとめて見られるのです。
だからGoogleフォトはやめられません。
そして、この検索を実現しているのがGoogleの画像認識精度の高さでしょう。
特に人物の顔認識はめちゃくちゃ精度が高く、子供が成長して顔が変わっても同じ人物として認識してくれます。
また、Googleフォトには人物やペットを自動的に分類してくれる機能(フェイスグルーピング)があり、おそらく写真に映ることの多い人物から順番に顔のサムネを並べてくれています。
これが凄くて、ディズニーランドのパレードのダンサーから子供の運動会で背景に映る父兄まで、顔認識できた人はだいたい自動分類してくれるので物凄い大量のサムネが並ぶのです。
僕の場合、上位には妻や子供、次いで親や弟などが並んでいます。(あと妻の好きなアーティストの顔とか…)
が、この比較的上位に違和感を覚えるサムネ画像があることに気がつきます。
これが話の発端です。
右から2列目、上から4行目をご覧ください。
顔ではありません。
おそらく何かの写真の背景にみえます。
僕の知る限り、ここのサムネ画像に対して、人物の顔や動物以外が並ぶことはありません。
とはいえ気にしなければ対して気にならないようなことだと思うのですが、なぜかとても気になりました。
たまにネットで話題になる「意味が分かると怖い話」というのがあります。
一回読むだけでは何が怖いのか分からないけど、意味を理解するとゾッとしてしまうというやつ。
あの怖さを予感してしまったのです。
つい原因を調べてみたくなってしまいました。
謎の空間の写真を特定!家族写真に潜む不気味な共通点
さて、問題のサムネ画像を拡大して見てみます。
全く覚えはありません。
和風の施設かなにかに見えます。
お寺かな…
初めはそんなふうに見えてしまいました。
ゾワゾワする感覚が増してきます。
真っ暗な奥に見える明かりも、なんだか妙にボンヤリとしていて見れば見るほど不気味に見えてきます。
というわけで、この謎の空間に自動分類された写真を開いてみることにします。
あれ?普通の家族写真です。
モザイクかけてしまっているので分かりづらいですが、息子と娘、たまに僕や妻も写っています。
そして、不気味な背景の写真がどれか分かりました。
こちらです。
つい先日家族で行ったホテルのラウンジでした。
サムネとして切り取られたのは、中央あたりの背景ですね。
お寺とか考えすぎでした。
暗闇にぼんやりと光る明かりに見えたのはガラスに反射した室内の明かりで、真っ暗に見えるのはただ単純に外が夜だからでしょう。
写っているのは息子と娘、家族でカラフルなノンアルコールカクテルを飲んでいる時の写真です。
この写真自体は別になにも不気味なものではありませんでした。
しかし、この写真で子供達の顔でなく背景が顔と認識されたのはなぜでしょうか?
分類された他の写真もみてみます。
僕と妻と息子ですね。
珍しく息子がカメラ目線でポーズしてくれています。
息子と娘ですね。
子供達が不貞腐れた顔で一応目線をくれてます。
息子と僕、海の見えるカフェでお洒落なパンケーキを食べる写真です。
息子と右に娘がチラッと写っています。
多分後ろからこっそり撮ってますね。
息子と娘、これは回転寿司ですね。
普段は外食とかついてきてくれないので、これは貴重な写真です。
分かりました、息子です。
自動分類された写真には常に息子が写っていたのです。
娘や僕、妻と写っている写真もありますが、全てに共通して写っているのは息子だけでした。
これらの写真が息子の顔で分類されたグループということであれば違和感はありません。
謎の空間が分類されたように見えていたのは、なんらかの不具合でサムネ画像として切り取られた箇所がズレただけと理解すれば良いと思いました。
少しホッとして、しばし写真を眺めていました。
・・・あれ?
強烈な違和感。
嫌なことに気が付いてしまいました。
先程のこちらの写真です。
たしかに写っているのは紛れもなく息子と娘です。
息子を分類してるなら間違いなく正しい分類がされています。
でもおかしくないですか?
だって息子の顔が写っていないんです。
Googleのアルゴリズムは優秀で、このご時世ですがマスクくらいであればつけていても的確に自動分類してくれます。
しかし、この写真はうしろ姿の上に逆光で、ほぼシルエットになっていて服の色すら分かりません。
もちろん写真を撮った僕にはそれが息子と分かりますが、知らない人には息子とは分からないはずです。
いくらGoogleのアルゴリズムが優れていたとしてもこれは異常です。
ここで確信します。
Googleが顔認識しているのは、
息子の顔ではないのです。
僕の中にすごく不気味な仮説が生まれました。
どうにかして「何を認識して分類しているのか」を突き止める方法はないのでしょうか?
ありました。
Googleフォトの「同一人物ですか?」を確認するのです。
「同一人物ですか?」そこに写っていたものは。
Googleフォトは自動分類された顔写真に名前をつけておくと、下記のような「同一人物ですか?」という表示がでるようになります。
これを実行すると、自動分類された写真の一部にフォーカスが当てられて、それがその分類されている人物と同一人物かを聞いてきます。
たとえば妻の写真が分類されたグループで実行してみましょう。
妻の顔にフォーカスが当てられて表示されました。
妻なので同一人物と回答します。
これも妻、同一人物です。
これも妻ですね。同一人物です。
最近のものから過去のものまで時系列はバラバラでランダムに表示されます。
複数の人が写っている場合でも特定の一人にフォーカスが当たります。
フォーカスの当たっている顔と同一人物であれば「同一人物」を選択し、違うようなら「別の人物」をポチポチと選択すれば、自動分類の精度が上がっていくというしくみです。
ただ元々精度は非常に高く、このようにだいたい「同一人物」と回答することになります。
これを例のサムネでやってみます。
そうすれば同一と認識されている箇所にフォーカスが当たるはずです。
早速例のグループに名前をつけて「同一人物ですか?」を実行しました。
同一人物ですか?
同一人物ですか?
同一人物ですか?
・・・
わからない…
回答は全て「わからない」を押すしかありません。
フォーカスが当たっているのが全て顔じゃないのですから。
同一人物かどうかというか人物ですらありません。
これはGoogleフォトの不具合であってほしい!
だって、これがもし不具合ではないとしたら、
見えない顔がそこにある
ということになってしまいじゃないですか。
しかも、その顔が常に息子の背後にいて、
そして時には振り返ってこちらを見ているのかもしれないのです。
ここまでです。
のぞんでいたようなオチはありませんでした。
記録された日時のデータを見ると、
事象が起こっているのはここ2年くらいの間です。
はっきり言って気持ち悪い事象でした。
ネットは様々な都市伝説や怖い話がありますが、
タダの嘘や狙ったネタが大半のはずです。
でも実は嘘のような本当の話もあるようです。
すいません、また何か分かったら追記します。
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