どうも、ダイソンの扇風機を愛用している僕です。
ジャパネットのセールでダイソンの扇風機「dyson pure cool」が安くなっていました。
パッと調べるとネット最安値よりも安いのですが、
思ったよりしっかりとワケありでした。
本日は、
- 安さにはどんな「ワケ」があるのか?
- 最新機種と比較して違いはなんなのか?
- 結局ジャパネットは本当に安いのか?
見ていきたいと思います。
【レビュー】評判のdyson pure coolを使ってみた!評価は?扇風機、サーキュレーターとの違いは?
さて、実は僕もダイソンのpure coolを愛用しています。
今では「これしかないな」と思える商品で、リビング用にもう一台購入することを検討しています。
ちなみに僕は長いことダイソン否定派でした。
「吸引力の変わらない掃除機?吸引仕事率の表記がないし、いくら変わらなくても元から吸引力が低いんじゃ意味ないよね!」
とか
「羽のない扇風機?見た目をキャッチーにして高値で販売してるだけで、羽がない必然性なんてないよね!」
などと、買う人を情報弱者扱いするレベルの反ダイソン主義でした(本当にひどい
そんな僕ですが、今ではダイソン掃除機とダイソン扇風機のいずれも愛用しています。
ダイソン製品には使ってみると認めざるを得ない高いクオリティがありました。
なお、僕が購入したダイソンはこちら。
今回ジャパネットの紹介商品とは異なり冬はヒーターとしても使えるモデルです。
ただ、扇風機、サーキュレーター、空気清浄機として利用する場合は特に違いはないので、使用感の参考として少しレビューしておきます。
ダイソンの製品の素晴らしさはその開封時から体験できます。
綺麗な梱包、高級感、iPhoneなどApple製品を開封する時と同様の感動があります。
このワクワク感はアイリスオーヤマなどの廉価ジェネリック家電ではどうしても体験できないですよ(アイリスオーヤマ製品も好きでたくさん持ってますが)
サポートも手厚く、万が一修理が必要な場合は回収から修理、返却まで72時間以内に行うという保障付きです。
こういうアフターサービスもやはりダイソンです。
ちなみに僕はテレワークの完全在宅勤務で、毎日とても狭い部屋でマッサージチェアに座って仕事しているのですが、ダイソン扇風機はその足元に配置しています。
マッサージチェアでのテレワークもオススメです↓
もちろんエアコンもつけますが、エアコン+扇風機の風があることで非常に心地よい空間ができあがります。
エアコンの温度って下げすぎてしまうと足が冷えてしまってダルくなるんですよね。
なお、もともとはアイリスオーヤマのタワー型の扇風機を使用していました。
もちろんそれも悪くはなかったですが、ダイソンと比較してしまうと部が悪いです。
違いを言葉で表すのが難しいのですが、
風が別物です。
どう別物かというと例えるのが難しいですが、料亭でこだわり抜いてとられた出汁と、化学調味料たっぷりの市販の出汁みたいな違いですかね。
とにかくマイルドでナチュラルな印象の風です。
また、心地よい空間ができる理由に空気清浄機としても高性能であることがあげられます。
ダイソンの扇風機にはこのようなイカついHEPAフィルターがついていて、これでいわゆる高性能な空気清浄機と同様の空気清浄効果があります。
いわゆるPM2.5とか言われる小さな物質よりもはるかに小さなPM1.0という微粒子までも取り除いてくれるらしいです。
この綺麗な空気で部屋を掻き回してくれるので、部屋全体が心地よい空間になるのかもしれません。
空気清浄機能がついてるメリットはそれだけではありません。
扇風機特有のファンにホコリが溜まることが殆ど無いのです。
実はタワー型の扇風機も長期間使うと風の出口に埃が溜まります。
それに対し羽がなく超強力なフィルターで守られているダイソンは埃が全く溜まらないのでメンテナンス的にも非常に楽なのです。
また機能としても、扇風機のくせにオートで風を制御したり、スマホ操作で風向きまで調整できたり、スマホから部屋の空気の様子を見たりと、とにかく思いつく限りのすごい機能を全部載せしました!みたいな扇風機です。
ちなみに日本製の家電だと「スマホを無理やり連携させてみました」みたいなイケてないアプリも多い印象なのでが、流石ダイソンのアプリは非常に使い勝手でも優れていると感じます。
その証拠にdyson製品を操作するアプリ「Dyson Link」の評価は4.3とかなり高評価です。
対して、SHARP空調製品を操作する「COCORO AIR」は1.8という評価ですからね。
ハードを作る技術は高いのに、ハードとソフトを連携させようとするとソフトが足を引っ張って上手くいかないという日本メーカーらしい状況です。
さて、というわけで僕的にもダイソンの扇風機「pure cool」は実際に使ってみて自身を持ってオススメできます。
商品自体の良さに関しては一切の否定はありません。
予算を考えずに扇風機を買うなら、
dyson pure cool はベストな選択肢です。
ただ問題は「予算を考えなければ」というところです。
dyson pure coolですが、価格的には6畳用のエアコンを買うのと同じくらいします。
扇風機なんて安いものは2、3000円で買えてしまうので、これは大きな差です。
では、庶民の味方ジャパネットで販売するdyson pure coolはどうなのでしょうか?
ジャパネットでダイソン空気清浄機能付きファンピュアクール<TP00>は本当に安いのか?
まず、今回のセールを見てみましょう。
ところで、記事をのんびり書いてたらうっかりこのセールはもう終わっていました。
本業が忙しくてまともにブログを書く時間がとれてませんでした。
が、ジャパネットならきっとまたセールしてくれると信じて、このまま継続して書くことにします。
と、いうわけで価格を見てみましょう。
dyson pure cool
ダイソン ピュアクール
<TP00>
税込特価 28,800円
「わぁ安ーい!」とは、なりませんけどけして高くはありません。
もちろん扇風機としては高いですけど、dyson pure coolとして安い部類です。
なにより強力な空気清浄機能付きですからね。
本格的な空気清浄機レベルのPM1.0まで取り除いてくれます。
ではDyson Pure Cool<TP00>のネット最安値を見てみましょう。
このTP00は市販モデルなのでネット最安値との比較が簡単です。
実はジャパネットはジャパネットオリジナルモデルという名目で機能や付属品をつけたり外したりして別商品、別型番として販売する場合が多かったりします。
ジャパネットオリジナルモデルはほとんどベースとなる市販モデルと同じなのですが、とはいえ単純な価格比較はできなくなるんですよね。
今回の場合は、価格.comで単純に型番で検索すれば該当の機種がでてきますね。
dyson pure cool <TP00>の価格.comによる最安値がコチラです。
ダイソン
Dyson Pure Cool
<TP00>
(TP00WSの「WS」は本体の色を表しており機種としては同一となります)
34,800円!!
ジャパネットは送料別(990円)ですが、それでも29,790円と30,000円を切ってきます。
ネット最安値より5000円も安いじゃないですか!
これは、ジャパネットで買いですね!!
・・・
なんて思った方はご注意ください。
その安さにはワケがあります。
ジャパネットのダイソン ピュアクール TP00は型落ち?評判のTP03、TP04、最新のTP07との違いは?
さて、ネット最安値よりもさらに安いジャパネットのdyson pure cool<TP00>ですがどこに注意が必要なのでしょうか?
「どうせ型落ちだからでしょ?」
と、考えたジャパネットファーンの皆様。
はい、安心してください。
もちろん型落ちです。
ジャパネットといえば型落ちです。
まして今回は「ワケあり」を名乗るくらいにガッツリはっきり大型落ち(おおかたおち)です。
ちなみにpure coolの後継機種で最新モデルにあたるDyson Purifier Cool<TP07>は公式サイトで68,200円です。
これもファンヒーターがついていない純粋な扇風機(空気清浄機能付き)ですが、ジャパネットモデルとは40,000円くらい差がありますね。
型落ちでも最新機種とこれだけ価格差があれば購入しても良さそうですが、実はそうではありません。
今回のTP00の場合、価格.comの最安値はあてにならないのです。
もちろん最安値は最安値です。最安値が嘘がなのではありません。
最安値なのですが安くないのです。
価格.comのいう「最安値」とは、その商品を「販売している店舗の中での最安値」を表示しています。
つまり販売している店舗が減ってくると売れなかった店舗だけが残ります。
売れなかった店舗は多くの場合で価格が高いので、結果として価格が上がったように見えてしまうのです。
現にこのTP00も8月には30000円を切っていたようです。
販売している店舗が減るのはその商品が人気だからとか、世間的に半導体が足りないからというだけではありません。
その商品が古くなって流通量が減ってきて扱う店舗が減ってしまっても価格が上がって見えるようになるのです。
今回の場合は、結構な型落ち品なのでその可能性が高いでしょう。
なお、逆に新製品の場合でも、新しすぎて登録されている販売店舗が少ない場合、異常に高く表示されている場合がありますのでご注意ください。
そこで価格.comで最安値を調べるコツとして、同じシリーズの価格帯を調べることをオススメします。
dysonくらいの有名ブランドでシリーズが豊富にある場合は、それにフィルタリングして人気順を確認することが可能です。
こうすると、同じような商品だけで価格を比較することが可能です。
これでその性能差を比較して、本当にお得な商品を買うことをオススメします。
ダイソンの空気清浄機能付きの扇風機で一番人気はこちらになります。
ダイソン
Dyson Pure Cool Link
<TP03>
(TP03WSの「WSN」は本体の色を表していますので気にしません)
TP03は、今回のジャパネットでセールしているTP00の後継モデルです。
TP00にはない機能として、下記のような機能があります。
- スマホで操作できる「Dyson Linkアプリ」
- 風量を自動で調整する「オートモード」
- LEDディスプレイを減光する「ナイトモード」
- (空気清浄性能には違いはありません)
実はTP00は本当にただの空気清浄機能付きの扇風機なのです。
スマホ操作もできないし、風量の自動調整などもできません。
全くインテリジェンスな機能がないのです。
下記はTP00の説明書ですが、驚くほどシンプルなリモコンです。
もちろんシンプルでその分安ければいいのですが、今回のジャパネットセールでTP00は送料込みで29,800円です。
対して、こちらのTP03が送料込みで28,349円となってしまうと、もうこれは悩むことなくTP03を買うべきという結論になります。
早い段階で決着がついてしまいました。
今回はジャパネットは敗北です。
高機能な後継機種が1000円以上安く売っているわけですからね。
ちなみにスマホ操作が苦手な人であったとしても例外ではありません。
TP03もスマホでしか操作できないわけではなく、ちゃんとリモコンも付いています。
TP00を選択するメリットは本当にありません。
結論はでてしまいましたが、せっかくなので2番人気も見てみましょう。
ダイソン
Dyson Pure Cool
<TP04>
(TP04WSNの「WSN」は本体の色を表していますので気にしません)
TP04はTP03の後継モデルです。
TP03にはない機能として、下記のような機能があります。
- 後ろから風を出す「ディフューズモード」
- 空気の汚れなどを表示するディスプレイ搭載
- (空気清浄機能は ほぼ 変わらず)
- (TP03にあった製品名の「Link」がなくなっていますが、Dyson Linkアプリは当たり前のように対応しています)
ディフューズモードはカッコつけた名前ですが本当に風を後ろから出すだけの機能です。それ以上でもそれ以下でもないです。
そんなのなんで必要なんだ?って一瞬疑問に思いますが、実はこれ空気清浄機として動作しているときに「冬は風が来ると寒い」っていう意見があったので実装された機能らしいです。
物理的に逆向きにしたらいいんじゃないの?って思ったりもしますけど、それは見た目的にダサいのでダイソンを置くようなおしゃれな家には必要な機能なのですね。
なお僕は使っているときにうっかりこのモードに切り替えてしまって「あれ、全然風が来ないんだけど?」ってなった思い出があります。
また、空気清浄性能はほぼ変わりませんがフィルターの形状がTP03とは異なります。
実はTP04に搭載されているフィルターは最新モデルのTP07と同じ形状のフィルターです。
なのでフィルターの買い替え時には最新モデルであるTP07と同様のフィルターを購入することになります。
対して、TP03に搭載されているフィルターはTP00と同じ古い形状になっています。
これらのフィルターはいずれも
「HEPAマイクログラスファイバーをプリーツ状に200回以上折った⾼密度のフィルター。PM 0.1レベルの微細な粒⼦を99.95%除去します」
という記述になっていて性能的には同じように見えますが、せっかくなら最新モデルと同じ形状のフィルターがいいですよね。
また、空気の汚れを表示するディスプレイも空気清浄機としてはあるとなんとなくうれしい機能ではありますね。
このビーカーみたいな表示が空気の汚れを表してると気がつくまでには時間がかかりましたけど…
価格はTP03よりもわずかに高いですが、それでもジャパネットのTP00よりも安いですね。そしてTP03と比較しても1000円未満の価格差です。
これなら僕はTP04買いますね。
この調子で最後に3番人気の最新モデルも見てみます。
高い!ダイソン扇風機の最新モデルのDyson Purifier Cool<TP07>〜TP04と比較して空気清浄性能に驚きの違いが!
さて、3番人気は最新モデルのこちらになります。
ダイソン
Dyson Purifier Cool
<TP07>
TP07はTP04の後継モデルです。
やはり一気に高くなりましたね。
とはいえ、前述の公式サイトで購入するよりは1万円ほど安いですが。
ところで名前こそPure Cool(純粋にクール)からPurifier Cool(清浄機クール)に変わってますが、一体なにが変わったのでしょうか?
※Google翻訳による日本語訳です
ウリである空気清浄機能を見ると、特に性能が上がっているようには見えません。
TP00から変わらぬ「PM0.1を99.95%閉じ込め」です。
これが空気清浄機能の限界なのでしょうか?
もうひとつのポイントはこちらですね。
運転音を最大20%低減
運転音、僕は使っていてあまり気にならないですが、音に敏感な人は嬉しいかもしれませんね。
しかしこれだけなのでしょうか・・・?
これだけだと、あまり大きな変化には見えません。
そんなわけで、よくよく読んでいるとこんな凄い記述を見つけました。
フィルターだけでなく製品全体でもPM0.1を99.95%閉じ込めることで
TP00と比較して空気清浄能力を50%向上?
99.95%を50%も向上させたら100%を超えちゃいませんか???
空気清浄能力を50%向上とはどういうことでしょうか。
ダイソンのプレスリリースを確認すると下記の記述を見つけました。
一般的に空気清浄機は、製品の組み合わせ部分に隙間があり、高性能なフィルターを搭載していても、フィルターを通過せず、製品の隙間から汚れた空気を漏らしてしまう場合があります。
ダイソンのエンジニアたちは、わずかな微粒子も漏らさないために、気流の経路を分析。構造を再設計し、隙間を塞ぐことで、製品内部を密閉することに成功しました。
なるほど、どんなに高性能なフィルターを付けていても製品のフィルターではない隙間を通ってしまったら除去できないということですね。
え、これひどい話ですね。
普通「PM0.1を99.95%除去」って言われたら、扇風機からでてくる風はPM0.1を99.95%除去した状態だと思いますよね?
ところがTP00〜TP04には実はフィルター以外の隙間があって、実際はその隙間を通ってPM0.1が風に含まれてしまっているということになりますね。
まぁ他の空気清浄機もそういう基準で記載されているという前提であれば景表法的な問題はないのかもしれませんが、それでもしれっと50%向上とか言われるのは違和感ありますね。
というわけで、ダラダラと書いてしまいましたがまとめます。
- ジャパネットでセールしていたpure cool<TP00>は旧モデルである
- 後継モデルで高機能のTP04がジャパネットのTP00より安い
- 最新モデルPurifier Cool<TP07>は価格が2倍(約60,000円)
結論、僕が買うならTP04一択ですね。
以上でした。
ちなみに、これからの時期はヒーター機能があるHP07や、加湿機能のあるPH03とかも検討しても良いかもしれませんね。
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