どうも、いまいちGo To Eatを有効活用できてない僕です。
そこで、家族でGo To Eatを使おうと言う話になり、両親と妻と子供達の6人で一休レストランというサービスを使って鶏肉を食べられる個室の小綺麗なお店を予約しました。
一休レストランはGo To Eatのポイントに加えて、独自のポイント還元とかもあってお得なんですよね(近日中に終了らしいですけど)
両親含めた家族の食事はいつも同じお店ばかりに行ってしまうので、Go To Eatを利用して新しいお店を開拓しようという意図で、全く知らないお店を予約しました。
料金は飲み放題付きで4500円ですが、Go To Eatに合わせた一休のキャンペーンで価格の10%がポイント還元され、さらに6000ポイント分がGo To Eatで返ってくるのです。
つまり、実質18,300円。
1人3050円で飲み放題付きのこんな鶏焼きのコースが食べられるそうです。
誰もお酒は飲まないのでアルコール飲み放題は損ですが、ソフトドリンクだとしてもこれならリーズナブルですよね。
もうひとつ良かったのが、こちらのプラン
完全個室なのです。
両親を含めて僕ら家族はコロナに神経質です。
外食する時はできれば個室、そうでない場合はなるべく座席のスペースに余裕があるレストランにすると決めています。
まぁ僕の父ももう67歳とコロナが命に関わる年齢なので、気をつけるに越したことはないのです。
もちろん、お店の衛生対策もチェックしています。
・マスク着用
・アルコール消毒
・換気
このご時世では標準となった基本的な対策ですが、気持ち的に安心感が増しますよね。
そんなわけで、家族6人でワクワクしながらお店に向かいましたが、結局お店と揉めることになってしまいました。
揉めた理由はマスクです。
客がマスクしなくて揉めるっていう話はたまに聞きますが、その逆という珍しいパターンだったので、その一部始終をまとめておきます。
消毒なし、石鹸なし、店員マスクなしの飲食店を客は拒否できるのか?
お店の外観は非常に綺麗な感じでした。
店舗に入るときちんとアルコール消毒のボトルが置いてありました。が、アルコールのスプレーを手にかけようとすると、中身は残念ながら空でした。
まぁ、どんな気を付けている店舗でもアルコールが切れてしまうことはありますよね。
僕は食前には必ずトイレで綺麗に手を洗うので、そこはあまり気にしないことにしました。
席に案内されるときちんとした個室でした。
ドアを閉めるといわゆる密ではありますが、そこは家族だけなのでまぁ許容できました。
僕はすぐにトイレに立ちました。
前述の通り、手を洗うためです。
と、ここでちょっとショックを受けます。
男性用トイレには、石鹸がありませんでした。
アルコールどころか石鹸もなしです。
切れていたとかではなく、そもそも設置されていた形跡すらなかったのです。
飲食店のトイレでも石鹸がないという経験は過去にもしたことがあります。
僕が神経質なだけで、一般的にはあまり気になる要素ではないということも知っています。
が、このご時世で気をつける人やお店が増えていると感じていたので、これは凄く残念でした。
手持ちのアルコールで念入りに消毒しながら席に戻ると、母がこんなことを言い始めました。
母「ねぇ、さっき店員さん…マスクしてた?」
店長「気をつけていますから」マスクしない店長の主張と父の激怒
そこに店員さんがおしぼりを持ってきました。
たしかにマスクをしていません。
感じよくマスクを配る店員さん(のちに店長と分かる)に、父が聞きました。
父「なんでマスクしてないの?」
この言い方から喧嘩腰というか、まぁ明らかに不快感を露わにしながらの言い方でした。
店員さん「すみません、今はマスクしていないだけで、ちゃんと気を付けてます」
父「じゃあ早くマスクしてきなよ!」
父は、さらに語気を強めます。
僕「まぁまぁ…すみません、やっぱり怖い時期なんで…」
父の気持ちも分かりつつ、店員さんもした手にでてくれており、そんな強い言い方しなくても良いと思い場を収めるように僕が割り込みました。
店員さん「ちゃんと気を付けてるんですよ」
それを聞いて店員さんは僕に向かって気を付けていることを主張しはじめました。
とにかく気をつけていてこれまでも問題になったことはないという主張でした。
正直な話、
ならマスクしてほしい
問題になってからじゃ遅いし。
とは、思いつつ「そうですよね、分かります」と、場を収めようとする僕ですが、そこにさら感じ悪くなった父が割り込みます。
父「とにかく喋ってないで、早くマスクしてきて!」
位置的に父の真横(距離にして1mないくらい)で、マスクなしで話す店員が嫌だったたのでしょう、手で払うような態度で父が言いました。
それを受けて店員さんは黙って部屋から出て行きました。
店員さんの出て行った部屋で今度は母が激怒します。
母「なんなの今の態度は!?言い方ってものがあるでしょう?」
激怒の方向は父に向いていました。
僕も母も気持ち的には全面的に父に同意なのですが、しかしだからといってそんな高圧的な態度をとるのはけして褒められたことではありません。
解決できる可能性のある問題を余計こじらせるだけですし、ここは母の怒りも分かります。
母に対してめっきり弱い父は項垂れます。
場の空気は最悪でした。
僕は店員さんが素直にマスクをつけてくれることを祈りつつ部屋の外の様子を見に行きました。
店員さん「おかしいところはおかしいと言わないといけない!」
明らかに僕らに対しての怒りが冷めない店員さんが大きな声でキッチンの店員とそんな話をしていました。
そこは客席からキッチンが見える店舗でした。
そして、気がつきました。
レジにいた1人の女性店員さんを除いて、
キッチンにいる全ての店員がマスクをしていません。
そこで大きな声で怒っている店員さん。
目の前には調理中の料理。
ああ、ここは出なきゃだめだ。
と、思いました。
なゝ樹 中目黒 店長「外人差別だ」キャンセル料金100%は支払うべき?
部屋に戻った僕の第一声。
僕「キッチンの中も誰もマスクつけてない。気持ちよく食べることもできないし、お店出ようか?」
この判断はまだ料理が来ていない今しかできないと思いました。
父「そうしよう」
母「私もそう言おうかと思ってた」
父の態度に怒っていた母も、これには同意見でした。
そそくさと席を立つ父。
それを追う母と妻。
息子と娘はイヤホン当ててゲームしながら何も言わずについてきます。
予約したのは僕なので、僕は1人残りレジで話をつけることにしました。
僕「すみません、皆さんマスクされてないのが気になるので申し訳ないですがキャンセルさせてください。」
話しかけたのは唯一マスクをつけていたレジの女性店員さん。
女性店員さん「お待ちください。」
淡白に応えて裏に誰かを呼びに行きます。
呼ばれて来たのはさきほどおしぼりを渡しにきたノーマスクの店員さん。
ここで店長さんだったと分かります。
店員さん(店長)「私が店長です。キャンセル料金は払ってもらわないと困る。そう言う決まりでやってるから」
たしかに、当日キャンセル料は100%と注意書きがあります。
とはいえ流石にこの状況で食べてないのに2万円近く支払うのは気分が悪いです。
僕「来なかったり、食べてる途中なら分かりますが、私達はきちんと時間通りに来ていて、お店の衛生状態に不安を感じてキャンセルを申し出ています。そこを汲んでもらいたいのですが。」
店長「今までそんな問題は起きてない。あなた達がおかしいのではないですか?我々は毎日熱も測ってるし薬も飲んで気をつけている。外人差別は良くないでしょう」
なんの薬だろ、、、も気になったんですが、それより思ってもみないことを言われて驚きました。
外人差別?
たしかに、東南アジア系?おそらくインドとかパキスタンとかそちら系の方の見た目ではあり、日本語も多少カタコトな部分が残ってはいます。
とはいえ、そんな意識で見たつもりは全くありませんでした。
僕が子供の頃は父の転勤で東南アジアで生活してましたし、父は上司も部下も外人だらけのグローバルな企業に何年も勤めていました。
Googleピチャイさんを例にあげて、インド系の人ををベタ褒めしてたこともあるくらいで、父はどちらかというと外人贔屓です。
これは父の言い方が悪くて誤解を招いたな、、、と思いました。
情報にある衛生対策を守っていない場合でもキャンセル料金は取られる?
僕「すみません、たしかに父の言い方は悪かったです。ただ父も外人差別のつもりはなく、単純にコロナ感染が不安だったのです。言い方に関しては僕らからもちゃんと言っておきます。」
しかし、納得できない様子の店長さん。
店長「あの言い方はお客さんでもおかしいでしょ?うちはお店としてちゃんとやっているんですよ」
まぁ言い方が悪かったのは全面的に分かります。
と、僕と話しながらずっとスマホをピコピコやってる店長さん。
どうも誰かに連絡してどうするか確認している様子でした。
そして、一言なにかを言いながら電話を耳に当てて裏に行ってしまいました。
ちゃんと聞き取れなかったですが、多分オーナーか誰かにどう対応するかを聞いてるのだと想像しました。
5分くらい待っていると父と外に出ていた母が心配しながら入ってきました。
母「大丈夫?キャンセル料必要なら払うわよ」
僕「それは嫌なので交渉させてもらってる」
両親は僕の年収より多い額を月収で稼ぐ金持ちなので、こういう時お金がかかることにほとんど躊躇がないわけですが、
予約した立場として、ここでキャンセル料取られるのは嫌でした。
これは僕の感情的な部分ですが。
もちろん言い方が悪かったのは事実ですし、そこに対して謝罪の気持ちはありますが、それとキャンセル料の話は別です。
なによりキャンセル料が「そういう決まり」で支払う必要があるのなら、まず店舗情報にある決まりを守っていない店舗にも非があると思っていました。
まぁ父や母からしたら、キャンセル料のことよりも早く切り替えて別のお店で食事したいという気持ちだったのだとは思います。
と、そこに店長さんが戻ってきました。
すかさず母が頭を下げます。
母「すみません、うちのが言い方が悪くて。ただ、もう歳なのでコロナが凄く心配なんです。私からもちゃんと言っておきますから」
とにかくした手にでる母。
僕も同じようなことを言ってたわけですが、母が年齢的に上だからか、それとも僕の言い方に誠意が足りなかったのか分かりませんが、これに店長さんが少し表情を緩めます。
店長「いえ、お母さん。大丈夫です。今回は特別にキャンセル料は頂きません。」
どなたかと相談した結果でキャンセル料はいらないということになったのか、一転して母にはにこやかに返す店長さん。
母「ありがとうございます、今度若いものだけでまた来させていただきますから」
いや、いくらなんでもそりゃないだろ。
とも思いましたが、まぁとは言え一応無理を聞いてくれてこちらの主張が通ったのでお礼を言って店をでました。
Go To Eatの落とし穴。やはり新しいお店の開拓をする時期ではなかった
店を出ると外では切り替えの早い父が近くのお店を予約してくれてました。
父「恵比寿の叙々苑を予約したから、叙々苑でいいでしょ?」
そりゃいいでしょ。
以前、叙々苑で息子が「肉じゃなくて寿司が良い」とマリーアントワネット級の駄々をこね、結果として父と息子だけ寿司を食べに店を出るというエクストリームな甘やかしを受けてたことがありましたが、次そんなこと言ったら息子だけかっぱ寿司の持ち帰りにします。
移動中、車の中では母がいつまでも父に文句を言ってました。
内容としては下記のような感じ。
・言い方のせいで話をややこしくした
・若い人にも敬意を持って接さないといけない
・あんな態度だといずれ痛い目にあう
母に弱い父は項垂れて黙って聞いていました。
しかし考えてみると、今回の件では「Go To Eatを使う」ことを目的として、僕が適当にお店を選択したことが問題だったように思います。
Go To Eatのようなキャンペーンはついつい行ったこたことのないお店を開拓したくなってしまいます。
実際にそういう意図もあるはずなので、その狙いにまんまと乗ったわけですが。
でもやっぱり今って新しいお店を開拓する時期じゃないですね。
結果として、今回のようなミスマッチが発生して、僕らもお店も気分を悪くしたわけです。
予約するなら行ったことのある自分が信頼できるお店に行くか、そうでないならネットの情報だけ見て予約しちゃうのではなく店舗の様子を見て入るかどうかを判断すべきなのかもしれません。
もちろん信頼と実績のある叙々苑は店員さんもみんなマスクしてました。
そしてもちろん美味しいわけです。
今回は急遽予約したわけですが、たまたま席からの眺めも最高で、とても楽しい家族の会食となりました。
なお息子も多少は成長しており、メニューの価格を見ながら「ジジが死んだら食えないな」とか言いながら美味しそうにお肉を食べてました(ムカつく
さて、ニュースを聞いているとコロナ感染はまた増加傾向にあるそうで。
それでもマスクも付けたくない人が一定数いて、いろんな理由をつけてマスクをつけないことをアピールしているのもSNSとかで見かけます。
僕個人の意見としては、多くの専門家がマスクには感染予防効果をあるとしているわけで、自分のこだわりではなく周りの人のために多少の我慢をしてでもマスクをつけて欲しいなと思いますね。
まして、それが飲食店ならなおさらです。
お店や店員さんにもポリシーがあるかとは思いますが、実際に命に関わる話なわけで、判断は少しでも安全側に倒してほしいです。
で、それでもどうしてもマスクができないならきちんとそれを明記して欲しいです。
ウチはマスクはしません!と。
そしたら僕らは行かないので。
この記事を読まれて「ひどいクレーマー一家」と思う方もいるでしょうけど、少なくとも僕らのような家族とのミスマッチが引き起こされないようにと思って一休レストランにはレビューを書いておきました。
ちょっと性格悪いですけど低評価です。
評価1は「残念」ということらしいので、食べれなくて「残念」という気持ちの1ということで。
掲載までに多少時間がかかりましたが、数日後にちゃんと掲載されてました。
ちなみに食べログにも同じレビューを投稿しましたが消されました。
食べログは低評価ならレビューは基本的に消されちゃいますね。(まぁ優しい世界を目指すならそれも正しいのかも?
以上でした。