更新:アラウーノを数ヶ月使ってみてのランニングコストが分かったので、記事の最後に追記しました。
なんと、月にペットボトル2316本分お得になってるらしいという・・・
---
どうも、毎日3回のトイレ掃除を欠かさない僕です。
利用前、利用後は必ず便座の拭き掃除、床のモップがけ、仕上げにアルコールまみれの除菌を欠かしません。
しかし、そんなウチのトイレが壊れました。
いわゆるウォッシュレットが動作しなくなったのです。
神経質な僕はウォッシュレットが無いと拭きすぎてお尻が血だらけになった上に、使いすぎた紙でトイレを詰まらせます(あるあるー
そこで、すぐさま買い替えたのがコチラ。
パナソニック温水洗浄便座
アラウーノL150 タイプ0
<XCH1500WS>
パナソニックの洗浄便座で最高峰のアラウーノL150で、もっとも高機能なタイプ0です!
大奮発しましたよ。
このアラウーノ、実はネットでの評判はあまり良くなかったりします…
が、1ヶ月ほど使ってみた感じ、
すごい満足度高いです。
と、言うわけで、このモデルを選んだ経緯から、1ヶ月使ってみるまでの一部始終をご覧ください。
トイレが壊れた!温風、オート洗浄、オート便座の高機能モデルは高い!
そもそも我が家ではパナソニックのトイレは使っていませんでした。
もともと使っていた壊れたトイレはこちら↓
INAX(現LIXIL)
INAX サティス DV-118A
パッと見た感じ、便座と便器が一体で、洗浄機能が付いている便座だけを交換できる感じにも見えません。
過去住んでいた家では、ウォッシュレットの便座だけ交換したことはありますが、それは便器と便座が完全に分離できるものでした。
便座だけを購入した時は高くても3、4万円あれば買えた気がします。
しかし、このような一体型のモデルになると、価格の相場はもちろん、どのように買い替えたらいいのかも分かりません。
なので、とりあえず壊れた便座に貼ってあった電話番号に電話しました。
株式会社INAXとありますが、今では会社名はLIXILに変えており、INAXは商品のブランド名としてのみ残っているようです。
プルルルル
LIXIL「はい、LIXILです」
僕「すみません、トイレが壊れました。DV-118です。」
LIXIL「そちらですと修理もできますが、10年以上経過したモデルですし交換の時期であります。修理してもまた違う箇所が壊れたりと…」
マニュアル通りの営業トークな気もしますが、たしかに便座の自動開閉部分など動きが不安定な部分もあって、僕も買い替えの時期だとは思ってました。
僕「色々痛んできてる感じありますし、そろそろ交換したいと思います。交換の場合、便器ごと変える必要があるんでしょうか?」
LIXIL「はい、このモデルは交換の場合は便器ごと交換する必要があります。」
やはりかぁ。高くつきそう。
僕「なるほど、同じランクのモデルだと工事費込みでいくらくらいしますか?」
LIXIL「同じランクのモデルだと50万円くらいです」
↓これの上位モデル
僕「…え、想像以上に高い」
思わず口に出す僕。
LIXIL「温風や便座のオート開閉が付いてるモデルは最高級のモデルになるんですよね」
!?
はい。実はこれまで使っていたトイレは10年前のINAX最高級のモデルだったらしいのです。
そのおかげで僕の生活レベルならぬトイレレベルは気づかぬ間に貴族の域に達していたようです。
最近のトイレは、お尻を洗うウォッシュレット(温水洗浄)はもちろんですが、下記のような機能もあって当たり前かと思っていました。
- お尻を乾かす温風
- 自動で水が流れるオート洗浄
- 自動でフタが開閉するオート便座
しかし、実はこれは現在も最高級モデルにしか搭載されていないようです。
しかし真面目な話、50万円は出ません。
悲しいことに、僕にはそんな蓄えはありません。
でも買い替えたらランクダウンなんてのも絶対に嫌です。
と、言うわけで、メーカーに捉われず1から選んでみることにしました。
Panasonicの全自動お掃除トイレ「アラウーノ」を全機種比較してみた
トイレといえば思い浮かべるメーカーは下記の2社ではないでしょうか?
- TOTO
- LIXIL(旧INAX)
しかし、価格.comで人気のモデルを調べてみると、TOTOの次にPanasonicが入ってきてるじゃないですか。
アラウーノ?
全自動お掃除トイレ??
毎日3回のトイレ掃除をしている僕には魅力的な響きです。
価格.comの人気ランキングを見てても、高額なモデルはPanasonicが人気のように見えます。
しかし、早速アラウーノを調べてみようとすると、気になるサジェストが出てきます。
他の人はこちらも検索…
どうも「アラウーノ 最悪」と検索している人が多いようなのです。
一体何が最悪なのか?
実際に検索してみて上位の記事を確認しましたが、いずれも記事内では最悪とは言っておらず、むしろオススメと言っている記事もあります。
具体的にひとつあげられているデメリットとして確実なのは便座が陶器ではないことなのですが、個人的には陶器にはなんの思い入れもないので気になりません。
個人的にはPanasonicは好きなメーカーですし、記事の内容を見ていたら、アラウーノ良いじゃないって気になってしました。
しかし、アラウーノも1種類じゃありません。
大きく分けると3モデル。
- L150シリーズ
- アラウーノS141
- NewアラウーノV
上から順番に高級なモデルです。
ちなみに僕の購入条件としては、以前使っていたトイレに機能で劣らないことです。
前述の通り、下記のような機能は当たり前のようについていてほしいわけです。
- お尻を乾かす温風
- 自動で水が流れるオート洗浄
- 自動でフタが開閉するオート便座
では、3モデルの機能を見比べてみましょう。
なんと、温風乾燥がついているモデルはL150だけです。
つまりL150シリーズしか選択肢がないじゃないですか!
またシリーズといわれているように、L150にはタイプが3種類あり、タイプによって機能の有無が変わってきます。
タイプ0:清潔&快適機能しっかり
タイプ1:充実の清潔機能
タイプ2:お求めやすい
L150シリーズのタイプによる機能の違いを比較して見比べてみましょう。
おお、、、温風乾燥は最上級のタイプ0にしかついてません。
つまり僕は、
最上級モデル L150
の
最上級タイプ0
を、購入する必要があるようです。
なお、ネット最安値を比較すると下記のとおりです。(いずれも工事費は含んでません)
アラウーノV
<XCH3018WS>
アラウーノS141
<XCH1411WS>
アラウーノL150 タイプ2
<XCH1502WSN>
→ アラウーノL150 タイプ0
<XCH1500WS>
ワーオ、20万円超えてきてる!!
一番安いアラウーノVの3倍以上の価格です。
これに取り付け工事費が追加でかかりますからね。
25万円近くかかってしまう気がします。
とはいえ、LIXILに問い合わせて聞いた料金は50万円とかだったわけで、それの半額だと思えば許容範囲な気がしてきました。
(最初に高い金額を提示された結果、金銭感覚にズレが生じているパターン)
ちなみにここで他メーカーの最上位モデルを見てみましょう。
まずこちら。
LIXIL
INAX サティスG
G8グレード
我が家も使っていたサティスの最新後継モデル。
最上級のタイプGで、最上級のG8グレードです。
上記は価格.comのネット最安値なのでLIXILに電話で聞いた額ほどではないですが、それでもPanasonicの最上級と比較して4万円高いですね。
つづいてこちら。
TOTO
ネオレストNX
さすが、日本のトイレシェア6割を誇るTOTO。
圧倒的高級品。
Panasonic最上級モデルの倍の価格です。
しかし、これで僕はアラウーノを買うことに決めました。
だって同じ20万円を出すとすると、TOTOでは格下の便器しか買えません。
Panaconicなら、最上級の中の最上級が買えるんです。
そのほうがロマンあるでしょ?
というわけで、買うモデルは決めたので、続いてここから安く買う方法を探していきます。
アラウーノL150を安く買う方法は?工事費はいくら?10年補償は?
普段はAmazonをよく利用する僕ですが、工事を伴うような商品は楽天かヤフーショッピングになることが多いです。
今回はヤフーショッピングが5のつく日にやっている「5のつく日セール」が近かったので、ヤフーショッピングで購入することにしました。
ちなみに楽天とヤフーショッピングはどちらがお得ということは一概には言えません。
各々関連サービスの利用状況やセールの開催状況によってポイント還元率が大きく変わってきます。
僕はこちらで購入しました。
基本工事費込みで236,105円!
基本工事とはなっていますが、僕の場合は追加料金は一切ありませんでした。
購入後すぐに工事が可能かどうか確認する写真を送ることを求められたので、追加料金が必要な場合、そもそも工事が難しい場合などはそこで伝えてもらえるんでしょう。
そして、クーポンやポイント還元によって実質の購入額はさらに安くなります。
僕の場合は、ヤフーショッピングでばらまかれているクーポンが1000円分。
そこにPayPayとTポイントで合計17,000円分くらい還元されました。
5のつく日キャンペーンで還元率が増加していることも影響してます
つまり工事費込で実質21万円くらいで購入できました。
ちなみに僕が購入した店舗では、基本取付工事の単体販売もしています。
ただトイレと工事を別で買うのと、セットで買うのとでは、価格はあまり変わりません。
あと僕は追加で10年補償に入っておきました。最低でも10年は使いたいですからね。
経験上、便座が自動で上がるトイレは壊れやすいので、絶対に補償をつけておくべきです。
というわけで、次は実際に使った結果をレビューしていきます。
で、トイレ掃除が楽になったか?って話なんですが。
僕は逆にトイレの掃除時間が増えました。
(その理由は後ほど。
トイレ掃除が楽になる!泡で洗浄!泡でハネガード!洗剤は市販の食器洗い洗剤でOK
というわけで、取り付けていただいたトイレがこちら。
Panasonic
アラウーノL150 タイプ0
工事は2時間くらいでササッと終わりました。
はい、いらっしゃいませ。
当然のように近づくと便座が自動で開きます。
すばらしい泡立ち。
この泡が本当に素晴らしい効果をもたらしてくれるのです。
まず、泡の力で流すたびに便座を洗ってくれるわけです。
購入してから1ヶ月程度使っていますが、便器の中をワシャワシャとブラシで掃除する必要は全くなくなりました。
そして泡のクッションによるハネガード。
男性がおしっこするときのハネを泡の力で止めてくれるのです。
ちなみにこのハネガード、本当に効果的でした。
僕はハネるのが嫌で毎回トイレットペーパーとかを便座に落としてからそこに尿をするようにしていたのですが、それが不要になりました。
なお、便座を上げると自動的に泡が増量されるので、前回流してから少し間があいてしまっていても問題なくハネガードが機能します。
最後にもうひとつの泡の効果として、
自分自身の汚いものを見ないで済みます。
これなかなか気分的にはよいです。
ちなみに泡の正体は食器洗い用の洗剤です。
一応使える洗剤の条件があるのですが、僕はPanasonicが公式にオススメしている下記の洗剤を使っています。
アラウーノ用のアラウーノフォームという洗剤もありましたが、これは少し割高でした。
公式に食器洗い用の洗剤で良いといっているので、それでいいと思います。
洗剤の入れ方は簡単で、便座の↓のタンクに入れるだけです。
うちみたいに利用量が多く、大量に何度も流す家庭でも、一度洗剤をいれたら1ヶ月以上もつので手間もほとんどかかりません。
ちなみに基本的な操作はリモコンです。
リモコンはシンプルで、操作に悩んでしまうようなことはないと思います。
実はこのアラウーノ。
細かい設定や操作はスマホのアプリから行うのです。
アラウーノアプリでどんなことができるのか、少しご紹介します。
正直、アプリなんか絶対使わないと思ってましたが、実は結構使えました。
それ必要?アラウーノアプリの使い方!わたし好み設定、お手入れ通知
ところで、みなさん。
自宅のトイレに名前はついてますか?
このアプリを使う時はトイレに名前をつけることを求められます。
うちの子の名前はこちら。
あらうーのちゃん
ひねりは何もありません。
さて、そもそもトイレにWifi接続やスマホアプリ連携なんて必要だと思いますか?
僕は絶対にいらないと思ってました。
家電の中では、高級モデルの差別化として無駄にスマート家電を装うような機能をつけるアナログ家電がたくさんあります。
たとえばPanasonicの洗濯機でも、スマホで外から回すことができるモデルがありますが↓
これ、誰が洗濯物を洗濯機に入れるんです(╯⊙ ⊱⊙╰ )
洗濯機に入れるまではやったとしたら、なんでその時にボタン押さないの?
と、まぁこのアラウーノアプリもそういう無駄スマート機能だと思ってました。
が、このアプリには存在意義がちゃんとありました。
便座のリモコンじゃ厳しいような細かい設定が簡単にできるのです。
そのひとつが「わたし好み設定」です。
おしりを洗浄する強さや位置を自分のユーザー番号に記録できるのです。
これはパッと見でなにが起こるかわかりやすいです。
そして使うときにはリモコンのユーザー番号を押すだけで、その設定が適用されます。
僕は直腸までキレイにしたいので極細の水流で最強に設定しました。
便座、温水、温風の温度なども細かく設定できますね。
使い勝手は、スマホアプリ開発が苦手な日本の家電メーカーの中では良い方だと思いました(何様か
もちろんいらない機能もあります。
たとえばこれ…
お通じモニタ
自分のお通じを記録する機能ですが、
これ、手入力なんですよね。
便座にカメラでもついてて、勝手に撮影されてそれが記録されるなら良いですが(それも良くはない)手入力なんて面倒臭すぎて無理です。
しかも自分で自分のブツの形や匂いを観察してそれを記録しないといけないのです。
嫌すぎでしょ?
甘い香りのうんちがでる人なんているの?
なによりこの便座は通常時、中がほとんど見えないくらい泡だらけなんです。
つまり観察しようと思っても観察できません。泡で見えなくなるから。
僕は「泡で見えなくなるのが良い!」と思ってたんですが、実はこの「泡でブツが観察できない」っていうのは、口コミの悪い評判の理由にもなっています。
そのためか知らないですけど観察用に、泡を出さない設定とかあるんですけど、
それなら泡の出ない普通の便器買いますわ。
で、個人的に一番良いなと思ったのは、
お手入れ通知です。
しかるべきタイミングでお手入れすべき箇所を教えてくれるのです。
お手入れ方法を確認を押せば、スマホにお手入れ方法が表示されます。
ブラシとか使ってやるものもあれば、洗浄ノズルのお手入れなんかはボタン操作だけでできたりします。
面倒くさいと感じる人もいるかもしれませんが、僕はいつでも清潔な状態で使いたいのでこれは素直にありがたいです。
高いトイレですし、大事に大事に長持ちさせたいですし。
一点だけ、ちょっと気持ち悪いのが…
お手入れ完了を押すと、フタをパタパタしながら喋りだします(アプリ上の演出
「僕の自慢のステンレスノズル!!きれいにお手入れしてくれてうれしいな〜」
便座のその部分を口に見立てて擬人化するのはやめてほしい。
まぁこの子は便器自体から実際に声がでないのでそんなに問題はありません。
以前購入したシャープの空気清浄機は口数が多すぎました。
よく喋る空気清浄機買った話はこちら↓
ちなみに、お手入れ通知に関係なくトイレ掃除はより丁寧にするようになりました。
だって20万円もだして買ったんですもん。
大事にしますよそりゃ。我が子のように愛でています。
車好きの人が愛車を磨くような感覚で便座を磨いてます。
結果としてお掃除が楽なアラウーノなのに、
トイレ掃除の時間は増えてしまったんですけどね!!
さて最後に、これまでずっと困ってたことが、このアラウーノで解決したので、それをご紹介しときます。
もう流されない!アラウーノL150なら採便モードで検便もラクラク!
実はひとつ前の記事でもネタにしたんですけど、先日健康診断だったんですよね。
当然、検便もありました。
検便といえば、自動で水が流れるトイレを使っていると、
採便しようと便座から立ち上がったら、ブツが自動で流されてしまった。
こんな経験ありますよね(え、ない?
このアラウーノの場合、全体が泡なのでそもそもそのままでは検便が不可能です。
ブツが待機しておく場所がないのです。
でもなんとこのアラウーノ。
採便モードがあります。
アプリで採便モードをオンにすると、次にリモコンでユーザーボタンを押した際に採便モードに切り替わります。(なお採便モードは水を流すと自動的に終了してくれます)
ご覧ください。
これが採便モードです。
水がほとんどなくなって、どこに出しても採便し放題です。
いかがでしょう、気遣いが行き届いてますよね。
これぞ全部盛りトイレという感じ。
長くなりすぎました。ここまで読んでいただいてありがとうございます。
久々の高価な買い物だったので気合が入ってしまいました。
とにかくアラウーノL150 タイプ0、僕はすごくオススメです!
どこが省エネ?アラウーノの水道代がヤバい!月々のランニングコストは?
半年ほど使ったのでちょっと驚いたランニングコストについて追記しておきます。
このアラウーノ、前述のアプリで定期的に「省エネレポート」というお知らせが届きます。
あまり気にしていなかったのですが、これが思ったより高い気がしたので晒しておきます。
特に水道代が結構高い気がしますよ。こちら↓
2月度の使用量
水道代:894円/月
電気代:232円/月
トイレってこんなに水道代かかってるものなんですね。
水道の使用量が3728Lってのもちょっとびっくりな量でしたね。
あと洗浄水量13Lのトイレと比較して2Lのペットボトル2316本分節約ってなんだ?
洗浄水量13Lのトイレってのはどれだけ水道代がかかるトイレなんだろう…
まぁ我が家、テレワークで僕が家にいるようになった結果、自炊が増えて電気代も水道代もどんどん上がってしまってるんですよね。
1月〜2月の水道代・・・
なんと26,664円!!!
まぁ、それでもテレワーク前は外食ばっかりしてたことを考えると十分にペイできてる気はしてますけどね。
ちなみに水道代はともかくとして、アラウーノ自体はすごく快適です。
いつも清潔ですし、すごい買ってよかったと思ってますね。
以上でした。