どうも、ジャパネットの商品価格調査が日課の僕です。
さて、最初に結論ですが、
僕はジャパネットでエアコンを買います。
今、ちょうど夏のエアコン祭り中ですし。
この記事では、これまで「ジャパネットのエアコンは高い!」という記事をいくつも書いてきた僕が、とあるジャパネット公式のヤバいツイートを見て、
「あ、ジャパネットでエアコンを買おう」
と思うに至った経緯を無駄にまとめています。
「買い物はいつもジャパネット!」というジャパネットファンの皆様はもちろん、「ジャパネットは年配の人に高い商品を売りつける詐欺師!」というアンチジャパネットの皆様にも、是非とも読んでいただけたら幸いです。
ジャパネットのエアコンセールはなぜ安いのか?もとい、なぜ高いのか?
これまで僕は、ジャパネットで販売されている様々な商品の価格を調査して記事にしてきました。
これが僕の唯一と言って良い趣味であり、僕にとっての大事なエンターテイメントでした。
ご存知でしょうか?
ジャパネットは本当に安いのか?
を調べるのは、実はなかなか難しいのです。
単純に型番をネットで検索しても、多くの商品で単純な価格比較はできません。
価格比較が難しくなっている理由には「ジャパネットオリジナルモデル」の存在があります。
このモデルは一般の店舗には流通せず、ジャパネットのみでしか販売されない為、比較のしようがないのです。
そうなると似たような市販のベースモデルと比較することになるのですが、ジャパネットオリジナルモデルが一見安そうにみえても実は一部の機能を削られていたり、一部のパーツを安価なものに変更してされていたり、と価格の安さに相応の理由が隠されていたりするのです。
(逆にジャパネットオリジナルモデルの方が良い部分は熱心にアピールしてくれるので、隠れているのは基本的にマイナス面です)
そこで僕はジャパネットの商品をレビューする際に、
・ジャパネットオリジナルモデルは市販モデルと何が違うのか?
・その違いを踏まえても本当に安いのか?
を念入りに調べて記事にしてきました。
ときにはメーカーやジャパネットに問い合わせてまで違いを明らかにして、それはまるでストーカーのようにねちっこく価格比較、レビューをしてきました。
そして僕はジャパネットが取り扱っているものなら、どんな家電でも無差別にターゲットにしています。
軽さアピールのコードレスクリーナー、見てるとお米を食べたくなる炊飯器、必ずスピーカー付きのテレビ台をセットにしてくる大型液晶テレビ、もちろん現在もセール中のエアコンまで、節操なくレビューしてきました。
特にエアコンに関しては多くの記事をまとめてきた気がしますが、それはジャパネットがエアコンのセールに力を入れているためです。
ジャパネットは体感で年間1/3くらいはエアコンセールをしているイメージがあります。
前年の旧モデルを売り切る「買いドキセール」が終わったら、その次の日には新製品セールである「夏のエアコン祭り」を始めるというように、とにかくエアコン販売には力を入れているのです。
しかし、残念なことに多くの場合で「ジャパネットのエアコンはネット最安値より高い!」と言ってきました。
実際に価格比較してみるとそういうパターンが多かったので仕方ありません。
・・・
しかし、僕は浅はかでした。
くりかえしますが、僕はジャパネットでエアコンを買います。
そんな一部始終を聞いてください。
ジャパネットのTwitterによるアクティブサポートがヤバい!全ての評判はエゴサされている
これは、僕がいつもようにジャパネットのエアコンについて調べていた時のことです。
こんなツイートを見つけてしまいました。
ジャパネットのエアコン工事
2度と買わない
斜めについてるよ
なるほど、確かに斜めについてます。
エアコンのメーカーを見ると、格安エアコンでお馴染みのアイリスオーヤマです。
ジャパネットセールでも、工事費込みで税込64,800円という圧倒的最安値で販売されているメーカーですね。
とはいえ、安いからと言って雑な工事をして良いという話になるわけがありません。
作業がとても丁寧!
なんて、ジャパネットは漫画付きで謳ってますからね。
怒りの収まらない購入者が続けて呟きます。
レベル無茶苦茶低い
取り付け業者いるから気をつけて
まぁ見るからに斜めなのは工事してる側も気がついているでしょうから、これで良しとしてやり直さずに帰ってしまった業者はレベル低いというか誠実さに欠けてますね。
…と、そこにリプライがつきました。
ジャパネットたかたお客様サポートでございます。お買い求め頂きましたエアコン設置に関しこのようなご報告をいただく結果となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。よろしければ詳細お伺いし、状況を確認したく存じますため、DMにて連絡を取らせて頂けますと幸いです。何卒宜しくお願いします。
こ、これは…
ジャパネットのアクティブサポートです!
アクティブサポートとは、ツイッターなどのSNSで自社の商品やサービスなどを検索(いわゆるエゴサーチ)をして、もし悪い評判や困っている様子を見つけたら、そこに直接リプライをつけて対応するという能動的なカスタマーサポートのことを言います。
簡単なことのようですが、実はなかなかできるものではありません。
なぜなら一般的に企業にとってカスタマーサポートへの問い合わせは「コスト」だからです。
問い合わせ窓口がFAQの奥に隠されていたり、電話番号が0570から始まるかけ放題プラン対象外のナビダイヤルだったり、むしろ様々な手段で問い合わせを減らそうとするほうが一般的なくらいです。
対してアクティブサポートはその逆です。
企業からしたらわざわざコストをかけてコストを増やしに行く行為です。
相当にカスタマーサポートにコストをかけている企業しかできません。
これは言い換えると、
相当に顧客を大事にする企業にしかできません。
気になって調べると、ジャパネットはかなり数のアクティブサポートを恒常的に行なっていました。
しかも本来は必要ないであろう状況でも、ジャパネットは手厚く声をかけているではないですか。
いくつか見てみましょう。
ジャパネットのアクティブサポートは悪い評判・口コミを放置しない!
1件目はこちら。
えー、、、ジャパネットで買ったエアコン初期不良のようなんだが。今日忙しいのに、また取り付け時間かかるの??勘弁してくれええ
一般的な初期不良についてのツイートですが、その後に自己解決したようで初期不良ではなかったようです。
こんな解決済みのツイートにもリプライをつけています。
解決しているわけで意味がないようにも見えますが、こうしておくだけでも購入者は安心できるでしょうし、またこのツイートをみた他の人にも安心感を与えてくれます。
つづいてこちら。
実家でエアコンをジャパネットたかたで買ったから立ち会えと呼ばれたんだけどなにあのクソ業者
エアコンを取り付けるときに立ち会うのは当たり前なので状況はよく分かりませんが、ハッシュタグで#ジャパネットたかたとわざわざ付けているところを見るとジャパネットに対してお怒りですね。
しかし、こんな状況が分かりづらいツイートも見逃さず、DMで詳細を聞こうとしています。
口の悪さから多少面倒なお客さんであることを想像してしまいますが、そんなことはお構いなしにリプライをつけています。
これはジャパネットカスタマーサポートのプロ意識を感じざるを得ません。
続いてはこちら。
ジャパネットのエアコン購入後の対応サイアク!!!
もう2度とジャパネットは使わない
「エアコン購入後の対応」が何を指しているか分かりませんが、すでに購入した後であると考えると、ジャパネットの担当者ではなくエアコン工事業者の対応に関するクレームかもしれません。
流石のジャパネットも全国のエアコン工事業者が全てジャパネット直営というわけではないでしょうから、委託された業者の不手際かもしれません。
しかし、こんなアクティブサポートをされてしまったら、ジャパネットから仕事を受けるエアコン工事業者はジャパネットクオリティが求められて大変ですね。
もちろん、消費者としてはありがたい話ですが。
続いては確実に工事業者に関する件です。
今日 エアコン設置依頼した業者から 午前中に連絡しますって約束やったのに 連絡も無いし 挙句連絡済やと。
私の携帯鳴ってませんけど?
こんな嘘つき業者に設置して欲しくないわ。
#SGムービング
#ジャパネットたかた
着信履歴がないのに設置業者が連絡したと言っていることにお怒りですね。
ハッシュタグ#SGムービングとありますが、これは佐川系列の業者なので大手かもしれません。
こういうのは事実がどうであれ担当者の言い方や態度ひとつで解決できる問題な予感がします。
企業はお客様を神様と思う必要はないですが、客の感情を手のひらで転がせるような対応を求められます。
工事の現場担当者全てにそんな顧客対応力を求めるのは難しいでしょうから、ここでジャパネットが直接アクティブサポートでフォローするのは正しい陣形なのかもしれないですね。
そして最後、極めつけはこれです。
#ジャパネット #東芝 ジャパネットで購入した
エアコンを設置してもらったんだけど...不具合で動かない。後日、東芝の人が来るそうだけど...また時間を拘束される、東芝製品の購入は要注意だね
ハッシュタグで#ジャパネットとつけてはいますが、文句の先はメーカーの東芝を名指しですし、購入者は既に東芝のメーカーサポートは利用しており担当者が来る段取りまでしている様子です。
明確にジャパネットがわざわざサポートコストを払う状況ではありませんが、ここでも「なにかあったらジャパネットに連絡するように」と言っています。
ちなみに家電量販店で購入した家電が1年以内で壊れたとして、それを問い合わせたら逆にメーカー保証の利用を促されて終わります。
例えば、大手家電量販店ビックカメラの「修理」に関する記述は下記の通りです。
メーカー保証の期間内なら、メーカーサポートへの連絡に直結です。
つまり「メーカー保証期間だったらメーカーに問い合わせてね、以上!」ということです。
しかし、これが当然の対応なんですよね。
ジャパネットのサポートの手厚さがご理解いただけますでしょうか。
そもそもジャパネットのサポートが、家電メーカーのサポートよりも手厚いのは以前から分かっていました。
東芝の例で言うと、下記が問い合わせ窓口です。
これは多くのメーカーがそうですが、問い合わせが可能なのは平日の概ね17時、18時までです。
東芝はまだ良い方で、日曜日は受け付けないというメーカーもあります。例えばアイリスオーヤマは日曜日はまるっと受け付けてません。
対して、ジャパネットは朝こそ10時からですが、夜も10時まで受け付けています。
夜の10時まで問い合わせを受けつけるメーカーを僕は知りません。
家電、特にエアコンは長い期間使うものですし、価格的に簡単に買い替えできるものではありません。
また工事が必要で、工事は他人を自宅にあげることになります。
これらを考慮すると仮にネット最安値と比較して価格的には高くても、このカスタマーサポートの手厚さに課金すると考えれば、コスパの悪い行為ではないような気がしてきたわけです。
ということで、
僕はジャパネットでエアコンを買います…
…というか、もう一つは贖罪です。
これまで僕は、購入もせずに性能や価格チェックだけをして、ジャパネットのエアコンは高いだのネット価格に負けてるだのいう記事を書いてツイートしてきました。
ジャパネット公式からリプライをいただいたことはないですが、これだけ優れたエゴサーチをするジャパネットのサポート部隊の方なら、おそらく僕のツイートは見つかっていたはずです。
これは申し訳ない話です。
きっと、またこいつか…とか思われてたに違いありません。
こうなったらちゃんと購入して、
「ジャパネットでエアコン買った!素晴らしいサポートだった!最新エアコン涼しい!」
みたいなツイートをしてお詫びをしたくなりました。
そんなわけで、現在開催中の夏のエアコン祭りで、1番良さそうなエアコンを探して購入しようと思います。
次回「ジャパネット夏のエアコン祭りで、1番オススメのエアコン購入してみた!」にご期待ください。