小5娘「今、魔法石100個無料だからパズドラやるといいよ」
僕「ほう100個?」
どうも2年くらい前はスキマ時間をパズドラに費やしてた僕です。
1年ほどそれなりにやりましたが、去年の頭にピタッとやめました。
僕は仕事がWebサービスの企画で、さらにユーザーに課金してもらう方法を考えるのが主な仕事内容だったりしているので、本当は勉強のためにも色々やったほうがいいんですけど、歳のせいか新しいゲームを始めたり続けたりするのが辛くなってきてますよね。
それに書きたいブログネタが常に溜まりすぎてて、今スキマ時間は全部ブログ書いてます。
なので、長らくパズドラ起動してなかったんですけど、この前サンシャインシティ水族館で唐突に言われたんですよ。
小5娘「今、魔法石100個無料だからパズドラやるといいよ」
流石に100個っていう単位に驚いて、「ほぉ?」ってなりましたよね。
だって100個ってさ。
買ったら5000円以上ですよ?
僕の知ってるパズドラって、何かに理由をつけて1日1個もらえる魔法石をコツコツと貯めるゲームなんですよ。
そしてゴッドフェスっていう良いキャラが排出されるキャンペーンになったらまとめてガチャを回すんです。
だから流石に100個はないだろうって思ったら、
本当に100個もらえました。
昔流行ったような変なポイントサイトに誘導されたらどうしようかと思ってましたが、本当に公式で配ってました。
育てる必要なし!初めからレベル最大のキャラが取り放題
せっかく100個も魔法石もらったし、ガチャ回そうと思ったらちょうとこんなキャンペーンしてました。
スーパーアンケートゴッドフェス
よく分かんないけどいいの出そう!
1回魔法石10個と少し高いですが、100個あるし10回まわせそうなので、これをやることにしました。
ふぁー懐かしい!
2年ぶりに回すガチャ
コロコロ
なんか良さそうな卵!
コロコロコロ
ファーーーーッ!
なんか良さげな子が出たー!
・・・うん?
最強状態!!
もう合成不要で即戦力じゃん。
こことかそこそこレアなモンスターとの合成しないと増えてかない能力だった気がするし
ここ+1にするにもそこそこレアなキャラを合成する必要があったから、つまりこの状態にするには300体近くの合成が必要だったし
レベル最大とかこれもかなり合成とかして育てる必要あった気がするよ。
パズドラが育てたりする手間は不要になってる!
そして、あと9回回せるドン!
ファーーーッ!
ファーーーーーッ!
ファーーーーーーーッ!
ファーーーーーーーーーッ!
ファーーーーーーーーーーーッ!
全員最強状態!
神ガチャキタァ!!!
って、2年前コツコツ育ててたのがバカみたいじゃないか。。。
パズドラはなぜこんなことしてるか
パズドラの運営は別にユーザーの育てる手間をなくしてあげたいという「好意」でレベル最大にしているわけではないはずです。
そもそも育てる手間は育てる楽しみでもあります。
万が一堀井雄二さんが「気がついた!ユーザーが喜ぶようにレベルを最大からにすれば良いんだ!」ってドラクエの主人公のレベルを初めから99にしたらドラクエはすごくつまらんでしょう。
そして、なによりこのレベル上げ作業も課金のキッカケとなります。運営としてはこの課金のキッカケを気軽に無くすことは考えられません。
魔法石100個の配布も同じです。
魔法石100個を無料で配ってしまえば、もともと100個魔法石を買おうとしていたユーザーは魔法石を買わなくなります。
配布直後の売り上げは下がる可能性が高いです。
では、なぜそれでもガチャのレベルを最大にして、無料で魔法石を100個も配るのか?
それは新規ユーザーの獲得です。
そして今回のキャンペーンは、過去にパズドラを利用していたユーザーの呼び戻しが目的でしょう。
パズドラみたいに息の長いソシャゲの場合、新しいユーザーを取り込み続けることが重要です。
ソーシャルゲームは長くサービスを続けるほど高課金ユーザーの課金が売り上げの多くを占めていきます。
無課金、低課金のユーザーは離脱してしまうからです。(僕とかがそうです)
それに対して高課金のユーザーはこれまでに多くの課金をしているのでもったいなくてやめづらいから残るわけです。
とはいえ、そんな高課金ユーザーもジワジワと減っていきます。
健全な状態であれば、無課金ユーザーが低課金ユーザーとなり、低課金ユーザーが中課金ユーザーとなり、そして高課金ユーザーへと成長していきますが、現時点でパズドラは新規流入が減ってきているのが想像できます。
(「最近パズドラ始めんたんだ!」って人あまり周りにいないでしょ?)
そうなるとパズドラ運営は新規にユーザーを獲得する必要が出てくるわけです。
完全に新規のユーザーを獲得することを考えることもできますが、パズドラのように息が長く、一時期大ブームになったゲームなら過去にプレイしたユーザーは多いはずです。
であれば過去にプレイしたユーザーをもう一度呼び戻して、また新規課金ユーザーになってもらうのが一番効率的であると言えます。
しかし、ユーザーを呼び戻すためには解決しないといけない課題があります。
パズドラを含め多くの人気ソシャゲは活発に運用が続けられています。
すると新しいキャラは増え続け、(パズドラの場合は)そのキャラの進化方法も増え続け、進化させるために必要な素材もどんどん増えていきます。
チラッとwikipediaで調べたらこんな感じ。
進化、究極進化、超究極進化、究極覚醒進化、転生進化・・・
こんなの見たら、一度やめて取り残されたユーザーは、なかなか「もう一度始めよう」とはならないですよね。
進化の種類見ただけでウンザリしますよ。
これを解決する方法となるのが、
いきなり最強状態のキャラを無料で配りまくること
になるわけです。
パズドラはもう末期なのか?
ソシャゲの寿命は短いです。
先日もコナミのそれなりに大型タイトル「ときめきアイドル」が1年も経たずにサービス終了を発表していました。
ではこんなことをしているパズドラは本当に末期なのか?
と、いうとまだそうとも言えない気がします。
本当に末期なら新規ユーザーの獲得ではなく、
既にいる高課金ユーザーからどれだけむしり取るかを考えます。
最強キャラを作るのに多くの課金が必要な状態にすれば、中課金ユーザーが減っても高課金ユーザーはお金を出します。
それっぽく言えば、課金UU(ユニークユーザー)を減らしても、ARPPU(課金一人当たりの課金額)をあげる方が、手っ取り早く目先の利益は上がります。
一般的にお金を出さない人から出させるより、出してる人からより多く取る方が簡単なのです。
でも、このパズドラの施策は前述の通り、
高課金ユーザーの課金額を減らしてでも、新規ユーザーを増やそうとしています。
つまり、まだパズドラはサービスを健全な状態に持っていこうとしているわけです。
まぁそりゃそうですね。
気になって見てみたらまだ無料Appの16位とかにパズドラはいました。
できる限り寿命を伸ばして長く稼いでくれる状態を作るという判断になって当然です。
と、言うわけでこの機会にもう一度パズドラを始めてみてはいかがでしょうか。
1年はガッツリやりましたけどすごく良くできたゲームですよ。
え、僕?
僕はやらないです。
書きたいブログネタが消化していきたくて、スキマ時間はそっちに使うんです。
あ、そういう意味だとこれを読んでる皆様にもソシャゲよりはブログがオススメ。
ソシャゲで副収入は期待できないですからね。
ブログで副収入って話はこちら