どうも、36歳になりました僕です。
僕は子供が20歳でデキちゃっており、上の子はもう高校1年生、下の子も小学6年生になりました。
うちの子は2人とも小学生1年生からiPhoneを使っています。
いろんな考え方があると思いますが、僕はスマホやPCは欲しがったら早くから持ってもらいリテラシーを身につけた方が良いと考えている派です。
もちろん子供なのでうっかり無くすリスクとかありますが、例えばドコモの保証に入っていれば紛失時にも電話一本で新品が送られてきます。
iCloudで自動バックアップしておけば、データもそのまま戻るので復旧の手間はありません。
また、よく「子供にスマホを与えると勝手にガチャ課金されて大変なことになるぞ」みたいな事言われますが、子供はちゃんと教えればそんなことはしません。
どんな小さな子でもお店のものをお金を払わず持って帰ってはいけないことを理解しているように、スマホゲームに勝手に課金するのはいけないことだと教えればそれを理解します。
「持たせると何するか分からないからスマホを持たせない」という理屈は「万引きするかもしれないから外に出さない」のと同じと思います。
僕はそのルールをきちんと教えているので息子も娘もスマホゲームやラインスタンプなどに課金したい時は必ず連絡をくれます。
低額な場合は事後報告、高額な場合は事前確認というルールにしてます。
息子の例がこちら。
最近スタンプを買っときの事後報告です。
600円くらいの奴だと事前確認をくれます。
息子には僕のクレジットカード番号やPayPalのアカウントも教えているので、念のため課金先が怪しいサイトではないことを確認しています。
apple課金ということだったので許可をだしてます。
このようにお互いの信頼関係がなりたっていれば円滑なコミュニケーションが可能です。
と、先日娘からちょっと高額(4,000円)な課金確認をされました。
数百円ならともかく4000円となるとお金出す側としては何に使うのかちゃんと把握したくなります。
ただ「スマホゲームに課金する」と言われてもよく分かりません。
玩具やゲーム機など物理的なものならゲームをやらない僕でもなんとなく価値が分かります。
「ドローン買ってくれ4000円」なら「まぁそれくらいで買えるならいいか」と思って買いますが、
「竹トンボ買ってくれ4000円」ときたら「え、いや、普通のじゃダメなの?」って確認します。
ただゲーム内の価値というのはそのゲームをしていない人間にはどうやっても分からないものです。
とはいえ、子供が欲しがっているのに親がその価値を理解できないから買わないというのは正しいことではありません。
こういう場合、課金の判断をするためには何を確認したら良いのか?
娘の場合をまとめてみました。
ガチャ?アイテム?子供がスマホゲームに高額課金する理由は?
スマホゲームの課金理由は大きく3つです。
1.ゲーム自体(もしくはステージやシナリオ)の購入
2.ゲーム内で有利となるキャラやアイテムを獲得するためのガチャ
3.ゲーム内で有利となるキャラやアイテムの購入
2番のガチャは親としては一番嫌なやつです。
ガチャはギャンブルで、課金しても子供が欲しいキャラやアイテムが入手できないこともしばしばあります。
こうなると、もう一度、もう一度、と課金を続ける羽目になります。
娘のこの質問だと、何に対する課金なのかは分かりません。
いずれにしても、まずゲームのタイトルを聞きましょう。
娘の回答は下記のゲームでした。
そうしたら調べましょう。
評判も良いメジャーなゲームのようで、ここでまず安心します。
見るとダウンロードは無料のゲームのようです。
つまりアイテム課金型のゲームということになります。
App内課金の場合、何がいくらということが掲載されていますので、それも確認しましょう。
どうもエコーというゲーム内通貨に課金が必要なようです。
これは一番嫌なガチャの可能性もでてきます。
娘に確認しました。
ガチャ?
どうもガチャではなくすごい強くなる課金アイテムの購入のためにエコーが必要なようです。
これは安心しました
そのアイテムに何エコー必要なのかは不明ですが、娘は1220円のを2回買うでも要件は満たせると提案してきます。
ただここで重要なのはもう価格ではありません。
ゲーム内で凄く強くなるというのは、ゲームプレイヤーにとって価値であり、これに課金するのはアリとすべきです。
お金で強くなるゲームが正しいか?に関してはこれも色々な意見があると思います。
僕の時代でも時間をかけたレベル上げやテクニックの向上によって強くなるのが普通でした。
ただ、時代は変わっていくわけで、そういう方法が出来たことを僕らは受け止めていかないといけないのです。
そうなると、あとはこのゲームを継続してプレイするかが重要です。
特に子供は熱しやすく飽きやすいものです。
4000円も払ってすぐ辞められたらたまりません。
ストレートに娘に聞きます。
今後もプレイする?
今後も「めっちゃやる」し、既に無課金である程度プレイ済みのようです。
これは、無駄にならない確度が高まります。
(終始「ダメだよね?」「え、いいの?」と白々しい演伎を見せられてる気もしますが。。。)
というわけで、買って良いと伝えます。
許可さえ出せば娘は自分で課金できるので、これでやりとりは完了です。
以上です。
親は子供が欲しいものを理解できないという歴史を繰り返しています。
マンガが否定され、テレビが否定され、ゲームが否定され、そしてインターネットが否定されます。
これは親が子供のときに存在しなかったものを、理解ができないがゆえに否定します。
僕のようなゲームで育った世代でも同様です。
時代の流れによってゲームのビジネスモデルも変わり、子どもたちは物理的には存在しないバーチャルななにかに対して価値を見出していきます。
強くなることに課金が必要ということもあるでしょう。
そんな中で親は子供が何に価値を感じているかをきちんと理解すべきなのです。
スマホゲームの課金を子供にねだられた時に、親が確認しなければならないことは
「ちゃんと子供が欲しい物の価値を知ろうとしているか?」
ということではないでしょうか。
さて、いい感じにまとまって我ながら気持ちいい駄文ですが、この件について後で嫁に怒られました。
(後日)-----
僕「と、いうわけで。結構やってるゲームみたいだし、ガチャじゃないし、すごく強くなるらしいから買っていいって言っといた」
嫁「その判断は好きにすればいい。が、大きな間違いがある」
僕「ほぅ?」
嫁「時間よ」
僕「!!!!!!」
嫁「次の日学校なのに深夜にそんなの買わせたら寝なくなるでしょうが」
僕「!!!!!!」
嫁「親なら『明日学校から帰ったら買って良い』にしてよ!」
僕「!!!!!!」
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いやー僕はまだ会社にいたので時間感覚がありませんでしたね。
無念。