どうも、16歳と12歳の子供がおります僕です。
香川県のネット・ゲーム依存症対策条例案のニュースがネットでも議論になってますよね。
ネットでは反対の人が多いですけど、結局4月から施行されることになったらしいです。
子供達はネットやゲームを1日1時間しかできなくなるってWBSでもやってました。
さて、ネットで話されている内容を見ていると、ちょっと違和感があったりします。
それはよく見かけるこの意見。
「条例でやることじゃない。家庭のルールでやればいいこと」
元総理のこの人もこんなことを言ってたそうです。
「わが家もかつてゲーム好きの息子に1時間までと約束させたことがある。基本は家庭で決めることだ」
多いですよね、この意見。
先に言うと、
僕はネット、ゲームのルールを家庭に任せるのには反対です。
これでは、1日に1時間すらもネットやゲームをさせてもらうことのできない子供達を生み出してしまう可能性があります。
それで良いなら、しつけと称して子供を叩く親の「それがウチのやり方なんだ!」も、家庭に任せれば良いという話になります。
僕はネット、ゲームのルールを家庭に任せるのには反対です。
むしろ、子供に最低限のネットやゲーム環境を与えることを条例として定め、国や地方自治体はそれを支援するべきです!
子供がスマホ、PCを持つメリット。ネットで生まれネットでつながる。
我が家にも子供が2人います。
現在コロナウィルスの影響で子供達は家から全く外に出られません。
今年、小学校を卒業する娘に聞きました。
僕「突然学校の友達に会えなくなって寂しい?」
娘「いや、別に、、、」
卒業したらもう会えない子もいるわけで、そんな中で突然の休校のうえに自宅待機。
寂しい状況なのに、娘にはその様子はありません。
そういえば、そんな話は息子にもありました。
今年高校2年の息子は中高一貫の私立中学に行っていたのですが、学力的についていくことができず、1人だけ別の高校に行くことになりました。
その時、息子に聞きました。
僕「他の子たちは同じ高校なのに、お前だけ友達と離れちゃって寂しい?」
息子「次の高校にも出会いがあるさ」
こちらも、寂しい様子はありませんでした。
自業自得とはいえ、可哀想だなと思っていたので、その言葉には少し安心しました。
2人とも友達がいないわけではないんです。
かと言って、ただドライな性格というわけでもありません。
これには理由がありました。
つい先日の話。
「9時からゲームする約束があるんで」と食事をさっさと終えて足早に部屋に戻る息子に聞きました。
僕「高校の友達?」
息子「いや、今日は中学の頃のヤツら」
中学卒業から約1年が経ちます。
1人違う高校に行った息子ですが、まだ中学の頃の友達と親交があり、一緒にゲームで遊んでいました。
今度は「私は部屋で食べる」と食事を持って部屋に戻ろうとする娘に聞きました。
僕「ゲーム?」
娘「そう、○○ちゃんと約束してる」
○○ちゃんは、少し遠くまで通っていた塾で出会った友達。
数年前に塾をやめて接点はなくなったにも関わらず、今でも部屋にいる時は常に通話状態にしておくほどの仲良しらしいです。
そうなのです。
うちの子供達は、PCやスマホ、ゲーム機を使って、友達とずっと繋がっているのです。
だから、コロナウィルスで学校に行けなくても、外に出られなくても、インターネットを通して、友達とゲームの世界で楽しく過ごせているわけです。
時にはブロックでできた世界で、
時にはどうぶつの住む森で、
時にはペンキを塗りあって、
時には鬼ごっこをして、
そして時には殺し合いながら。
子供達は外出どころか部屋からも出てきませんが、それでも部屋からは朝から晩まで楽しそうな笑い声が聞こえています。
物理的には常に部屋に一人ですが、実際は5人、10人という友だちと遊んでいます。
今や子供たちの遊び場は、リアルの公園やグラウンドから、ネットを通したゲーム世界に広がっています。
その環境がないというのは、子供はそれに参加することができないということです。
つまりそれは「友達と遊んじゃダメ」「外出禁止!」とずっと言われ続けていることとなんら変わらないことになります。
これ考えてみると結構酷い仕打ちじゃないですか?
もちろん、意地悪じゃないのも分かります。
子供のことを思って不安なんですよね。
ゲームやスマホ、PCを触らせることに不安を持つ親は多いです。
スマホはまだ早い、子供には必要ない。
ゲームは健康的じゃない、勉強しなくなる。
ネットは危ない、何をしてるか分からない。
実際によく聞く話ですし、言いたいことは分かりますよ。
そりゃあ、ゲームにのめり込んでやりすぎちゃうこともあるし、スマホをいじりすぎて目が悪くなることもあるし、ネットで親が知らない出会いをすることもありますよ?
息子は中高一貫の中学に行ったのに高校に上がれないし、子供2人ともメガネだし、娘はネットで知り合ったロリコン高校生※と友達です。
※娘曰く「ガンダム好きだがロリコンではない」とのこと
でもだからって、そもそもスマホやPC、ゲームやネットを制限しちゃうって、
やり方が雑すぎやしません?
勉強しないのが問題なら、ゲームやる時間を決めるんじゃなくて、勉強する時間を決めるべきです。
ゲームを制限された子供はその余った時間を勉強や読書(大人が好きな字ばっかりの本)に向けたりしないですよ?
目が悪くなったらメガネ買えばいいです。
最近5000円で買えますからね。
だいたい目なんて本読んだって悪くなりますよ。遺伝もしますしね。
「ネットの出会いが不安」って、じゃあリアルな友達も親が面接しなきゃいけなくなりますよね。
子供の人間関係を親には管理できません。
「LINEで何話してるか不安」って、子供のLINEとか覗きたくなっちゃう親は、普段外に遊びに行く時は子供の声を録音でもしてるんですか?
なんでLINEだと悪いことしちゃうと思うんです?
子供の日記を覗くような行為を肯定するのやめません?
全国のお父さん、お母さん。
そして、香川県議会のおじいちゃん達に言いたい。
理解できない不安から、ネットやゲームのリスクばかりを探してしまっていませんか?
ネットやゲームは、今や子供たちにとって当たり前の遊び場です。
それを与えなかったり奪い取ることが、子供にとっていかに残酷な行為であるかを知るべきです!
・・・
なお、さっき息子とした会話。
僕「お前は香川県に住んでなくて良かったね」
息子「いや、香川県は正しいだろ」
僕「なんで?」
息子「これ以上、俺みたいなダメ人間を増やしてはいけないだろ」
あーやっぱこいつだけは香川県に送りつけたい。
危うく娘の課金で高額請求されそうになったときの話
中高一貫なのに高校に上がれなかった息子の話