この記事は小林製薬の「コリホグス」を使った僕の個人的な感想と、小林製薬に電話でお問い合わせして下記の内容について確認した結果をまとめたものです。
- 長期連用の定義は?
- 長期連用した場合の副作用は?
- 筋肉をほぐして根本治療ができる?
- 空腹時でも大丈夫?
- 市販の鎮痛剤、たとえばロキソニンと併用できる?
- 市販の肩こりの塗り薬、たとえばアンメルツと併用できる?
小林製薬のご担当者からいただいた回答をなるべく正確丁寧に書きますが、僕は医師でも薬剤師でもないことをあらかじめご了承くださいませ。
どうも、最近肩こりが気になる38歳の僕です。
この2年テレワークで同じ体制で座っている時間が増えて、これまで以上に肩を動かさなくなったことが原因な気がしています。
余談ですが、テレワークであまりに歩かないことを心配してランニングマシンに定期的に乗るようになったので、運動不足から来ていたと思われる足の怠さはだいぶん改善しました。
結論、やっぱり運動が大切ってことだと思うわけですが、とは言っても僕も現代人なのでなかなか運動ベースでの肩こり改善は難しいです。
なにより、肩こりが辛いときは、すぐに今の辛さを改善したい。と、感じますよね。やっぱり。
マッサージ機などは試しましたし、毎週のようにマッサージにも通っていますが、それでも改善しないわけで、そうなると現代薬学の力を借りるしかありません。
そんなつらい時、「肩こり」とかで検索していて気になったのがこちら。
小林製薬
筋弛緩成分配合
コリホグス錠
コリホグスという、効果の分かりやすいドラえもんの道具のような名前を気になりますが、それより何が気になるって筋肉弛緩成分ですよ。
だって筋弛緩成分って怖くないですか?
肩こりには効果ありそうですが、副作用も心配です。
【口コミ】筋肉弛緩成分「クロルゾキサゾン」って安全なの?効果はあるの?副作用は?
ちなみに、いわゆる筋弛緩剤って聞いてどんな印象あります?
僕は…
- 殺人事件で使われる毒薬
- アメリカで死刑に使われる薬剤
こんなイメージです。
前者はなんかの映画とかドラマの影響ですかね。
2000年に起きた筋弛緩剤点滴事件の印象もあるかもしれません。その際に使われたのは「べクロニウム」という筋弛緩剤だったそうです。
後者のアメリカで死刑に使われる薬剤は「パンクロニウム」というものだとか。
もちろん、これらはいずれも市販されるような薬剤ではなく、このコリホグスに配合されている「クロルゾキサゾン」はそこまでヤバいものではなさそうです。
名前は凄いヤバそうな雰囲気ありますけどね。
名前だけだとこんなイメージ↓
で、僕はこの筋肉弛緩成分を調べるうちに、どんどん興味がでてきました。
筋肉弛緩成分というのは、筋肉を動かす脳からの命令を遮断もしくは抑制するという効果らしいのです。
つまり無駄に脳からの出続けて筋肉を緊張させてる命令を抑制してくれるので、筋肉がほぐれて根本から肩こりがとれるというイメージです。
単純に痛みをとって「肩こりを感じなくさせる」のではなく「肩こりをほぐして緩和する」というのいいですよね。
そんなわけで買いました。16錠で800円弱。
1回2錠なので8回分ですかね。
ちょっと量が少ない気もしますが、1回100円程度なのでお試しで買ってもいいかなと思える額でした。
で、試しに飲みました。
特に食後とか食前とか指定もないので、肩こったなと感じたタイミングで飲みました。
先に結論です。
効いてる気がします。
なんだか、心なしか肩が軽くなったような気がします。
いや「それプラシーボですよ!」って言われたら、そうかもしれないとも思います。
が、「効くかも」って信じこまされて小麦粉の塊を飲むだけで、実際に痛みがなくなる人がいるのがプラシーボ効果ですからね。
「今、肩の緊張がほぐされてるのかぁ」ってイメージしながら飲んだら、実際に肩の緊張がほぐれてるのかもしれません。
というわけで、評価というか僕の口コミとしては、
気に入りました。
気になる時に飲んでいたら、すぐに一箱16錠分はなくなりました。
そこで、またAmazonで注文するか悩んだのですが、ここで説明書に気になる一文が…
長期連用しないこと!
(本来は先に読みましょう)
まぁ実はほとんどの薬でこれ書かれてますけどね。
ただ、凄い曖昧なんですよ。
長期というのが一か月なのか、一年なのか全く分かりません。
ネットで検索してみましたが、小林製薬のFAQにはそれらしき内容はありません。
ということでマメな僕は小林製薬に問い合わせることにしたので、今後同じような疑問を持った方向けにその記録を残しておきます。
FAQには明記されていない下記の内容についても気になったので併せて聞きました。
- 長期連用の定義は?
- 長期連用した場合の副作用は?
- 筋肉をほぐして根本治療ができる?
- 空腹時でも大丈夫?
- 市販の鎮痛剤、たとえばロキソニンと併用できる?
- 市販の肩こりの塗り薬、たとえばアンメルツと併用できる?
参考になれば幸いです。
コリホグスは常用できる?長期連用の定義は?根本治療になるの?空腹時には飲めるの?
さて、小林製薬の問い合わせは基本的に電話です。
問い合わせフォームから問い合わせることも可能ですが、回答は原則的に電話でかかってくるそうです。
なので、電話しちゃうことにしました。
受付時間は平日の昼間だけですが、かけ放題プラン無視のナビダイヤルではなく、ちゃんとフリーダイヤルも用意されてるので良心的です。
0570のナビダイヤルがクソって話はこちら
電話するとほとんど待たされることなく繋がりました。
僕「コリホグスについて教えてください」
小林製薬ご担当者さま(以降小林)「お問合せありがとうございます。」
僕「長期連用はしないとありますが、長期連用とは具体的にどのくらいの期間ですか?」
小林「5回から6回飲んだら長期連用と判断してください」
思ったより少ない。
16錠入りですが、1度に2錠で12錠までしか連続では飲めないということです。
僕「つまり1週間程度続けて飲むとダメですか?」
小林「いえ、飲んだ日数ではなく回数です。つまり1日に2回飲んだ場合は、3日までです」
思ったより短い。
3日で長期連用扱いということです。
これは説明書にそう書いておいてほしいですね。
僕「6回続けて飲んだら、どれくらい間隔をあける必要があるのですか?」
小林「2週間程度は空けてから飲んでください」
逆にこれは思ったより長い。
読んでくださっている方でも、もっと早いペースで飲んでしまっている方がいるのではないでしょうか?
かく言う僕も、1ヶ月で一箱16錠を飲んでしまったので、これは既に飲み過ぎです。
なので、聞いてみました。
僕「既にもっと早いペースで飲んでしまっているのですが、なにか副作用はあるのでしょうか?」
小林「続けて飲んでも副作用がある成分が含まれているわけではありません。なので、今後控えてもらえれば問題ありません。」
僕「副作用がないなら続けて飲んでも良いんじゃないですか?」
小林「続けて飲むと副作用がでる成分が含まれるわけではないですが、続けて飲むことを想定して作られていません。」
続けて飲むと副作用がでるという根拠もないが、続けて飲むテストもできていないので、続けて飲んで問題ないとも言えないということですね。
僕「続けることで効果がなくなったり、やめられなくなったりするのでしょうか?」
小林「依存性や習慣性のある薬ではないですが、もし長期にわたって症状が続くのであれば病院に行って診断してもらうことをオススメします。」
なるほど、薬で症状を抑えた結果、原因が隠れてしまって大きな病気の発見が遅れると言うのは聞いたことがありますね。
市販の薬をずっと飲み続けちゃうような場合は、ちゃんとお医者さんの診断をもらったほうがいいのはどの薬でも言えることかもしれませんね。
僕「コリホグスを続けて飲んでも肩こりの根本原因を治すことはできないわけですね?」
小林「肩こりの原因を治癒したり、体質を変えるような薬ではありません。」
残念。とはいえまぁそうですよね。
やはり一時的に症状を楽にする対症療法ということですね。
僕「別の質問もすみません。飲むタイミングが明記されてないですが食前食後などの飲むタイミングにオススメはありますか?」
小林「食前、食後と言った指定はありません。ただ空腹時よりはなにかしら胃に入っている方がオススメです。間食とかでもかまいません。」
これも一般論としてそうみたいですね。
多かれ少なかれ薬は胃に刺激があるということのようです。
さて、せっかくなので気になってたことをまとめて確認させてもらいましょう。
コリホグスは他の薬と併用できる?ロキソニン等の頭痛薬は?アンメルツのような塗り薬は?
ネットで検索していると「コリホグスとロキソニンは併用できるか?」という質問を見かけました。
僕はロキソニンなどの頭痛薬はあまり飲まないのですが、もうブログ記事にまとめる気になっていたのでこれについて聞いちゃうことにしました(ブログ脳)
僕「薬との併用について聞かせてください。ロキソニンなどの頭痛薬と併用はできますか?」
小林製薬ご担当者さま(以降小林)「それは医師に処方されたものですか?」
しまった。僕自身の話じゃないので回答につまる。
僕「市販のものです・・・」
小林「製品名は分かりますか?」
さすが、すごいしっかりしてらっしゃる。
たしかにロキソニンにも色々あるでしょうから無責任なことは言えないですよね。
うっかり軽い気持ちで聞いちゃって失礼なことをしました。
僕「具体的にはないのですが…よく薬屋さんで売っている頭痛に効くようなものです。」
僕の中のイメージはこんな感じ。
小林「なるほど。ロキソニンによっては、眠気がでるものがありますが、眠気が出るものとの併用はやめてください。」
僕「おお、そうなのですね。眠気がでないものであれば併用はできますか?」
小林「効果が違う薬であれば問題ありません。ロキソニンは頭痛に対しての薬ですが、コリホグスは肩こりに対する薬です。」
たしかに、同じ効果の薬をいくつも飲むのは確かに危なそうな印象ありますね。
でもそうなるとちょっと不安になることがありました。
実は僕はあまり飲み薬は飲まないですが、肩こりの塗り薬は使ってるんですよね。
余談ですが、いろんな種類のヤツ使ってきましたが、僕に一番効くのはこれです。
(偶然にも同じ小林製薬)
小林製薬
アンメルツゴールドEX NEO
これ頭痛を伴うような肩こりをほぼ確実に改善してくれます。
肩と耳の後ろとかに塗るのがおすすめです。
ちなみにアンメルツっていろんな種類あるので気をつけてください。
実は僕、一度間違えてこれを買ったことがありまして…
小林製薬
アンメルツゴールドEX
普段はネットで買うんですが、出先で購入したんで間違えました。
後者は「NEO」じゃないんです。
使ってて「なんか効かないなぁ」って思って別商品だと気が付きました。
それくらい効果が違いましたのでご注意ください。(もちろん個人差はあると思いますが)
話をもどします。
つまり同じ効果の薬を併用しちゃいけないということは、アンメルツのような塗り薬でもまずいのでは?と不安になったわけです。
僕「アンメルツのような塗り薬も併用しているのですが、それは大丈夫でしょうか?」
小林「塗り薬であれば問題ありません。」
僕「アンメルツの中でも効き目の強い『アンメルツ ゴールドEX NEO』というやつなのですが…」
小林「問題ありません。」
良かった。安心しました。
というわけで、以上です。
小林製薬の担当者の方にはとても良いご対応いただきました。
僕はどうしても肩こりしてほしくないときとかのために、コリホグス置いておこうかなと思いました。
比較しちゃって申し訳ないですが、以前リステリンの副作用で電話したときのジョンソン・エンド・ジョンソンとはすごい違いです。
医療相談はAskDoctorsがいい感じだったって話はこちら。