どうも、アイリスオーヤマ大好きの僕です。
過去にもアイリスオーヤマ商品を紹介してきました。
hardshopper.hatenablog.comhardshopper.hatenablog.com
他にもリクックオーブン、シーリングライトなど、僕の家にはアイリスオーヤマの家電がたくさんあります。
3月上旬、そんなアイリスオーヤマがノートパソコンを発売すると言う情報が流れました。
価格もスペック(性能)も全く非公開で、ネット界隈は期待の声が溢れました。
ネットの声
- ついにパソコンまで…
- もうこの会社作れないものないだろ
- コスパ優れたとんでもないものを出してきそう
前評判を見ると良い感じでした。
アイリスオーヤマ、ネットで愛されてる印象です。
これはこれまでのアイリスオーヤマ製品の満足度が高かった結果と言えるでしょう。
アイリスオーヤマ製品を実際使ってみると、質はどうしても大手メーカーよりは落ちてると思うことも少なくないですが、しかし価格とのバランスを考えるとコスパとしては非常に良いなと感じるのです。
そうやってコツコツと信頼を重ね、新興メーカーでありながら大手メーカーと対等にやりあえるくらいの評価を勝ち取ってきたんでしょうね。
しかし、今回のノートパソコンはそんな信頼を裏切るものでした。
それがこちら…
アイリスオーヤマ
LUCA Note PC
windows 10 pro搭載
税別49,800円
(税込54,780円)
※なお現在は実質3万円台まで価格が下がっています。それでも高いという詳細は後述
このノートパソコンが全くオススメできない理由を、パソコンに詳しくない方にも分かる様に解説させてください。
あ、ちなみにとにかく安いPCが欲しい場合は、中古で探したほうがいいです。
価格だけでいえば1万円以下からありますし、4万円出せばもっと高性能なパソコンが確実に買えます。
高い?安い?ゲームはできる?プログラミングはできる?
まずアイリスオーヤマのホームページで、このノートパソコン「LUCA」の紹介を見てみましょう。
老若男女がパソコンを使っています。
この人たちは何を考えてるんでしょう。
笑顔の理由を考えてみます。
お父さん「動作が重くて仕事に時間がかかるので残業代が増えた」
これぞ日本の生産性
長女「YouTubeすらサクサクみられないから授業に集中できる」
パソコンって誘惑多いもんね
次女「使い物にならないからって私のオモチャになりました」
でもゲームはできません
おじいちゃん「使い方が分からないので記憶容量の心配はありませんw」
もちろん普通に使う人には心配あります
はい、すいません。
まぁお父さんが性能の低い「低スペックPC」を使うのは自己責任なので良いのですが、何も分からない子供やお爺ちゃんにこんなパソコンを使わせるのは絶対にやめてくださいね。
特に子供にこのパソコンを使わせるのは、
もはや虐待です。
「わーい!自分のパソコン買ってもらえた!」
と、無邪気に喜ぶ子供に対して突きつけられるのは、ゲームはおろかYouTube視聴すらまともにできないという現実です。
「プログラムなどのIT教育がこれからは大事だから」とか思って、これを子供に買うお父さんお母さんにハッキリ言いますけど
これ使わせたら、むしろ子供はパソコンを嫌いになります。
だって、思うように動かないですから。
子供たちがせっかく興味を持ててもそれをまともに試すことすらままならないです。
あー工夫でなんとかなる話じゃないですよ?
サッカーやりたいっていう子供にボールじゃなくて紙風船あげるような話です。
で、こういうこと言うと
「しかし高いパソコンを買うのは経済的に難しい!」
なんていうご意見がありそうですが、まずそこから間違いです。
このアイリスオーヤマのLUCAは、たしかにパソコンとしてはぎりぎり低価格な部類ですが、しかし性能を考えるとむしろ贅沢です。
たとえば100円のお菓子は価格だけみたら安いかもしれませんが、それが「うまい棒」一本を100円で買っているとしたらどうでしょう。
50,000円くらいでノートPC買うならLenovoがコスパ最強
「うちは子供に一本100円でうまい棒を買っています」
っていう親がいたらどう思います?
セレブか?ってなるでしょ。
そういうことです。
パソコンというのは価格も性能もピンキリです。
2万円で買えるものもあれば、20万円するものもあります。
多くの場合で、2万円は2万円なりの性能、20万円は20万円なりの性能です。
しかし、このアイリスオーヤマのパソコンは5万円なりの性能を満たしていません。
では具体的に性能を見ながら誰でも分かるように簡単に解説します。
【簡単解説】Windows Proの違いって?メモリ4GB、保存容量64GBでは足りないの?
では、アイリスオーヤマのホームページで、このノートパソコンの性能を見ていきましょう。
まず、ウリはこちら。
Windows 10 pro搭載で安心のセキュリティ
普通の人が「パソコン」と言う場合、ほぼこのWindowsパソコンのことを指します。
簡単にいうとWindowsというソフト(OS)の入ったパソコンなのです。
そのWindows には主に下記の2種類があります。
- home
- pro
このアイリスオーヤマのノートパソコンに搭載されているのはproです。
そしてproはhomeと比べてやや高価なので、アイリスオーヤマはそれをウリにしているというわけです。
Windowsはソフトだけでも販売されていますが、ソフトだけの価格をみると1万円くらい高いですね。
しかし高価だからといって、だから安心して使えると勘違いしないでください。
大事なことなのでハッキリいいます。
proだと安心して使えると言うことはありません。
どちらかというと安心してパソコンを使うなら、セキュリティ用のソフトをインストールするのが重要です。
ちなみに、一昔前ならセキュリティソフトは必須でしたが、最近ではWindows標準のセキュリティ機能「Windows Defender」が性能を上げてきており、それだけで十分と言う人も多いです。
とはいえ、それだとなんとなく不安なので、僕は安定した評判と実績の「ESET」というセキュリティソフトを使っています。
さて、ではアイリスオーヤマは嘘をついているのか?といえば、そういうわけではないのです。
学校や企業なので多くのパソコンを集中して管理したいという場合にはproのほうが安心です。
と、いうかproでないとできないことも多いのです。
proで安心できるのは、パソコンを使ってる本人ではなく、多くのパソコンを管理してる管理者です。
逆に言いますが、
自宅で使うだけならproではなくhomeで十分です。
もちろんそれでも安くて性能も良いなら文句はないのですが、このノートパソコンは価格に対して圧倒的に性能不足のため、proにコストをかけてる場合じゃないんです。
もう一度先程のページを見てみましょう。
50,000円くらいでノートPC買うならLenovoがコスパ最強
これです。
- メモリー4GB
- 保存容量64GB
メモリとは「RAM」とか「メインメモリ」とも呼ばれ、簡単に言うと一時的に情報を記憶するパーツです。
パソコンやスマホには必ず必要なパーツです。
メモリーというとデータを記憶する容量のように思われますが、パソコンでメモリという場合は、記憶容量ではなく処理の速さに影響します。
分かりやすく人間で例えると、メモリはちょっとしたことを覚えておける記憶力です。
たとえば誰かに買い物を頼まれたとして、買うものを聞いただけで覚えておける人と、メモをとる人では、前者の方が早く買い物を済ませられますよね?
メモを書いたり、メモを見たりするのにも時間はかかりますし、下手するとメモを無くしてしまって、もう一度何を買うかを聞きに行く必要があったりしますからね。
さて、このアイリスオーヤマのノートパソコン「LUCA」のメモリは4GBです。
最近のパソコンは平均的なモデルで8GBです。
参考程度に僕の会社パソコンや、ゲームもする僕の子供達が使うパソコンは16GBです。
本格的な利用をする人はもっと増やして32GBの人もいます。
さっきの買い物の例に合わせて雑に例えると、
僕のパソコンは16個まで買い物するものを覚えておけますが、このアイリスオーヤマのLUCAは4個までしか覚えられません。
一度の買い物ならそんな大した差はないかもしれませんが、パソコンの中ではこの買い物に相当することが何万回も行われています。
パソコンを触っていて、処理が重いなぁ、サクサク動かないなぁ、って感じる時は、パソコンがせっせとメモを書いたりメモを読んだりしてるからかもしれません。
ダラダラ書いてしまいましたが、
つまりメモリが少なすぎます!
そして、さらにもっと酷いのが保存容量です。
ここで書かれている保存容量とは「ROM」とか正確には「ストレージ」と呼ばれたりもするものです。
これはそのままデータの保存できる容量です。
つまり、写真や動画やアプリやゲームなどを記録しておく容量です。
「64GBあれば足りるのでは?(私のiPhoneは64GBだし)」
なんて思ったら酷い目に合います。
実はパソコンがパソコンであるために入れられている「Windows」というソフトの容量もここを使われます。
このWindowsが大体30GBくらい使ってしまいます。
このアイリスオーヤマのノートパソコン「LUCA」の保存容量は64GBです。
つまり購入した時点で35GBくらいしか残り容量はありません。
そして忘れてはいけないのがWindowsアップデートです。
アップデートとは、不具合やセキュリティの改善のために定期的に行われるシステムを常に最新の状態にする処理です。
これを行わないとセキュリティ的に危険であり、当然行わないという選択肢はありません。
しかし、このWindowsアップデートが大規模なものになると保存容量が10GB以上必要になることもあります。
64GBくらいだと、この容量が不足してアップデートできない状況になることが容易に想像できます。
断言しますが、普通に使ってたら数ヶ月でこの容量不足に悩まされることになります。
参考程度にいうと我が家の家族写真(動画含む)データはだいたい2TBあります。
2GBじゃなくて2TB、つまり2,000GBです。
つまり、このパソコンに我が家の家族写真を保存しようとしたら60台くらい必要です。
(うちの場合はパソコンではなくNASと呼ばれる別の装置に保存しています)
ダラダラ書いてしまいましたが、
つまり、保存容量(ストレージ)が少なすぎます!
(ちなみに、あとでもう少し詳しく解説しますが、このノートPCのストレージは、少ないだけじゃなくて遅いという弱点も抱えています)
このようにメモリも保存容量も酷いのですが、さらにまずいのがパソコンの頭脳であるCPUです。
アイリスオーヤマのノートPCでゲームはできる?Celeron(セレロン)って何?
安いPCのレビューとかを見ていると、必ず同じ質問があります。
「ゲームはできますか?」
ここで聞いてる人たちがやりたいゲームはおそらく昔懐かしのマインスイーパやフリーセルじゃないでしょうからハッキリと言います。
(マインスイーパやフリーセルなら流石に動きます)
アイリスオーヤマのノートパソコン「LUCA」では、
ゲームをすることはできません
最新の3Dゲームとかは起動もしません。
運良く起動できても設定を落としまくってやっとカクカクみたいなレベルのはずです。
この原因は主にCPUとGPUというパーツにあります。
CPUともGPUとは、つまりコンピュータの頭脳です。
各々ちょっと役割が違いますが、GPUは「ゲームをするときに使う頭脳」とでも理解して置けば概ね合ってると思います。
さて、このパソコンに搭載されているCPUは、
インテル CeleronプロセッサーN
Gemini Lake 4コア
と、なっています。
「インテル入ってる」
のCMでインテルという会社名はご存知の方もいるかもしれないですが、しかしインテルのCPUもピンキリです。
Celeron Nというのは、そのインテルのCPUの中でも、もっとも性能の低いシリーズです。
Gemini Lakeというのは、Celeronの世代を表しており、これは2018年に発売された少し古いモデルであることを表しています。
そしてアイリスオーヤマのサイトには載せられていませんが、これらの情報からこのCPUは、
Intel Celeron N4100
という型番のCPUであることが分かります。
さてこのCPUの性能に関しては、もう単純に比較を見てもらうのが早いです。
CPUはベンチマークと言われるその性能を定量的に表す手法があります。
下記がそのベンチマークの数値です。
比較対象は、一般的に販売されるノートパソコンの中で上位に位置しているCPUです。
基本的にデスクトップパソコンとノートパソコンではノートパソコンのCPUのほうが性能は低くなりますが、ここで比較されているCPUは全てノートパソコン用です。
ご覧の通り、上位のCPUと比較すると5倍、8倍くらいの性能差があることが分かります。
もちろん最上位のRyzen7 4800Hを搭載している高スペックなパソコンはその分だけ高価格ですけどね。(これはゲーム用のノートパソコンなので重たいですし
続いてGPUを見ていきましょう。
くりかえしますが、GPUはゲームをするときに使う頭脳と理解いだければ概ね正しいです。
インテル UHD グラフィックス600
こちらもベンチマークを見ていきます。
比較しているのは一般的に販売されているGPUの中で上位に位置するものです。これはデスクトップパソコン用のものも含めた比較になってます。
まぁGPUに関してはCPUよりさらに顕著でして、本格的なものも比較すると普通に2桁変わってきます。
ちなみに、最上位にあるGeForce RTX 3090は、GPU(ビデオカード)だけで30万円くらいします。
パソコンの価格ではなく、ほぼGPUだけの価格でそれくらいします。
そんなわけでこれも比較対象が良くないですが、ゲームをするためのゲーミングパソコンと今回のような軽量ノートでは、同じパソコンではありますが、全くの別物であることが分かってもらえましたでしょうか?
なので、ゲームが動くわけないんです。
そしてもう一度、記憶装置(ストレージ)を見てみましょう。
eMMC 64GB
64GBでは少なすぎる!って話はしましたが、このストレージにはもうひとつ問題があります。
遅いのです。
ストレージの速さは、特にパソコンの起動時間やアプリケーションの起動時間に大きく影響します。
人間で例えると、覚えるのが遅く、思い出すのも遅いというイメージで、こういう人は当然仕事も遅くなります。
今のノートパソコンで主流なのは「SSD」と言われる記憶装置(ストレージ)です。
このPCに搭載されるeMMCは、以前主流だったハードディスク(HDD)よりは高速ですが、SSDと比べると大幅に低速です。
記憶装置が、容量も足りず速度も遅い。
これが、このアイリスオーヤマのノートパソコン「LUCA」なのです。
さて、一通り性能を見てきましたがいかがでしょうか。
パソコンの性能というのは、大体これらの4パーツで決まります。
- CPU
- GPU
- メモリ
- ストレージ(記憶装置)
そのいずれもが非力で低性能で不足していることが、お分かりいただけたでしょうか?
「でもこれは軽量ノートパソコンだし、多少性能が低いのは仕方ないのでは?」
「いや、安いパソコンに求めすぎでしょ!」
まだ、そんな風に思っているみなさんのために、最後に他のノートパソコンと比較してみます。
このアイリスオーヤマがいかにコスパが悪いのかを比較レビューしてまいります。
なぜ安い?いや値下げしてもまだ高い!低価格でな人気モデルと比較
ところでこのブログを書いている間に価格が下がってることが話題になってました。
なんと1万円以上下がっております。
アイリスオーヤマの公式ストアではまだ定価で販売されています。
販売価格:¥54,780
が、なんと在庫切れ!
こんなに早く値下げされてしまって買った人は今頃後悔しちゃってないか心配になります。
しかも、単純に1万円安くなっただけではありません。
大手量販店では10%ポイント還元がされます。
43,780円-4,378円 = 39,402円
なんと実質3万円台まで値下げしてました。なんとまぁ。
ちなみに、ポイントが貰えるヨドバシでは既に完売みたいですね。
さて、では価格が下がったのなら買いなのか?
いいえ、それでもオススメしません。
前述の通りで性能が低すぎるからです。
いくら低価格でもまともに使えなければそれは無駄遣いです。
どうしても4万円以上は出せないというのであれば中古で探したほうがいいです。
価格だけでいえば1万円以下からありますし、4万円だせばもっと高性能なパソコンが確実に買えます。
「うーん、中古かぁ・・・」
分かります、やっぱり新品が気持ち良いですよね。
では、新品だとまともなパソコンっていくらで買えるんでしょう?
さっそく価格.comで検索してみましょう。
条件はアイリスオーヤマより少し高めに設定して価格6万円以下。
あとはアイリスオーヤマの条件と揃えてWindows 10搭載の軽量ノートとします。
と、 アイリスオーヤマと並んでヒットしたノートパソコンがでてきました。
それがこちら。
Lenovo
IdeaPad Slim 550
56,430円
Lenovo IdeaPad Slim 550 の現在価格を今すぐチェックする
価格はアイリスオーヤマの実質価格より16,500円くらい高いですね。
このLenovoは世界最大級のパソコンメーカーです。
サイズ感や重さなどはだいたい同じですし、価格も値下げ前のアイリスオーヤマとほぼ同じですね。
では、このLenovoのIdeaPad Slim550と、アイリスオーヤマのノートパソコン「LUCA」を比較していきましょう。
まず一番大事なパソコンの頭脳「CPU」。
Lenovoに搭載されているのはAMDというメーカーのRyzen5 4500Uです。
AMDのRyzen5は、IntelのCore i5のライバルCPUで、比較的上位のパソコンにも搭載される性能と価格を両立したコスパ最強のCPUです。
対して、アイリスオーヤマに搭載されるCeleron Nは安さに全振りのCPUなので、その性能差は比較になりません。
Lenovoのほうが5倍以上高速です。
つづいて、ゲームなどで使われるもうひとつ頭脳「GPU」。
LenovoのGPUは Radeon Graphics です。
これもけして3Dゲームがサクサク動くようなGPUではありませんが、アイリスオーヤマのUHD 600と比較したらその差は歴然です。
これだけでも価格差の+16,500円の価値は十分にあります。
次に重要なメモリとストレージ(記憶容量)も見てください。
メモリは8GB、アイリスオーヤマの2倍あります。
8GBは現在では平均的な容量ですね。やはりこれくらいは欲しいです。
ストレージはM.2 SSDの256GB、アイリスオーヤマのeMMCよりも圧倒的に高速で、容量も4倍あります。
体感できるところでいうと、SSDとeMMCではパソコンやアプリの起動時間が劇的に変わります。
容量も256GBあれば通常使用で困ることは無いと思います。
つづいてOSソフトとOfficeを見ていきましょう。
OSはアイリスオーヤマが Windows 10 Pro で、Lenovoは Windows 10 Home です。
これはアイリスオーヤマのほうが良いのですが、前述の通り本当にProが必要なのかどうかは疑問があります。
ProとHomeの差は、おそらく個人利用であれば不要な機能が大半です。
そして、もうひとつ。
アイリスオーヤマにはOfficeソフトが付いています。
パソコンを仕事で使う場合にはOfficeソフトは必須ですが、Officeソフトって実は結構な価格がします。
下記はMicrosoft Officeの単品価格ですが、普通に2万円近くしてます。
これを見て、
「アイリスオーヤマはOfficeついてるならお得じゃん!」
って思った方はご注意ください。
アイリスオーヤマについているOfficeは、仕事でみなさんが使っているマイクロソフトのOfficeではありません。
中国メーカー「キングソフト」のWPS Office2、価格は3,300円です。
実はOfficeソフトというのは、普及しまくっているマイクロソフトのOfficeだけでなく、様々なメーカーがもっと安価な互換Officeを出しています。
ちなみに、これらの互換オフィスは当然マイクロソフトのOfficeに近ければ近いほど良いOfficeソフトと評価されますが、WPS Officeは比較的評判の良い互換Officeではあります。(中国メーカーって聞いて身構えちゃった人もいるかもしれないですが、評価は良いソフトなので念の為)
ちなみに僕個人としてはGoogleのオフィスをオススメしたいです。
これはURLを渡すだけで情報を共有できて、そのまま編集も可能です。
もちろんネット環境は必要ですが、アプリケーションのインストールは不要でなんと無料で使えます。
(ネット環境のない状態でパソコン開くことなんてないので、これが最強です)
Google ドキュメント - オンラインでドキュメントを作成、編集できる無料サービス
話が少しそれちゃいましたが、次見ていきましょう。
軽量ノートにとってバッテリーの保ちは非常に重要です。
ここにあるビデオチップというのは前述のGPUのことです。
Lenovoには、ビデオメモリ:メインメモリと共有という表示がありますが、これは表示がないだけでアイリスオーヤマも変わりませんので気にしなくて大丈夫です。
そしてバッテリーまわりもLenovoが優っています。
まず駆動時間が12時間で、Lenovoが3時間長いです。
そしてさらにUSB PD対応となってます。
これがあるとUSBで充電できるのでモバイルバッテリーで充電できます。
持ち歩くことの多い軽量ノートには是非対応していてほしいやつですよ。
ちなみにアイリスオーヤマはファンレスに○がついていますが、ファンレスなのは単純にCPUの性能が低いため冷却する必要がないからってだけの話です。
Lenovoは他にも指紋認証がついていたり、最新のBluetooth規格に対応しています。
Bluetooth5.1は、4.2と比較して、通信速度が2倍、通信距離が4倍、通信容量は8倍と大幅に改善されており、これからノートパソコンを購入するならこれも対応しててほしいところでしょう。
重さはわずかにアイリスオーヤマのほうが軽いです。
サイズ感はほぼ同じですね。
というわけで、比較にならないレベルで圧倒的にLenovoが高性能でした。
これらは普段パソコンをガッツリいじらない人でも、ちょっと触ったら体感できる違いだと思います。(まずパソコンの起動時間だけで違いを体感できると思います
どうでしょう、このノートパソコン「LUCA」の
アイリスオーヤマらしからぬコスパの悪さ
は伝わったでしょうか?
なお、ここではLenovoを例に上げていますが、DELLなどの他の海外有名メーカーでもやはりこれくらいの価格を出せば、このレベルの性能をもつパソコンが購入できます。
ちなみにLenovoは学割もあるらしいので学生さんはそちらもチェック
余談なんですが、ちょっと紹介しておきたいのがコチラ。
ドン・キホーテ
MUGA ストイックPC3
あのドンキホーテのオリジナルノートパソコンです。
アイリスオーヤマのノートパソコン「LUCA」 になんとなく似てますが、
こちらは税込21,780円です。
ネットでも税抜20,000円以下のPCとして話題になりました。
性能はというと、CPU(プロセッサ)がアイリスオーヤマよりもさらに低性能です。
GPUもそれに伴って低性能です。
このドンキホーテの「MUGA」に搭載されているのはCeleron N3350、アイリスオーヤマの「LUCA」のN4100よりも旧型で半分以下の性能です。
ただ、メモリやストレージは全く同じですね。
キングソフトのWPS Officeがついているところまでソックリです。
もちろん、アイリスオーヤマよりも性能が低いわけで、
パソコンが欲しい方が買うべきパソコンじゃありません(哲学
とはいえ、20,000円ならまぁいいかなと。
これくらいならブログのネタにしてもいいですしね。
対してアイリスオーヤマは定価で5万円オーバーですからね。
これはまったくもって本当に可愛げがないと感じちゃったわけです。
繰り返しますがアイリスオーヤマの商品は個人的に大好きです。