どうも、ジャパネット価格調査が趣味の僕です。
本日価格を見ていくのは、こちら。
ラクかるパワーブーストサイクロン<PV-BHL6000J>

(ジャパネット公式サイトより)
日立とジャパネットの共同開発モデルで、「日立人気2機種のいいとこ取りしたジャパネットオリジナル」とあります。
軽さが売りの「ラクかるスティック」と、吸引力が売りの「パワーブーストサイクロン」。
その2つのいいところを取った、という商品名です。
軽さと吸引力の「いいとこ取り」
本当なら、最高じゃないですか。
今回もこのジャパネットオリジナルモデルが本当に買いなのか?を調べていきます。
ジャパネットのラクかるパワーブーストサイクロン(PV-BHL6000J)は安いのか?下取り価格の落とし穴
さて、まずこれがジャパネットの価格表記。

(ジャパネット公式サイトより)
下取りなしで64,980円、下取りをすると34,980円です。
はい、ジャパネットではおなじみの「下取り」です。

(ジャパネット公式サイトより)
どんな掃除機でも、30,000円で引き取ってくれます。
ただの値引きとしないのは、「うちの掃除機、まだ使えるけど30,000円になるなら買い替えようかしら…」と考えさせるための販売手法です。
もしかすると、値引きを常態化させることによる景表法のリスク回避もあるかもしれません。
30,000円割引って聞くと安く感じますけど、
そもそも、64,980円の掃除機ってかなり高いですからね。
ちなみに、僕はジャパネットで過去にいくつもの下取りセール商品を見てきましたが、記憶の限りその全てが、下取り後の価格でようやくネット価格と比較できるレベルになるものでした。
ジャパネットの下取りは、下取りすることが前提の価格と理解しましょう。
さらに、ジャパネットでは送料が別にかかります。
価格.com経由のネットショップは、このくらいの価格の商品なら送料無料が多いんですけどね。
そしてさらに、下取り価格の場合は、下取り品の回収料金がかかります。
下取り前提とは言いましたが、実際に古い商品は持っていってくれる訳で、これには課金が発生するのです。
つまり、下記が実際に払う金額となります。
34,980円+送料990円+下取り品回収料金900円=36,870円。
そんなわけで、この記事では、このお支払総額36,870円で市販モデルと比較していきます。
ジャパネットが言う「いいとこ取り」は本当?PV-BHL6000Jの中身と口コミで評判のヘッドの正体
そもそもジャパネットオリジナルモデルには、多くの場合でベースモデルと言われる市販品が存在します。
そのベースモデルから目立たない機能を無くしたり、逆に便利な機能をつけたりして、ジャパネットオリジナルモデルにしている場合が多いです。
そのため、価格.comや楽天で同じ型番を探しても価格は出てきません。
つまり他店と価格を比較されない。これがジャパネットオリジナルモデルの一番の強みです。
しかし今回は、比べる相手をジャパネット自身が教えてくれていますね。
下記のいいとこ取りをした対象の2モデルです。

(ジャパネット公式サイトより)
いいとこ取りした2機種は、最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>と最新のラクかるスティック<PV-BL3P>とのことです。
ジャパネットの商品名「ラクかるパワーブーストサイクロン<PV-BHL6000J>」は、この2つのシリーズ名をつないだものですね。
しかし、名前を2つつなげた結果、真面目に商品名を書いていると、長いし混乱するので、この記事ではジャパネットの方をジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>と書いていきます。
では、まず何が「いいとこ」なのか。1つずつ見ていきます。
重さは1.3kg。最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>の1.6kgと、最新のラクかるスティック<PV-BL3P>の1.1kgの「あいだ」を取りにいってます。
運転時間は、標準モードで約30分。
これは最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>の約40分ではなく、ラクかるスティック<PV-BL3P>と同じ約30分です。
そして一番吸引力に影響しそうなモーターですが、これは気になります。
さっきの比較表の「ファンモーター」の欄をご覧ください。

(ジャパネット公式サイトのジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の商品ページの比較表より)
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の欄はラクかるスティック<PV-BL3P>と同じ枠に入っていて、「ハイパワーファンモーター」。
吸引力担当のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>の「パワフル3Dファンモーター」ではありません。
まったく「いいとこ取り」になってない。
唯一「いいとこ」を取りに行ったのがヘッドのようです。
では、このヘッドについて調べてみましょう。
ジャパネットの比較表にはヘッドの名前が書かれていませんでしたが、取扱説明書にはその型番が書かれていました。

(日立公式サイトで公開されているジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の取扱説明書より)
ヘッドの名前は「パワフルスマートヘッド plus」で、型番はD-DP37。
これは、吸引力担当の最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>と同じ名前のヘッドでした。
売りの4方向吸引機構と3方向のごみくっきりライトも、このヘッドから来ています。
つまりこれは「いいとこ取り」ではなく、軽さ重視の「ラクかるスティック」に、吸引力重視「パワーブーストサイクロン」のヘッドを載せたモデル、と呼ぶべきものに見えますね。
では、次はこの市販されている、ラクかるスティックとパワーブーストサイクロンを見ていきましょう。
【驚き】PV-BHL6000Jのベースモデルは型落ち!?中身は1世代前のラクかるスティック(PV-BL3M)
さて、調べていて最初にショックを受けたのは、ベースとなっているラクかるスティックの型番です。
ジャパネットが比較表に並べているのは、最新のラクかるスティック<PV-BL3P>です。
なので、当然そちらがベースだと思うわけです。
ところが取扱説明書の仕様欄を突き合わせると、答えが変わります。
| 項目 | ジャパネット PV-BHL6000J |
ラクかる PV-BL3M (1世代前) |
ラクかる PV-BL3P (最新) |
|---|---|---|---|
| 定格電圧 | DC18.0V | DC18.0V | DC18.0V |
| 集じん容積 | 0.15L | 0.15L | 0.15L |
| 使用電池 | セル数5本 | セル数5本 | セル数5本 |
| ACアダプター | PVA-08 出力DC21.5V 1.1A |
PVA-08 出力DC21.5V 1.1A |
PVA-08 出力DC21.5V 1.1A |
| 充電時間 | 約2時間 | 約2時間 | 約2時間 |
| 運転時間(強) | 約8分 | 約8分 | 約8分 |
| 運転時間(自動) | 約8分〜約30分 | 約8分〜約30分 | 約8分〜約20分 |
| 運転時間(標準) | 約30分 (約45分) |
約30分 (約45分) |
約30分 (約45分) |
| 標準質量 | 1.3kg | 1.1kg | 1.1kg |
※各機種の取扱説明書(日立公式サイトで公開されているPDF)の仕様欄より。運転時間(標準)のカッコ内は、パワーヘッドを使わないとき。
定格電圧・集じん容積・電池のセル数・ACアダプターの型番・充電時間まで、3機種とも同じです。
重さの1.3kgは、大きいヘッドが付いているぶんですが、運転時間(自動モード)が、最新のラクかるスティック<PV-BL3P>と異なります。
最新のラクかるスティック<PV-BL3P>は約20分。
対して、ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>は約30分。
そしてこれは、1世代前のラクかるスティック<PV-BL3M>と一致します。
なんと、中身は1世代前のラクかるスティックでした。
ジャパネット自身の注記をよく見ると、実はそれが分かる記述があります。

(ジャパネット公式サイトのジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の商品ページより)
分かるでしょうか?
「吸い込む力が20%向上」についての注釈(※4)で、「同等モデルでの測定値」として1世代前のラクかるスティック<PV-BL3M>の型番が示されています。
なんと、ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>のベースモデルは、
型落ちのラクかるスティックです。
これ、ちょっとずるくないですか。
なら、いいとこ取りした対象としては、最新モデルではなく型落ちモデルの型番を書くべきですよね。
まぁ型落ちでも安ければ問題ないので、次は価格を見ていきましょう。
完全比較!いいとこ取り元の最新2機種は高すぎる!ジャパネットPV-BHL6000Jは1万円も安い
では、ジャパネットが比較相手にあげた2機種の価格を見ていきます。
まずは、吸引力担当のこちら。
パワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>

(価格.comより)
価格.comの最安値は47,570円。
2024年9月中旬発売の、現行モデルです。
まぁ高いですね。
続いて、軽さ担当のこちら。
ラクかるスティック<PV-BL3P>

(価格.comより)
価格.comの最安値が46,816円。
2026年3月発売の現行モデルで、やはりこちらも高いです。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>のお支払総額36,870円と比べると、最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>は10,700円高く、最新のラクかるスティック<PV-BL3P>は9,946円高いです。
え、ジャパネットが1万円も安いの!?
と思った方は、思い出してください。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の比較表では、最新モデルのいいとこ取りをしているように見せていますが、
ヘッド以外の中身は、型落ちのラクかるスティックです。
(何度でも言います)
つまり、型落ちモデルと比較する必要がありますよね。
そんなわけで、次は型落ちのラクかるスティックとパワーブーストサイクロンの価格を見ていきましょう。
型落ちと価格比較!中身が同じラクかるスティック(PV-BL3M)との価格差は?
まずは、ベースモデルである「ラクかるスティック」の1世代型落ちモデルがこちら。
ラクかるスティック<PV-BL3M>

(価格.comより)
34,001円。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>のお支払総額36,870円より、2,869円安いですね。
まぁ、この2,869円が上位モデルのヘッドと考えたら妥当でしょうか?
続いて、吸引力担当の1世代前がこちら。
パワーブーストサイクロン<PV-BH900SL>

(価格.comより)
33,646円。お支払総額36,870円より、3,224円安いです。
しかし、こちらはいずれも型落ち。
最新モデルと比較して、どこが劣るのか調べてみます。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>が唯一「いいとこ」を取りに行ったのは、ヘッドでした。
なので、ヘッドから調べていきます。
幸い日立のヘッドは、取扱説明書に名前と型番まで書いてあります。
ここまでに出てきたヘッドを、上位から順に並べてみました。

(ヘッドの写真は日立公式サイトの各機種のページと、ジャパネット公式サイトのジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の商品ページより。ヘッドの名前と型番は各機種の取扱説明書の「標準付属品」より)
一番上の段に来るのは「パワフルスマートヘッド plus」。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>のD-DP37と、いいとこ取り元だった最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>のD-DP36です。
名前は同じ「plus」なのに、型番が違います。
なにが違うのか、日立の部品ページで調べてみました。

(日立の家電パーツショップの各ページより)
販売価格はどちらも16,500円で、同じでした。
違うのは適用機種です。
D-DP37の適用機種は、ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>と<PV-BHL5000J>の2機種。ジャパネット向けのモデルにしか付きません。
上下の差ではなく、ジャパネット向けの型番のようですね。
1世代前のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SL>のヘッドは、D-DP28。
「plus」がなくなり、無印の「パワフルスマートヘッド」になります。
機能的には、左右も吸う4方向吸引機構がなくなっているようです。
ごみくっきりライトも、前方だけの7灯になります。
そして、1世代前のラクかるスティック<PV-BL3M>は、さらに下のD-DP39。
名前も「パワフルスマートヘッド light」で、ライトは前方だけの5灯まで減ります。
ちなみに、最新のラクかるスティック<PV-BL3P>も、ヘッドはD-DP39のまま。
ラクかるスティックは最新でも、ヘッドは1世代前と同じなんですね。
つまり、ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>だけが、いいとこ取り元だった最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>と同じ段のヘッドを積んでいます。
デカデカと書かれた最上位クラスに嘘はなさそうです。

これを「いいとこ取り」と表現しているなら、まぁ分からなくはないかもしれません。
しかし、問題は日立が市販している別の商品にあるんですよね・・・
実は市販にも「いいとこ取り」モデルが存在!日立パワかるスティック(PV-BL50M)との違いは38,394円の価格だけ?
ここまで型落ちを見てきましたが、日立にはもう一つ、「パワかるスティック」というシリーズがあります。

(日立公式サイト 最新のパワかるスティック<PV-BL50P>のページより)
キャッチコピーは「強い吸引力を軽々使える。」です。
・・・それ、いいとこ取りとどうちがうんです?
価格を見ていきます。まずは最新モデルから。
パワかるスティック<PV-BL50P>

(価格.comより)
48,900円。ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>のお支払総額36,870円より、12,030円高いです。
これだけ高ければ、比べる相手になりません。
ところが、1世代前は違いました。
パワかるスティック<PV-BL50M>

(価格.comより)
38,394円。ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>のお支払総額36,870円より、1,524円高いだけです。
価格差はほとんどないので、機能を突き合わせていきます。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の売りだった、4方向吸引機構と3方向のごみくっきりライト。


(いずれも日立公式サイト パワかるスティック<PV-BL50M>のページより)
どちらも付いています。
ヘッドも取扱説明書で確認しました。

(日立公式サイトで公開されているパワかるスティック<PV-BL50M>の取扱説明書より)
「パワフルスマートヘッド plus」で、型番はD-DP36。
いいとこ取り元だった最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>と同じ型番です。
ジャパネットオリジナルだったはずの、「ヘッドが一番良いラクかるスティック」は、
ほぼ同じ値段で市販モデルにもありました。
では、ヘッド以外の違いを見ていきましょう。
まず、運転時間。標準モードで約40分です。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の約30分と比べて、10分長いです。
モーターも違いました。

(日立のニュースリリース「軽さときわだつパワーを両立したサイクロン式コードレス スティッククリーナー「パワかるスティック」を発売」2024年11月26日より)
パワかるスティック<PV-BL50M>は「ジェット3Dファンモーター」。
ジャパネットの比較表でジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>に書かれていた「ハイパワーファンモーター」とは、別のモーターです。
日立のモーターの名前は、機種のページやニュースリリースに出てきます。
ここまでに出てきたモーターを、上位から順に並べてみました。

(モーターの図は日立公式サイトの各機種のページより。静圧は各機種のページと日立のニュースリリース、定格電圧と電池のセル数は各機種の取扱説明書より)
セルは電池の本数、DCの数字はその合計の電圧です(電池1本あたり3.6V)。
一番上はパワーブーストサイクロンの「パワフル3Dファンモーター」。
吸い込む力を表す静圧は、約15,000Paです。
その下がパワかるスティックの「ジェット3Dファンモーター」。
最新の<PV-BL50P>から2世代前まで、3機種すべて同じ名前です。
そして一番下が、ジャパネットの比較表にあった「ハイパワーファンモーター」。
ラクかるスティックのモーターです。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>の中身は、1世代前のラクかるスティック<PV-BL3M>。
積んでいるのは、静圧が約12,250Paの一番下のモーターです。
電池のセル数も違いますね。
パワかるスティック<PV-BL50M>は定格電圧DC21.6V・電池のセル数6本。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>はDC18.0V・セル数5本です。
運転時間が10分長いのも、ここが要因ですね。
さらに、ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>には無いものがあります。
「ARおそうじ」です。

(日立公式サイト パワかるスティック<PV-BL50M>のページより)
スマホを本体に取り付けると、掃除した場所が画面で見える機能で、いいとこ取り元だった最新のパワーブーストサイクロン<PV-BH900SM>にも付いています。
ジャパネットはこのようなスマホ連携機能を外しがちです。
ターゲットがお年寄りだから、利用率が低いと考えている傾向があります。
ちなみに、パワかるスティックには、もっと安い2世代前もあります。
パワかるスティック<PV-BL50L>

(価格.comより)
ARおそうじは付かず、ヘッドも「plus」ではありませんが、35,000円。
ジャパネットのお支払総額36,870円より1,870円安いです。
ここで、ひとつ気になることがありました。
ジャパネットのラクかるパワーブーストサイクロンと、市販のパワかるスティック。どちらが先に生まれたのか・・・です。
ジャパネットオリジナルモデルの初代、ラクかるパワーブーストサイクロン<PV-BHL1000J>の発売は2019年7月。
対して、市販のパワかるスティックの初代、パワかるスティック<PV-BL50J>の発売は2021年11月です。
ジャパネットの方が2年4か月も先でした。
ジャパネットが育てたコンセプトを、後から日立に持っていかれたわけです。
(日立、エグいことしてきます)
そしてここで、ジャパネットモデルにもうひとつ、市販モデルとの大きな違いがあることに気が付きました。
PV-BHL6000J最大のデメリットは?スタンドが別売りなのはジャパネットだけ
では、何が違うのか。
スタンドの有無です。
この手のスティック掃除機は、自立しないのでスタンドが必要です。
さらに、充電式なので、スタンドで充電できることも重要です。
ジャパネットは別売りですが、多分電話して注文しようとしたら、きっとスタンド付きのセットを勧めてくる気がしますね。
念のため、他の機種の取扱説明書で「標準付属品」を確認しました。
まず、1世代前のパワかるスティック<PV-BL50M>は、スタンド式充電台が標準で付いてきます。

(日立公式サイト パワかるスティック<PV-BL50M>のページより)
置くだけで充電できるタイプですね。
そして、ベースになった1世代前のラクかるスティック<PV-BL3M>にも、スティックスタンドが標準で付いているようです。

(日立公式サイトで公開されているラクかるスティック<PV-BL3M>の取扱説明書より)
こちらは充電台ではないので、ACアダプターを本体に差し込んで充電しますが、それでも純正のスタンドがついています。
では、ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>はどうでしょう。
36ページある取扱説明書に、「スタンド」も「充電台」も1度も出てきません。
標準付属品は、パワーヘッドと延長パイプとACアダプターの3点だけです。
ジャパネットオリジナルモデルだけスタンドがついていません…。
ベースモデルの1世代前のラクかるスティック<PV-BL3M>には標準で付いているものすら、外されているわけです。
ジャパネットのスタンドは基本別売りです。

(ジャパネット公式サイトより)
置くだけで充電できるスタンドが、別に用意されています。
シービージャパンの日立クリーナースタンド<HCS-05BK>というスタンドです。
はい、メーカーが日立ではありません。
名前に「日立クリーナースタンド」と入っていますが、メーカーはシービージャパン。日立の純正品ではないのです。
別売りと言いましたが、個別に買うよりは安いセット価格があります。

(ジャパネット公式サイトより)
下取り後39,980円。
送料990円と下取り品回収料金900円を足すと、お支払総額41,870円です。
つまり、スタンドまで揃えると、1世代前のパワかるスティックとの価格差はこうなります。
41,870円-38,394円=3,476円。
スタンドを付けると、1世代前のパワかるスティック<PV-BL50M>より3,476円高い。
これは、ジャパネットの旗色がだいぶ悪くなってきました。
では、一覧で比較して見てみましょう。
【比較表】日立のコードレススティッククリーナー8機種を完全比較!価格・軽さ・ヘッド・モーターの違い
ここまでに出てきた8機種を、表にまとめておきます。
| モデル | シリーズ | 標準質量 | 運転時間(標準) | 価格 | 発売 |
|---|---|---|---|---|---|
| PV-BHL6000J | ジャパネット限定 | 1.3kg | 約30分(約45分) | 36,870円※総額 | 2025年9月 |
| PV-BL3P | ラクかるスティック | 1.1kg | 約30分(約45分) | 46,816円 | 2026年3月 |
| PV-BL3M | ラクかるスティック | 1.1kg | 約30分(約45分) | 34,001円 | 2025年3月上旬 |
| PV-BL50P | パワかるスティック | 1.4kg | 約40分(約60分) | 48,900円 | 2025年12月上旬 |
| PV-BL50M | パワかるスティック | 1.4kg | 約40分(約60分) | 38,394円 | 2024年12月 |
| PV-BL50L | パワかるスティック | 1.4kg | 約40分(約60分) | 35,000円 | 2023年12月上旬 |
| PV-BH900SM | パワーブーストサイクロン | 1.6kg | 約40分(約60分) | 47,570円 | 2024年9月中旬 |
| PV-BH900SL | パワーブーストサイクロン | 1.6kg | 約40分(約60分) | 33,646円 | 2023年8月上旬 |
※価格は価格.comの最安値。ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>だけ、送料と下取り品回収料金を含めたお支払総額です。
| モデル | モーター | ヘッド(型番) | ごみくっきりライト | ARおそうじ | スタンド |
|---|---|---|---|---|---|
| PV-BHL6000J | ハイパワー ファンモーター |
パワフルスマートヘッド plus (D-DP37) |
3方向 | ― | 付属しない |
| PV-BL3P | ハイパワー ファンモーター |
記載は「パワーヘッド」のみ (D-DP39) |
前方のみ(5灯) | ― | スティックスタンド |
| PV-BL3M | ハイパワー ファンモーター |
パワフルスマートヘッド light (D-DP39) |
前方のみ(5灯) | ― | スティックスタンド |
| PV-BL50P | ジェット3D ファンモーター |
パワフルスマートヘッド plus (D-DP36) |
3方向 | ● | スタンド式充電台 |
| PV-BL50M | ジェット3D ファンモーター |
パワフルスマートヘッド plus (D-DP36) |
3方向 | ● | スタンド式充電台 |
| PV-BL50L | ジェット3D ファンモーター |
パワフルスマートヘッド (D-DP28) |
前方のみ(7灯) | ― | スタンド式充電台 |
| PV-BH900SM | パワフル3D ファンモーター |
パワフルスマートヘッド plus (D-DP36) |
3方向 | ● | 充電台 |
| PV-BH900SL | パワフル3D ファンモーター |
パワフルスマートヘッド (D-DP28) |
前方のみ(7灯) | ― | 充電台 |
※ヘッドの名前と型番は各機種の取扱説明書の「標準付属品」、ライトとARおそうじは日立公式サイトの記載より。灯数は前方のみのタイプだけ日立が公表していて、3方向のタイプは公表していません。モーターの名前は、パワーブーストサイクロンとパワかるスティックが日立公式サイトとニュースリリース、ラクかるスティックとジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>はジャパネットの比較表の表記です。
項目ごとに、どこが魅力なのかをまとめると、こうなります。
| モデル | シリーズ | ヘッド | モーター | 軽さ | スタンド | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PV-BHL6000J | ジャパネット限定 ラクかるパワーブーストサイクロン |
◎ | △ | ○ | △ | ○ |
| PV-BL3P | ラクかるスティック | △ | △ | ◎ | ○ | △ |
| PV-BL3M | ラクかるスティック | △ | △ | ◎ | ○ | ◎ |
| PV-BL50P | パワかるスティック | ◎ | ○ | ○ | ◎ | △ |
| PV-BL50M | パワかるスティック | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| PV-BL50L | パワかるスティック | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| PV-BH900SM | パワーブーストサイクロン | ◎ | ◎ | △ | ◎ | △ |
| PV-BH900SL | パワーブーストサイクロン | ○ | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
※◎○△は、ここまでに出てきた事実を3段階にしたものです。ヘッドは◎=パワフルスマートヘッド plus(3方向ライト)/○=パワフルスマートヘッド(前方のみ)/△=パワフルスマートヘッド light・記載が「パワーヘッド」のみ。モーターは◎=パワフル3Dファンモーター(DC25.2V・セル数7本)/○=ジェット3Dファンモーター(DC21.6V・6本)/△=ハイパワーファンモーター(DC18.0V・5本)。軽さは◎=1.1kg/○=1.3〜1.4kg/△=1.6kg。スタンドは◎=置くだけ充電できる充電台が標準付属/○=スタンドが標準付属(充電はACアダプターを本体に差す)/△=別売り。価格は◎=35,000円以下/○=36,000円台〜38,000円台/△=46,000円以上(ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>はお支払総額、ほかは価格.comの最安値)。
ジャパネットオリジナルモデル<PV-BHL6000J>で◎なのは、ヘッドだけです。
そのかわり、モーターは△。スタンドも△です。
逆に△がひとつも無いのは、同じコンセプトの日立市販品であるパワかるスティック<PV-BL50M>と<PV-BL50L>の2モデルだけでした。
ジャパネットモデルの評価が見えてきてしまったところで、ジャパネットの強みを1つ紹介しておきます。
それでもジャパネットで買う理由は?よる10時まで受け付ける評判のサポートの手厚さ
ここまで書いてきましたが、ジャパネットが明確に勝っているところもあります。サポートです。
日立の「使いかた相談」の窓口がこちら。

(日立公式サイトより)
月曜から金曜の9時から17時30分まで。仕事をしている人には、なかなか電話できない時間です。
対してジャパネットがこちら。

(ジャパネット公式サイトより)
あさ10時からよる10時まで、土日祝も受け付けてくれます。
今回比較したのはネット最安値で、販売店はネットショップの場合が多いです。
もちろんネットショップが悪いわけではないのですが、サポートに関してはジャパネットのほうが絶対に良いです。
ネットショップに掃除機の使い方を電話しても、多分教えてもらえません。
メーカーサポートと比較しても、多くの場合でジャパネットのサポートのほうが手厚いです。
なので、使い方に不安があったりする方は、ジャパネットをオススメします。
では最後に、結局このジャパネットモデルは買いなのか。
僕が買うならどのモデルなのか、をまとめます。
【結論】ラクかるパワーブーストサイクロン(PV-BHL6000J)は買ってはいけない?オススメは型落ちのパワかるスティック(PV-BL50M)
今回調べたジャパネットのラクかるパワーブーストサイクロン(PV-BHL6000J)は、個人的には「買い」ではありません。
僕なら、1世代前のパワかるスティック<PV-BL50M>を買います。
理由は下記のとおり。
- ヘッド:ジャパネットと同じ最上位ヘッド搭載
- モーター:ジャパネットモデルより上位のジェット3Dファンモーター
- 価格:純正の充電スタンドが付いて38,394円。ジャパネットより3,476円安い
性能で勝って、値段でも勝っている。
同じコンセプトの「いいとこ取り」なら、間違いなく38,394円の1世代前のパワかるスティック<PV-BL50M>が良いですね。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
皆様も良いネットショッピングを!
同じシリーズの過去モデルはこちら
さらに前のモデルもまとめています
日立の炊飯器でも同じことが起きていました
エアコンの下取りも調べています
ジャパネットのサポートの手厚さについてはこちら
他のジャパネット記事はこちら