どうも、ジャパネット好きの僕です。
ところで、今ジャパネットで1番売れている掃除機を知ってますか?
ダイソン?違います。
ルンバ?違います。
トルネオ?と思ったあなたはジャパネット通です。
でも違います。
これです。
エレクトロラックス スティッククリーナー
エルゴラピード・リチウム
デニムブルー
<ZB3513DB>
マルチパンセット
誰もが知ってるダイソンとか、ジャパネットが全力で推してくる東芝のトルネオとかと比べるとあまり聞いたことのないスティッククリーナーですよね。
しかも、なぜか調理器具であるマルチパンがついてくる在庫処分にも見えるセット商品です。
しかしこれが今1番売れているジャパネットの掃除機なんです。
いやもとい…
掃除機というジャンルに限定しません。
今ジャパネットで1番売れている商品です。
こちら、ジャパネットの新春セール週間売上トップ5です。
ご覧の通り、ゴルフセット、テレビ、エアコンとジャパネットが販売するセール商品の数々の中で、もっとも売れてるんです。
ジャパネットファンならこの理由を追求する必要がありますよね。
【口コミ】エレクトロラックスのスティッククリーナー エルゴラピード・リチウム(ZB3513DB) の機能を評価
さて、最初にお伝えしておくと、こちらジャパネットオリジナル商品です。
ジャパネットはセット品を変えるだけでジャパネットオリジナルと呼ぶことがあるので、はじめはマルチパンとセットで売ってるのがジャパネットオリジナルなのかと思って
「そりゃ掃除機とフライパンをセットで売ったらオリジナルになるだろう」
とか思ってたんですけど、どうも掃除機だけでもジャパネットオリジナルでした。
ちなみに、このエレクトロラックスってメーカーは皆様ご存知でしょうか?
あまり日本では馴染みないですが、家具のIKEAと同じスウェーデンに本社を置く大きな家電メーカーです。
余談なんですが、実は僕このエレクトロラックスというメーカーには思い出がありまして…
実は僕がAmazonで初めて購入した商品がエレクトロラックスのマルチスチーマーなのです。
2006年購入!!
今では年間のAmazon注文件数が約500回の僕ですが、はじまりはエレクトロラックスだったと思うと感慨深いです。
まぁ、すみません。
どうでもいい情報でした。
では、とりあえずこのジャパネットオリジナルのエルゴラピード・リチウムの性能を見ていきましょう。
ジャパネットのアピールはざっくりと以外の通り。
- 吸引力がパワフル
- 排気がキレイ
- 手を触れずにブラシに絡んだ髪の毛をカット
- ソファやベッド下の暗闇をLEDライトで照らせる
- スティック・ハンディに切り替えが可能&豪華付属品
では詳しく見ていきます。
吸引力がパワフル
ゴミの除去率は98%で、パワーブラシがフローリングの隙間のゴミまで吸引してくれるそうです。
ただし、これフローリングの場合です。
フローリングは隙間を除いてほぼ凹凸のない平面なわけで、普通に考えてフローリング上なら98%くらいはゴミをとって欲しいなと思いますよね。
一応動画で畳の上のゴミも取ってるんですが、早送りされていてどれくらい時間がかかってるのか分かりません。
なにより吸引力はあって当たり前です。
結局掃除機なのですから有名メーカーはどこも吸引力に力を入れてます。
エルゴラピード・リチウムの吸引力は否定しませんが、他の掃除機と比較して本当にパワフルかというとなんとも言えないですね。
排気がキレイ
ジャパネット曰く、排気性能もエルゴラピード・リチウムのウリのひとつです。
ハウスダストや花粉、カビ粒子などの微細なものから、PM2.5より小さい1.0ミクロンの微粒子まで99.99%を除去してくれるそうです。
※PM2.5は2.5ミクロン
ところでPM2.5って小さい有害物質の代名詞みたいな感じになってませんか?
なんだか「これをキャッチできたら凄い」みたいなイメージがある方も多いと思うのです。
でもPM2.5って今や咬ませ犬※的なポジションです。
※対戦相手を強く見せるためやられ役
掃除機や空気清浄機などのフィルター界隈では、PM2.5なんて今や大したことはありません。
PM2.5は除去できて当たり前なんです。
そしてエルゴラピード・リチウムの1.0ミクロンは凄いのかというと…
実はダイソンなら5年以上前に発売された型落ちのV8でも、0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%捕らえます。
つまり、この排気もこのエルゴラピード・リチウムを選択する理由にはならないのです。
車で例えると、
「PM2.5を除去する掃除機」は「カーエアコン搭載の車」くらい普通のことで、
「1ミクロンを除去する掃除機」は「カーナビ搭載」くらいの感覚です
(適当です)
さて、なんか酷いことばっかり言ってますが、ちゃんとエルゴラピード・リチウムならではの機能もありました。
特許技術「ブラシロールクリーン機能」でヘッドに髪の毛が絡まない?絡むけどカットする男前仕様!
掃除機がゴミを吸い込むためには強力なモーターを回す必要があり、それには多くの電力を消費します。
しかしコードレスクリーナーはその軽さも魅力であるためあまり大きなバッテリーを積むことはできません。
そこで、多くのメーカーが吸いこむ力だけではなく掃除機ヘッドにあるローラーブラシでゴミを掻き込んで除去率を上げる構造になっています。
それは、このエルゴラード・リチウムに限らず、あのダイソンも含めて多くのコードレスクリーナーがそうなっていますね。
コードレスクリーナーは吸い込む力よりもヘッドのローラーブラシが大事と言われているくらいです。
しかし、このローラーでブラシでゴミを掻き込む仕組みには大きな弱点があります。
髪の毛が絡むんです。
これに悩む人は多いはずで、パナソニックもコードレススティッククリーナーのパワーコードレスはブラシに髪の毛が絡まないことをウリにしています。
しかし、エルゴラピード・リチウムはもっと男らしい仕組みで対抗しています。
特許技術
ブラシロールクリーン機能
手を触れずにわずか5秒間でブラシに絡まる髪の毛を除去してくれるのです。
絡まらせないのではありません。
ヘッドのスイッチを踏んでカッターを下ろし、絡まった髪の毛をカットして細かく切って吸い込むんです。
【Amazon】ブラシロールクリーン機能付きのエルゴラピード・リチウムがタイムセール中
パナソニックが絡まれないように生きる中、エルゴラピード・リチウムは絡まれたら手も使わずに5秒で返り討ちです。
イタリアンマフィアみたいな名前は伊達じゃありません。
実際、ブラシに髪の毛が絡んだ場合のお手入れってカッターで絡んだ髪の毛を切るしかないんですよね。
それをブラシのスイッチを踏むだけでやってくれるというのは凄く魅力的です。
これは個人的にこのエルゴラピード・リチウムの1番の魅力だと思いました。
ソファやベッド下の暗闇をLEDライトで照らせる
LEDのライトを搭載して、ソファやベッドの下、テレビ台の裏など暗いところのゴミを見つけやすくしてくれるそうです。
僕はこの機能がジャパネットオリジナルかと思いました。
こういう「ちょっとしたアイディア」みたいな機能はジャパネットの得意技ですからね。
が、これはエルゴラピードの市販モデルにもある機能だったのようです。
スティック・ハンディに切り替えが可能&豪華付属品
ハンディタイプに切り替えられる!ってことなんですが…
基本的にコードレススティッククリーナーでハンディタイプに切り替えられないことなんてありません。
またハンディタイプだけでなく、布団ノズル・ロング隙間ノズル・布用ノズル・ホースなどの4つの付属品も付けての利用も可能とのことですが、これもご注意です。
ジャパネットって通常の付属品なのに、それをバラバラに見せて単体価格表示したりしてお得アピールすることがあったりするんですよね。
これはあとでジャパネットオリジナルモデルではない市販品と比較するときに注意して見ていきましょう。
というわけで、色々ケチもつけてしまいましたが、最後にもう一つ。
この掃除機は少し重そうに見えます。
ジャパネットが推している日立のラクかるパワーブーストサイクロンとかは1.4kgです。
同じジャパネットでもこのラクかるパワーブーストサイクロンとかに見慣れてると「エルゴラピード・リチウムは重い!」って感じた人もいるんじゃないでしょうか。
なお、僕もそうです。
ただ、現在一番売れているDyson V10 Fluffyの重量は2.58kgでした。
ダイソンも小型・軽量モデルを出していますが、この2.58kgのモデルが一番売れていることを考えれば、そこまで問題になる重さではないですね。
なお実際に我が家で使っているDysonも同じくらいの重さですが、特に重さをストレスに感じたことはありません。
加えてこのエルゴラピード・リチウムは下重心型らしいです。
ダイソンみたいに手元にモーターがあるのと、ヘッドの近くに重い部分があって、それを滑らせるように掃除ができるのとでは、重さの感じ方もまた違いそうですね。
さて、ここまで色々見てきましたが、どうでしょう。
特に大きな弱点もないですが、かといって強力な強みもないように見えます。
なので僕にはまだわかりません。
なぜこれが今、ジャパネットで一番売れているのか?
そろそろ、その理由を本気で探っていきましょう。
セール特価のエルゴラピード・リチウム(ZB3513DB)はオススメなの?ネット最安値の市販モデルと徹底的に比較する
さて、ではこのジャパネットオリジナルモデル、エルゴラピード・リチウム(ZB3513DB)の価格を見ていきましょう。
税込み19,800円ですが、送料がかかるので支払総額は20,790円です。
(ジャパネットは基本的に送料別の価格表記なので、価格.comの最安値とかと比較するときはご注意ください)
あー安いですね。
最近の本格的なコードレススティッククリーナーって基本的に最低3万円くらいはします。ダイソンの最新モデルとかになると10万とか超えてきます。
これはかなり安価といって良い価格ですね。
性能自体は特に際立っているわけではないですが、この安さがこのエルゴラピード・リチウムが売れている理由かもしれません。
これは、ジャパネットたかたの販売価格が安いのか?
それとも、このエルゴラピード・リチウム自体が安いのか?
価格.comのネット最安値と比較して見ていくことにしましょう。
ただ、こちらの商品は型番をそのまま価格.comで調べても意味はありません。
ジャパネットたかた限定モデルのため、価格情報の登録はありません。
つまり、同じ商品をネットで価格比較することはできないのです。
こういうときには価格.comで一番売れている同じブランド製品と比較しましょう。
それがこちらです。
エレクトロラックス
エルゴラピード・リチウム
<ZB3502IG>
がー安い。
このエルゴラピード・リチウムという製品は基本的安いようです。
念の為この市販品のエルゴラピード・リチウム<ZB3502IG>と、ジャパネットのエルゴラピード・リチウム<ZB3513DB>を比較してみましょう。
もしかするとすごくジャパネットオリジナルモデルのほうがいいのかも。
というわけで、せっせとスプレッドシートにまとめてみましたが・・・
だいたい同じだ!
ジャパネットのアピールポイントは全部市販モデルも抑えてます。
ジャパネットオリジナル要素はどこだか分かりません。
すごく不思議なのは、通常モードのときはジャパネットモデル<ZB3513DB>のほうが長く使えるのに、最大モードになると市販モデル<ZB3502IG>のほうが長く使えることです。
最大モードのパワーが市販モデルのほうが弱いのでしょうか?
それとも、ジャパネットが独自で計測しなおして誤差がうまれたのか・・・。
ここはちょっと分からないですね。
そして案の定ジャパネットが「豪華」って言っていた付属品は、市販モデルでも普通についていましたね。
違いは1つで、ジャパネットモデル<ZB3513DB>はホースがついていますが、すき間ノズルがありません。これはどっちでもいいな・・・。
うん、これはジャパネットの負けですね。
ジャパネットのほうが5000円高いだけです。
あ、いや・・・そうだ忘れてました。
今回のスティッククリーナーは、「ベルフィーナ ダイヤモンドマルチパン 3点セット A-77239」が付いてきます。
炒めたり煮たり焼いたりできる1台7役のマルチパンだそうです。
こちらのダイヤモンドマルチパンは、セットで付いてきますが、
個別で購入するとちゃんと10,000円します。
ちゃんとこの価格で販売していないと景品表示法でまた怒られますからね。
(ジャパネットは定期的に景表法で怒られているイメージがあります)
なおこれは、ジャパネットオリジナルのもので他では販売されていません。
なのでこのマルチパンの価値を計算するのは難しいのですが・・・
メルカリで5000円以上の取引があるじゃないですか!
「ジャパネットの商品を購入した際にセットで付いてきた」とコメントに書いている方が多いですね。
実はこのマルチパンはジャパネットのセット販売のときの常連です。
この価格で売れれば実質ジャパネットのほうが安くなりそうにも見えますが、メルカリにも手数料と送料はかかりますからね。
最大価格の6000円で売れたとして、手数料10%+送料落札者負担で1000円かかると、メルカリで売れたとしても手取りで最大4400円くらいですかね。
なによりメルカリで売るのは手間です。
結論、価格だけで言うならネット最安値で買っちゃうのがいいですね。
ただ、これは毎度言っているのですが、ジャパネットは非常にサポートが充実しています。
特に2代目社長になってからはその傾向が顕著です。
ジャパネットのサポートがすごいって記事は下記を御覧ください
また上記の記事にもありますが、ジャパネットファンの方は結構います。
ジャパネットを信用し、ジャパネットがすすめるから買うという人達です。
今回のこのエルゴラピード・リチウムは値段も手頃ですし、そういう信頼感で購入した方は結構いるのかもしれないですね。
以上でした。
ジャパネットのラクかるパワーブーストサイクロンにご注意という話