どうも、ロボット掃除機キュレーターの僕です。
ロボット掃除機は今や生活必需品です。
昭和の家電三種の神器はテレビ、冷蔵庫、洗濯機ですが、現代の家電三種の神器は、
・洗濯乾燥機
・食器洗い機
・ロボット掃除機
と、言われているそうですよ!
この中で、置き場所とか価格とかを考えて1番簡単に入手できるのがロボット掃除機です。
昔は6万7万が当たり前だったルンバも今やジャパネットの初売り特価で26800円で買えるそうです。
一見凄く安そうに見えますが、これが本当にお得なのかを検証してみましょう。
ジャパネットオリジナルのルンバ628は市販品と何が違うのか?
まずこのルンバですが、ジャパネットオリジナルモデルです。
iRobot
ルンバ628 <R628060>
ジャパネットオリジナルとは言っても、多くの場合がベースとなるモデルがあり、そこから機能を削ったり付けたりして別の型番をつけてるだけです。
具体的には掃除機の先端にライトをつけたりする主婦の発明みたいな変更から、逆にコッソリと気がつかれにくいバッテリー性能や除菌効果を落としたりしてコストダウンするアコギなものまで様々です。
なので、ジャパネットオリジナルモデルは、特に注意して違いを確認する必要があります。
と、思ったらこのジャパネットオリジナルルンバ。
ベースモデルと、その違いがQ&Aに明記されてました。
ベースモデルと比較して、まずスケジュール機能がなく、
そしてバッテリーがリチウムイオンバッテリーではなく、ニッケル水素バッテリーであると明記されていますね。
詳しくない人であれば絶対見逃してしまう違いです。
Q&Aとはいえ、これをわざわざ明記しているのは良心的ですね。(この記事タイトルの【良心的】は、価格ではなくこれを差してます。)
以前ならこんなこと明記せず、しれっと性能をさげてたような気がしますよ。
ジャパネットの販売姿勢に変化がでてきているのかもしれません良い話です。
では、しかしこのニッケル水素バッテリーというのはリチウムイオンと比べてどうなのでしょうか。
wikipediaによるとリチウムイオンバッテリーのメリットは下記のとおりです。
- エネルギー密度が高い
- 現在実用化されている二次電池の中で最もエネルギー密度が高い
- 4 V 級の高い電圧
- メモリー効果がない
- 浅い充電と放電を繰り返すことで電池自体の容量が減ってしまう現象(メモリー効果)がないため、いつでも継ぎ足し充電ができる。ニッカド電池やニッケル水素電池では常にこれが起こる。
- 自己放電が少ない
- 使わずに放っておくと少しずつ自然に放電してしまう現象(自己放電)は月に 5% 程度で、ニッカド電池やニッケル水素電池の 1⁄5 と格段に良い。
- 充電/放電効率が良い
- 放電で得られた電気量と充電に要した電気量の比(充電/放電効率)は、80%-90% と比較的電気ロスが小さいため、電力貯蔵用途にも適している。
- 寿命が長い
- 500回以上の充放電サイクルに耐え、長期間使用することができる。適切に使えば1000回以上も可能。ただし近年は「500回」という数値は形骸化している。
- 高速充電が可能
- 大電流放電が可能
- 使用温度範囲が広い
- 汎用性が高い
めっちゃいいもんじゃないですか、リチウムイオンバッテリー!
ニッケル水素電池と比較して、メモリー効果がない、自己放電がない、とか普通に使う上でも影響がありそうな点でリチウムイオンバッテリーが勝っています。
しかしジャパネット的には、バッテリー性能よりも価格を下げるという判断をしたわけです。
こうなってくると26,800円という価格がどうなのかという話になります。
ルンバ628は安いのか? ルンバ680(ベースモデル)、ルンバ641(売れ筋モデル)と比較してみる
まずジャパネットオリジナルのルンバ628の価格をおさらいしておきましょう。
ルンバ628は26800円とありますが、これは税抜価格です。
基本的にジャパネットは税抜価格表示、価格.comなどは税込み価格です。
さらにジャパネットはこれに送料がかかります。
つまり最終的な支払総額は、
税込み28944円+972円で29,916円です。
それでも3万円は切ってきますし、悪くない価格に見えますね。
では、こちらがベース商品としてあげられているルンバ680です。
税込み送料込みで34,589円です。
iRobot
ルンバ680 <R680060>
4673円もジャパネットモデルのほうが安いですね!
ちゃんと性能が低いぶんだけ安くなってそう。
ただ、このルンバは現在の売れ筋ではないので、それで価格が下がっていない可能性はあります。
同じくらいの価格の売れ筋モデルを見てみましょう。
下記は価格.comでiRobotのロボット掃除機を売れ筋順に並べたものです。
2位にジャパネットモデルとほぼ同じ価格のモデルがありますね。。。
ジャパネットモデルとほぼ同じ価格のモデルがこちら。
iRobot
ルンバ641 <R641060>
もうここまで価格が同じなら、このモデルとジャパネットオリジナルのルンバ628を比較してみましょう。
まずこのルンバ641、ジャパネットオリジナルのルンバ628と同じでスケジュール機能はありません。
し、、、しかし!
バッテリーがリチウムイオンバッテリーでした!
これはルンバ641のほうが良いですね。
ただし、ジャパネットオジリナルモデルには交換用のブラシと交換用フィルターが1つずつ付いているそうです。
ジャパネットが言うにはこれが3000円相当らしいので、実際にamazonならいくらか調べてみましょう。
ああ、純正ではない互換パーツではありますが6つもついて880円で買えてしまうんですね。。。
こうなるとジャパネットモデルがやや部が悪いですね。
ジャパネットオリジナルのルンバ628を買うなら、売れ筋のルンバ641を購入したほうが良いと言えてしまうかもしれません。
と。。。
そもそも僕ならこんな風にケチりながらルンバを買うくらいなら、ルンバではないロボット掃除機を買っちゃいますね。
ちなみに僕が使っているロボット掃除機はこちら
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