どうも、最近楽天モバイルに契約しなおした僕です。
出先でパソコンを使う際のデータ通信用に契約しました。
この記事は、楽天モバイルをデータ通信目的で契約する場合、スマホのRakuten Hand 5G と、モバイルWi-FiルーターのRakuten WiFi Pocket 2C 、どちらの1円端末を買うべきか?をまとめています。
データ通信のためならWi-FiルーターであるRakuten WiFi Pocket 2Cを選びそうになりますが、スマホのRakuten Hand 5Gでもテザリングはできるので、電話として使わないとしても高機能なRakuten Hand 5Gを選択したくなる気持ちもあります。
と、結論から言うと最終的に僕はRakuten Hand 5Gを購入しました。
が、そう決めるまでの一部始終と、さらに実際に使ってみてどうだったのか、聞いてください。
WiMAXは最悪!モバイルWi-Fiルーターとして評判のRakuten最強プランに乗り換える
実は楽天モバイルは、以前に月額0円で維持できた頃にデータ通信用として契約していたことがあります。
ただ最低でも月額1000円かかるようになってしまったので解約してしまいました。
そもそも外出先ではモバイルWi-FiルーターのスタンダードとなっているWiMAXを使っていたので、楽天モバイルは出番がほとんど無かったんですよね。
しかし先日、出先の車の中でオンライン会議をしていたところ、WiMAXが突然重くなりました。
プランはもちろん無制限なので、一日中オンライン会議した結果、ペナルティ的な通信制限がかけられたようです。
電波の繋がりにくいWiMAXをわざわざ契約してるのは大容量通信してもそういう制限がかかりにくいからです。
こんな仕打ちを受けるならもうWiMAXを契約している意味はありません(怒
メインスマホで使ってるドコモを無制限プランにするっていう手もあったのですが、それをやると万が一ペナルティ的な通信制限をかけられた時に本格的にメインスマホが使えなくなるので、それは避けたいと考えました。
ドコモやauなど、多分全てのキャリアでそうだろうと思いますが、無制限プランを名乗っていても、実際はペナルティ的な制限を普通にかけてきますからね。
無制限プランは無制限ではないって話↓
なので、メイン回線を使ってのテザリングは、いざという時の最終手段として残しておきたいのです。
そんなわけで、WiMAXを解約しました。
余談ですが、勝手に値上げされていたり、解約に高額な違約金を取られたりとWiMAXの解約時には酷くイライラさせられました。
で、そんなWiMAXの代替として、真っ先に候補に上がったのが楽天モバイルです。
ちなみにモバイルWi-Fiルーターとしては、現在でもWiMAXが人気のようなので、一応最新のWiMAX人気プランを確認してみました。
が、今だに2年経って忘れた頃に勝手に値上がりしていく詐欺のようなプランばかりだったので、すぐに候補から外しました。
逆にWiMAXよりも楽天モバイルを選ぶ理由はいくつもあります。
まず電波です。WiMAXは少し地方に行くと電波が入りません。
au回線を使うプラスエリアモードに切り替えれば地方でも使えますが、このプラスエリアモードの利用は無制限ではありません。
対して楽天モバイルは、楽天社長三木谷さんの捨て身の戦略により、楽天回線の入らない場所でもau回線が使い放題になってます。
加えて、楽天モバイルはZERO宣言という熱い宣言をしており、通話料だけでなく様々な手数料が無料です。
WiMAXが2年に1回1ヶ月間だけという幻の花の開花期間みたいな契約解除期間を設けているのに対して、楽天モバイルでは契約解除料がいつでも無料です。
それでいて維持費は、使わなければ1000円程度。
使いまくっても3000円程度と、これも解約し忘れると値上がりしていくWiMAXと比べて信じられないほど良心的な価格設定です。
もちろん、混雑時間帯や人混みではネットが重くなるという噂とか、捨て身の赤字経営なのでいずれ値上げされるのでは?なんて話もあるのは知っていますが、とはいえ現時点では楽天モバイルの最強プランは本当に最強だろうと感じた次第です。(なお、この第一印象は数週間使った現在でも裏切られていません)
そんなわけで、楽天モバイルに乗り換えることで決定しました。
お待たせしました、次からが本題になります。
最強プランはスマホもルーターも1円、どっち買う?5G対応、Wi-Fi規格(2.4GHz/5GHz)は?
楽天モバイルを使っていると、本当に楽天モバイルはなりふり構わず利用者増やそうとしてるのが分かります。
本業の楽天市場(ショッピングサイト)の儲けを使い切ってもいいから捨て身で利用者増やそうとしています。
最強プランになって、楽天回線だけでなくauのパートナー回線も使い放題となったことは話題になってましたが、それだけでなく他キャリアなら別料金を取られるような項目もことごとく0円を謳っています。
地味に通話も0円ですからね。
ドコモなら通話無料は月額1500円のオプションです。
(今回はデータ通信目的なので通話はしませんけど)
そして、極め付けは端末1円なわけです。
契約解除料がいつでも無料で1円ですからね。
もう1円であげちゃってるみたいなもんです。
繰り返しますが、こんなことができるのは契約者数増加のためなら手段を選ばない楽天モバイルだからです。
そしてこれは消費者からしたら、ただラッキーな話ですね。
さて、そんな1円端末ですが、選べるモデルは下記の2種類です。
Rakuten Hand 5G
本体単体価格 19,001円(税込)
- 手にしたくなるスリムな5Gスマホ
- 6,400万画素の高品質なカメラ
- コンパクトでも安心のバッテリーもち
Rakuten WiFi Pocket 2C
本体単体価格 7,980円(税込)
- QRコードでスマートフォンと簡単接続
- 16台まで同時接続可能
- スタイリッシュで携帯しやすいデザイン
- 契約事務手数料/契約解除料0
Rakuten Hand 5Gはスマホで、Rakuten WiFi Pocket 2CはモバイルWi-Fiルーターです。
僕はデータ通信が目的なので、なにも考えなければモバイルWi-FiルーターのRakuten WiFi Pocket 2Cを選択しそうになります。
しかし、スマホのRakuten Hand 5Gでもテザリングはできるんですよね。
普段はテザリング専用機でも、いざとなったらスマホとして使えるわけで、これにはメリットがあります。
- いざとなれば通話できる
- いざとなればカメラになる
- いざとなればアプリ使える
対して、Rakuten WiFi Pocket 2CはモバイルWi-Fiルーター専用機です。
PCやスマホをインターネットに繋ぐことだけが、彼の役割になります。
そうなると、データ通信をする上ではRakuten Hand 5Gでテザリングするよりも、Rakuten WiFi Pocket 2Cで接続した方が優れていてほしくなります。
では、改めてRakuten WiFi Pocket 2Cの紹介文を確認してみましょう。
- QRコードでスマートフォンと簡単接続
- 16台まで同時接続可能
- スタイリッシュで携帯しやすいデザイン
- 契約事務手数料/契約解除料0
うーん、これは微妙ですね。
正直、Rakuten Hand 5Gと比較して、こちらを選ぶ理由になりそうな項目はありません。
QRコードでスマートフォンと簡単接続
スマホでのテザリング方法も別に難しくはありません。
16台まで同時接続可能
Rakuten Hand 5Gも10台同時にテザリング可能です。
自宅のルーターならともかく、外出先で10台以上の機器を接続することはないでしょう。
スタイリッシュで携帯しやすいデザイン
残念ですけど、スマホであるRakuten Hand 5Gに対して、スタイリッシュさや携帯しやすさで比較するのは分が悪いです。
契約事務手数料/契約解除料0
楽天モバイルは全部そうですよね。
これはWiMAXなどの他社Wi-Fiルーターと比較してのメリットなのかもしれません。
つまり、紹介に書かれている内容だけをみると、1円端末から選ぶのはスマホ(Rakuten Hand 5G)一択です。
しかし、忘れてはいけません。
Wi-Fiルーターを選ぶなら、一点必ず確認しないといけない項目があります。
対応しているWi-Fi規格です。
Wi-Fi規格には、大きく2種類の規格があります。
5GHz帯と2.4GHz帯です。
一般的に5GHz帯の方が高速で、他の電波干渉などをうけにくいです。
なので、速度を求めるなら5GHz帯に対応したWi-Fiルーターを選択するべきです。
で、調べましたが、Rakuten Hand 5GのWi-Fiテザリングは5GHz帯に対応していません。
つまり、Rakuten WiFi Pocket 2Cが5GHz帯に対応しているならば、そちらを選択する決定的な理由になります。
Rakuten WiFi Pocket 2Cの「よくある質問」を確認してみましょう。
対応しているWi-Fi(無線LAN)規格を教えてください
→IEEE802.11(b/g/n) となります。
※本製品は2.4GHzのみに対応しています。
ダメでした。
Rakuten WiFi Pocket 2Cも5GHz帯には非対応です。
これでは何も良いところがありません。
それどころか「よくある質問」を見ていたら、Rakuten WiFi Pocket 2Cが致命的に劣っている点を見つけてしまいました。
これです。
Rakuten WiFi Pocket 2Cは5Gに対応してますか
→非対応です。4Gのみ対応しています。
5Gに対応してない…。
この5G(ファイブジー)というのは、先ほどの5GHz帯の話ではありません。
Wi-Fi規格(2.4GHz/5GHz)は、ルーターからネットに繋ぎたい端末(PCやスマホなど)間の通信規格ですが、この5Gはルーターからインターネットへの通信規格になります。
現在主流の4Gよりも、5Gは遥かに高速で快適です。
楽天はこの5G通信も0円で提供することを謳っています。
しかし、Rakuten WiFi Pocket 2Cが5G通信を行うことができないとなると、この5G通信0円を活かすことはできません。
対してRakuten Hand 5Gは、その名の通り5Gに対応しています。
つまり、Rakuten WiFi Pocket 2Cではなく、Rakuten Hand 5Gでテザリングしたほうが快適にインターネットができるということになります。
結論、Rakuten Hand 5Gを選択するのが正解となります。
では、最後に実際に購入して、使ってみた結果を聞いてください。
本当に1円で買える?テザリングの速度は遅い?検証してみた結果…。
そんなわけで、楽天モバイルに契約していきます。
僕は新規ではなく、過去に楽天モバイルに契約したことがありますが、本当に1円で端末が買えるのでしょうか?
まず、端末を選択します。
カラーは3種類、ストレージは128GBしか選択肢がありません。(最近のハイエンドスマホだと、ストレージは最大1TB(1000GB)程度の選択肢があります)
ストレージ128GBは、メインスマホにするには少し心許ない容量ですが、テザリング専用機としてはなんの問題もないでしょう。
と、ここで購入を進める上で、いくつか気をつけないといけないポイントがあります。
それはオプションの解除です。
実はいくつかのオプションが初めから選択されている状態になっており、何も考えずに進めると追加で月額料金が発生するのです。
たとえば、月額715円かかるスマホ交換保証プラスもそのひとつです。
もちろん高価なスマホを購入するときは、かならずこういった保証はつけるべきです。
僕もメインで使っているiPhoneには、月額1000円以上のキャリア保証をつけています。
しかし、今回の端末は1円です。
1円で購入した端末の保証に、毎月715円はどう考えても計算が合わないです。
万が一に壊してしまったとしても、Rakuten Hand 5Gは転売屋のお陰でヤフオクやメルカリで5000円もあれば新品が買えますからね。
なので、スマホ交換保証プラスは申し込んではいけません。
ちなみに選択を解除しようとすると、
3人に1人がスマホの故障経験あり!
と、引き留めてきます。
そんなに壊れやすい商品を売っとるんか?とつっこみたくもなりますが、無視して選択を解除しましょう。
ここでも、しれっと「選択済みのままにする」がメインカラーになっており、2回操作しないと選択が解除でないことにもご注意ください。
さらに端末を選び終わると、「この内容で申し込む」がメインカラーで添えられていて、うっかり押してしまいそうになりますが、これも要注意です。
端末購入だけでは1円にはなりません。
このまま「この内容で申し込む」と、端末代金として19001円を取られます。
必ず「続けてプランを選択へ進む」を選びましょう。
ただ、プランといっても1種類なんですよね。
Rakuten最強プラン
の一択だけです。
しかし、ここでもご注意ください。
15分通話かけ放題が、初めから選択されています。
なお、僕のようにデータ通信用として購入する場合はもちろんですが、電話として利用する場合でもこのオプションは不要です。
楽天モバイルは、Rakuten Linkというアプリが初めからインストールされており、これを利用すれば国内通話はかけ放題となります。
Rakuten Link利用で国内通話かけ放題!
アプリを利用してはいますが、LINEみたいなアプリ間の通話ではありません。
家の固定電話やドコモなど他キャリア携帯にも普通に電話することもできます。
相手には自身の携帯番号が通知されるので、普通に電話するのと使用感は変わりません。
というか、そもそも楽天モバイルは、このRakuten Linkの利用による国内通話無料をデカデカと謳っているわけで、どういう気持ちでこの1100円のオプションを初めから選択状態してるのか問い詰めたくなります。
そんな風に各所に罠が張り巡らされていますので、必ず最後には月額料金が1080円であることと、一括価格が1円であることをご確認のうえで進んでください。
合計が上記のようになっていたら、申し込みを完了しましょう。
楽天モバイルは手続きもヤバいほど簡単で、2日後には自宅にスマホが本当に届きました。
早すぎます。
そしてこちらが噂のRakuten Hand 5Gです。
まぁ普段iPhoneとかを使ってると、細かい点で見劣りはしますし、楽天関連のサービスやアプリってこんなにあるのか…って驚くほどアプリが初めからインストールされちゃってはいますが…。
それでも1円なら確実に買いですね。
iPhoneは20万円しますからね。
価格差20万倍ってドラゴンボール並のインフレ具合ですよ。
楽天モバイルの捨て身の戦略、これで上手くいってしまったら独占禁止法とかに抵触しないか心配になるレベルです。
さて、端末は良いとして回線はいかがでしょう。
特に僕はデータ通信用として購入しました。
通信速度が出ないとオンライン会議がスムーズに行えず、仕事に差し支える可能性があります。
楽天は混雑しているところが苦手という話を聞くので、あえて休日の混雑したショッピングモールで試してみることにしました。
メインスマホのiPhoneから、Rakuten Hand 5Gのデザリング経由で回線速度を測ってみます。
15Mbps…。
なるほど、オンライン会議とかをするにはギリギリのライン、ちょっと心許ないですね。
では同じ時間、同じ場所でドコモ回線の速度を計測してみましょう。
わぁドコモが10倍以上早い!
4Gでも下り190Mbps、さすが天下のドコモさんですわ。
もちろん楽天モバイルはテザリングしてる分だけオーバーヘッドがあるにしても、この差は回線レベルで差があると言わざるを得ません。
ここだけでなく、東京はもちろん地方の市街から山の中まで様々な場所で計測しましたが、最低で8Mbps、最大だと50Mbpsくらい、平均的には15Mbpsくらいの体感です。
いずれも楽天回線なのかauのパートナー回線なのか分かりませんが、たしかに人が多いところだと速度が落ちる傾向があるような気がします。
また、これも体感ですが、5G回線にはほとんど繋がらず、繋がってもテザリングしはじめると4Gになるという現象を何度か体験しました。
楽天のサイトによると首都圏はウィルスが蔓延してるかのように5Gエリアがあるようにみえますが、実際はなかなか5Gを拾わないことにも注意が必要です。
さて、グダグダ言ってましたが、
それでも結論的にはアリです。
(いまのところ
楽天モバイルのテザリングで1日10GBくらいオンライン会議しましたが、特に制限をかけられることもなく無事仕事してくれました。
テザリングが突然切られるという声も聞きましたが、僕のRakuten Hand 5Gでは今のところ発生していません。
たしかに人数の多い会議だとややキツい印象はあり、たとえば参加者の映像が一部表示されないということもありましたが、これは最近のオンライン会議のシステムが上手くできており帯域が足りない場合は音声通話を優先してくれるため、仕事上の支障はほとんどありませんでした。
WiMAXが平均的に50Mbpsでてたので、それと比較するとやはり回線の細さは気になりますが、WiMAXの場合はそもそもちゃんと電波あるかの不安があったり、地方に行ったらもうほとんど無理という状況があるので、やはり楽天モバイルの人口カバー率99%は大分魅力的です。
本当はドコモやauの無制限プランが本当に無制限だったら良いのですけどねぇ。
いつペナルティ的な制限かかるかビクビクしながら、オンライン会議するのは嫌ですからね。
無制限プランは無制限ではないって話↓
以上となります。
また気がついたことあれば追記します。